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1254 story

とうとう始まったアフガン空爆 327

ストーリー by wakatono
どこまで続く恨みの輪 部門より

ちょうど今さきほど IRC やニュースで報じられ始めたが、とうとうアフガニスタンの首都カブールおよびカンダハールに対して米英による空爆が開始された。報復という体裁を取っているとはいえ、CNN曰く、WAR と証している。まさに戦争であろう。 日本では、Asahi.com毎日新聞でも報じられ始めている。ブッシュ米大統領の声明はすでに出ており、今まさにブレア英首相からの声明が出ている最中である。

日本でも首相官邸に閣僚が集まり、首相自らの声明が今出ている最中だ。前回のテロ発生時に比べると、対応は大幅に改善されたといえよう。

追加情報 (04:11 JST, by O): 小泉首相も攻撃を支持する声明を自分で読み上げた。(NHK, 共同通信)。一方、タリバンは攻撃をテロとして非難し、「最後の血の一滴まで戦う」と声明を出し、たった今BBCが放映した事前に準備されていたっぽい反応声明でビン・ラディンは「米国人は安心して眠れなくなった」とさらなるテロを示唆している。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • アフガニスタンのケシ畑にナパーム弾落としてもらえたら嬉しい。南米、『黄金の三角地帯』と並んで、一大麻薬生産地だし、テロ組織の主要な資金収入源だったりするので
  • by visha (779) on 2001年10月08日 9時51分 (#27444) 日記
    アメリカがそういう世界のガン退治に乗り出す

    そういう、がどういうことを指しているのかよくわからんのですが、「自らの版図(領土のそれ、というよりは価値観や文化のそれですが)」を当然のように無限に広げていこうとするアメリカの方がよほどガン細胞的な挙動なんじゃないですかね? アフガンの国民が縛られてることにアメリカが口を出す筋はないし、今回そんなことを持ち出しても、後づけでしかない。アメリカが世界の警察であるなら、例えばソマリアから途中で手を引いたのは何でだ? しょせんは自国の利益でしか動いてない国が、自らを世界の警察や正義の象徴を標傍する無邪気さと、無批判にそれに追従する脳天気さが恐しいですな。

    だから、いっそ「報復」と明言し続けてくれた方がよほど理解できます。いらぬ正義づらするくらいなら、ね。

  • 戦争反対 (スコア:3, 興味深い)

    by ejusun (3366) on 2001年10月08日 12時04分 (#27462) ホームページ
    「危機感を感じられない」、「平和慣れした日本人」って、非常に良い事ではないですか?
    「戦争を知らない」って、良い事でしょ?
    それだけ長い間、平和だったのだから。

    世界中の全ての人は、戦争を経験してる必要があるの?

    私は戦争を肯定した小泉首相を支持しません。
    即刻、辞職して欲しい。
    独裁者は必要無いです。

    日本は、いかなる戦争も否定するべきじゃないの?
  • by tickets (5221) on 2001年10月08日 12時57分 (#27473)
    ここに1998年のル・モンド紙の記事翻訳があります。
    ソ連のアフガニスタン侵攻への対抗策として米国がパキスタン経由でタリバーンを支援していたこと、その後イスラム主義の台頭を警戒して反タリバーンへと推移した経緯など、米国のご都合主義がフランスの視点から語られていて下手な政治冒険小説より面白いですよ。

    米国の敵の表現は「悪の帝国」ソ連であり、「悪魔のテロリスト」タリバーン・・・語彙が不足しているようですね。
  • by atmark (3747) on 2001年10月08日 15時29分 (#27509)
    Asahi.comの記事
     カタールのハマド首長は7日までに、「アラブ世界のCNN」といわれ、同国に本拠のある衛星テレビ局アルジャジーラに影響力を行使するよう、このほど訪米した際の会談でパウエル米国務長官から依頼されたことを明らかにした。
    と出ていますが、アメリカは国内でも平気でメディアに圧力を掛けているんでしょうね。現に「遠くからミサイルを発射したアメリカ軍は意気地なし」とテレビで発言したコメディアンにホワイトハウスのスポークスマンが苦言を呈していますし。
  • by awajiya (2498) on 2001年10月08日 17時43分 (#27558) ホームページ
    このセンソって....
    • ダム端末を沢山ぶら下げた汎用機=U.S.A.

    • ----VS----
    • フラットなネットワーク構成で分散処理するWS群=国際テロ組織
    の戦いのような気がするなり.

    汎用機的発想だと,ホスト=B・L氏をクラックしちゃえば勝ちだと
    思いたいけど,実はB・L氏は多数走っているサーバデーモンのひとつに過ぎず,
    たまたまトラフィックが多いから目立っているだけならんか.

    してまた,B・L氏なるデーモンを停止させるために,プロバイダ=アフガン
    のサーバをクラックしようと試みるは,他の多くのアフガンユーザや,
    グループが迷惑するだけの結果とならん.
    ネットワーク全体には殆どダメージなからんことも,あえて言うべからず.

    猥褻画像を取り締まるために,プロバイダに踏み込み,
    サーバを押収して得々たる愚かなる官憲と同様の愚行なりしか.
  • by yuh (1214) on 2001年10月08日 5時05分 (#27409) 日記
    >それにしてもタリバン大使の声明は笑える。自分たちがやると聖戦で、やられるとテロか?

    それに関しては、こんな話も・・・
  • by Anonymous Coward on 2001年10月08日 6時19分 (#27417)

    最後の血の一滴まで献血してしたほうが世のためになると思うが。

  • 例の[最後の血の一滴まで]声明、あれは空爆前に撮られたものだそうです。
    よく考えたら空爆後、昼はまだ来ていない。

    さて、報復テロに警戒するのもそうだけど、タリバーンの名を騙った便乗テロにも、警戒せねばなるまい。
    やりそうな所、ぽんと名前が挙がるよね。
  • 結局真犯人って誰かわからんうちに、米国側もとうとう我慢し切れずつついてみるハメに(50発ほど)。

    で、もしそいつ(ビンラディン)がヌレギヌを着せられていただけだったらどうするんだろうね。べつに俺はビンラディンがマトモな奴にはみえないけど、ホントにこいつはWTCにぶつけるように指示したのだろうかという疑問が残る。もしかしたら、そいつ以外の連中が煽り合ってやってしまった、ってのも考えられるかも知れないのに。

    結局、米国にとって都合が悪いヤツラをみせしめのためにやってるんじゃないのかとさえ思ってしまうわけだ。やりかたも原始的だけど。

  • by amaterasu (4340) on 2001年10月08日 9時05分 (#27435)
    1814年に、イギリスとの戦争でホワイトハウスを焼かれてるし、「建国以来初めて本土を攻撃」されたわけじゃありません。

    #メキシコのポンチョ・ビラが国境を越えてどっかの村を襲撃したことも

    それにしても、
    カーター →イラン
    レーガン →グレナダ
    ブッシュ →パナマ・イラク
    クリントン →ソマリア・コソボ
    ブッシュ →アフガニスタン

    親子二代どころか、みんなどっか攻撃してるんだな。報復恐いからさっさと終らせて欲しい。

  • by visha (779) on 2001年10月08日 9時56分 (#27446) 日記
    自国でテロの被害を受けた米国民に 比較して極少数派と言えるのではないでしょうか。

    さぁ、それはどうでしょうね。米兵に戦死者が出始めてからの世論を見てみないと何とも言えないですね。ベトナム戦争だって、戦死者が増えるに従ってアメリカの世論は大きく変わったからね。戦闘や戦争をバーチャルに捉えてる度合は、もちろん日本よりは低いとしても、50歩100歩なんじゃないかという気がする。戦死者がある程度出てからも、世論が戦争続行で動かないようなら本物でしょうが。

  • by Anonymous Coward on 2001年10月08日 10時01分 (#27447)

    こんなときにこういうことは言うもんじゃない、というお叱りの言葉を覚悟で言うけど、テロでも戦争でも結局は同じものだ、という観点に立ったとき、アメリカという国は「力任せ」の実に「投資効率の低い」戦争をしているような気がしますね。最低の投資で最大の効果を上げる、ということについては、とても敏感な国民だと思うんだけど。WTC狙った人たちのほうが、はるかに効率の良い「投資」をしている。この時点でアメリカはすでにこの戦争で負けてますね。

    壮大で悲惨な「人類自身のリストラクチャリング」における最初の段階である「戦争」が、世界の経済を再生に導いた、というのは、すでに50年前の破壊を最後として「ありえない経済モデル」になってしまったし、今回破壊の対象となる国の貧しさを見れば、さらに投資の効率は劇的に低く見積もる必要がありますね。

    簡単に言えば、今回の戦争は「経済」の面から見ても、世界経済を疲弊させて資本主義の死期を早めるだけ。アメリカという国全体で見ても、世界経済全体で見ても、ちっとも賢明ではない。

    しかし、このポスト資本主義が見えない時期に資本主義が崩壊してしまえば、その後はさらなる混沌が来るだけですね。

    日本も、国としてはそろそろ膨大な外国に対する債権を回収に走り回る必要をひしひしと感じるね。もっとも、日本の経済界でそれがこの時期にどれほど大切か、ということをわかっているヒトはいないんだろうが。

  • by G7 (3009) on 2001年10月08日 12時56分 (#27472)
    >戦闘や戦争をバーチャルに捉えてる

    ああ。そうか。
    それで米とかは、「自国の戦死者がゼロの戦争」をめざし、
    実際既に成功例すら挙げているわけですね(笑)
    最後まで国民にリアルな感覚を持たせないために。

    あ。冗談のつもりで思いついたのに、
    よく考えてみたら冗談にもなんにもなってないですね。
    以前、NHK「世紀を超えて」の戦争の回でもネタになっていた話題だし。

    ミンシュシュギでは人は思考の自由を保証されています。
    となると次に(国とかが)やることは、その自由であるはずの思考を
    いかに誘導し都合よい方向に曲げるか?に心血を注ぐことです。
    くわばわくわばら…
  • Re:戦争反対 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by keita (844) on 2001年10月08日 13時46分 (#27484) 日記
    そりゃ平和が一番なんですが、平和を維持するコストは
    非常に高いものだと思います。
    よく言われることですが日本人は平和が水や空気のように
    タダだと思っていることに問題があるのでは。

    それでも結構な数の人がNGOで海外に出てるわけだから
    エラいと思うし、今後益々重要。
    反対するだけじゃなくって国際知識を持って
    なにが問題でなにを出来るのかを考えないと。

    正直なところ戦争は戦争大好きっこの米国にまかせて
    日本は国家復旧支援と平和維持のエキスパートに徹して欲しい。
  • > 皇居にB757で突っ込まれても
    天皇制はいらないと思うので、特別の感慨はないですね。

    > 自分の親兄弟が殺されても
    ありとあらゆる戦争のプロパガンダで使われている言葉ですね。
    世界的、あるいは歴史的な大局で議論すべき問題を個々人の問題にスリ変える論法でしかないでしょ。
    今更ですが「祖国敗北主義」という思想もある事を想起すべきでしょう。
  • 「米国も痛い目にあって当然」と思うのは一部の過激派だけじゃないです。
    パレスチナ問題に絡んだアラブ系・イスラム系の民情もそうですし、反グローバルという事ならヨーロッパでも(マクドをぶっ壊したフランスのおっちゃんとか)、アジアでも中国とか韓国の反米感情は根深いし、日本でも左右それぞれに「反米」の人は少なくないでしょう。
    あれだけ色々な意味で目だつ国なのだから、その大局に嫌う人が存在するのは当然な筈なのですが、アメリカは「自分が嫌われる」という事が理解できないみたいですね。ある意味それが国際情勢で一番の問題なのかも。
  • >ケシ畑に落とそうにも、今はほとんどないらしい。
    >タリバンはケシ栽培をなくしてるんですよ。

    確かにタリバーンはケシ栽培を禁止する布告を出していますが、実際には依然として大量のケシ畑が存在しているのも確かです。
    『黄金の三日月地帯』といわれるイラン、アフガニスタン、パキスタンの各地域は、国境警備の不備や伝統的な腐敗、複雑な民族構成から中央政府の統制が行き届かず、布告が実行されない例が極めて多いです。

    また、三国政府自身や地方に分立する軍閥も資金源としてケシ栽培に自ら乗り出しているというのも有名な話です。そうでもなければ、大した産業もないあの地域で軍閥やゲリラ組織が乱立するはずがありません。
  • Re:戦争反対 (スコア:2, 興味深い)

    by tectec (4991) on 2001年10月08日 15時37分 (#27512) 日記

    平和を望むのは当然の感情だけど、すべての戦争を否定し世界の平和を望むというのは夢物語すぎやしないかな。

    アーティストや宗教者、教育者の立場にある人、それに子供達がそれを口するのはよいことだけど、世界平和と日本の安全を同列には語れないでしょう。

    まず我々が住んでいるこの国の安全を確保し、次に現代社会の中心であるマーケットを守るための行動を起こす。その結果、報復なり戦争なりが起こるのは、残念ながら許容すべき出来事なんだと思う。

    ejusun氏がそうだとは言わない(この場では判断つかないもん)けど、"戦争反対"と声を上げたところで思考停止してしまっている人が僕の周りには多い気がする。

  • つーかむしろその陵辱だらけの情けない国にとっとと 引導渡してやる、って実に人道的に誇れる良い事

    ジェノサイドってのはえてしてこういう理屈で行なわれるんだよね。ナチスがそうだったようにさ。

    そんなアメリカの援助も出来ない日本は恥ずかしいよ

    アメリカに引導を渡してもらいなされ。

    # ちなみに俺は自分の払った税金がこういうしょーもないことに使われるのがすげいやだが。

  • Re:戦争反対 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by pirozeau (3321) on 2001年10月08日 16時59分 (#27538)
    >なるほど、情報操作されまくりの多数決で殺人が正義となるわけですか。

    それが戦争ってもんだよね。
  • by argon (3541) on 2001年10月08日 17時31分 (#27547) 日記
    日本潜伏説もあるみたい。

  • by visha (779) on 2001年10月08日 17時51分 (#27560) 日記
    あなたがある国の統治者として、その国のビルに テロリストが飛行機で突っ込んできて、罪のない人が 6000人死んだとしたら、一体どういう政策をとるんですか?

    たぶん、アメリカとほぼ同じ政策を取りますよ。当然じゃん。もっとも、個人的な好みで「正義」をここまで全面に押し出す戦略は取らないかもしれませんね。アメリカの政策が間違ってるなんて一言も言ってないので、この見解はごく自然だと思いますが。もっとも、だからと言って、日本がそれに追従することは「間違ってる」と明確に思いますね。利用されるだけで、何の利益にもつながらないもの。当然、

    # ちなみに俺は自分の払った税金がこういうしょーもないことに使われるのがすげいやだが

    というのは、日本国民(納税者)としての意見です。利として返ってこない可能性が高いことに反対するのは当然だと思いますけどね。

    ちなみに、アメリカの存在なしには、戦後の日本はこれほ どまでに豊かにはならなかったと思います。ちなみに、アメリカの存在なしには、戦後の日本はこれほどまでに豊かにはならなかったと思います。

    わたしもそう思います。ただ、そろそろアメリカにべったりしていても旨味が少なくなってきたから、もう少しクレバーな政策を取るべきと思います。目指すべきものの話なんで、「そんなことできる能力が日本政府にあるのか」ってことはとりあえず度外視(笑)。もちろん、アメリカも引き続き「利用する」べきだと思いますよ。

  • 宣戦布告はあったの?
  • by visha (779) on 2001年10月08日 19時41分 (#27593) 日記
    なるほど、「無限の正義」とは言わないまでも「半々の正義」くらいはアメリカもに認めるのは、やぶさかではないと。仮に、これは認めるとします。

    「誰にとっての正義か」を明確にしなきゃ。ある人にとっての正義が、他の人にとっても同じだとは限りませんぜ。仮に「アメリカ(国民)にとっての正義」なんてものが存在するとして、それが「アフガニスタン(国民)にとっての正義」と同じものだとはとうてい思えません。

    正義なんて、しょせん相対的なものでしかない。その前提がないから「正義の戦争」なんて痒いこと言い出すんじゃないのかなぁ。

    # ちうか、「正義」って「自らの利」に貼りつけてるスローガンにすぎないと思うんですけど。

  • by char (1245) on 2001年10月08日 19時56分 (#27597) ホームページ 日記
    皇居にB757で突っ込まれても、あるいは自分の親兄弟が殺されても、否定できるならね。

    そこで、憎しみの感情が生まれるのは当然のことだ。
    だが、その感情のまま報復するのではなく、ぐっとこらえるのがオトナの対応ではないだろうか。
    --
    char *A;
    モータースポーツ部 [slashdot.jp]
  •  アメリカの方が格段に上でしょう。

     アメリカがなぜここまで執拗に戦争をやりたがるかのひとつの要素は、「純粋に儲かる」からです。かの湾岸戦争のときは、西側諸国に半ば無理矢理に「支持表明」をさせ、協賛金を拠出させましたよね? 日本は100億ドル程度をポンと渡しました。

     同盟国から600億ドル程度の「ご祝儀」が集まったわけですが、実際にアメリカが湾岸戦争で要した費用は100億ドル弱だったと言います。

     実に500億ドルもの純資金がアメリカ「政府」に流入したことになります。この頃は日本のバブルもはじけ、アメリカ国債購入という形での資金流入の停滞が懸念されていて、この戦争は、「赤字財政の中の経済成長謳歌」というアメリカのわがままを支えたと言われます。

     とにもかくにも、アメリカにとって、同盟諸国の同意を取りつけた後の戦争は大儲けできるチャンスなのです。戦争をしない理由がありません。メディアを使ってアメリカの「偉大さ」、「自由と正義」などをビジュアルを伴ってアピールできるわけです(笑)。某大統領も内心願ったり叶ったりなのではないでしょうか。父親も父親なら、子も子でしょう。覇権主義強化のチャンス!

     ....損をするのは、血税を支払っている同盟諸国の国民と、生活さえできれば文句ないのにと思ってるアフガン国民です。

     まぁ、日本の長所は、「文化や思想より、生きることこそ尊い」という民族的思想が脈々と流れており、とりあえずその時代の強者と仲良くやって生き延びているわけですし、私はそんな「いいとこどり」をモットーにする日本が好きですから、それはそれでいいのです。

     バブル経済の裏で続いていた、日本国富のアメリカへの流出は、生きるための代償だと思えば、安いものでしょう。この不景気も、マクロスケールで見て、日本国民が生き延びるためのものだと考えると、さもありなん、と感じることができます。
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  • 今日の戦争の総経費と国民ひとり当たりの費用を公表するサイトがありませんかね。
    正義と生活のコストバランスを考えてもらうと少しは熱が冷めるのではないかと期待します。
    日本が、テロ対策を支持するが単なる金銭の支出は行わないと宣言したら、アメリカはどうするでしょうね。
  • by optimized (4229) on 2001年10月08日 21時07分 (#27618)
     信用はしないことでしょう。

     それでも、このままだとどうせ餓死するなら、例え毒だったとしても腹を満たして死のう....

     アフガン、イラク、北朝鮮の一般市民は、そのような窮地に追いつめられていると思います。日本の小市民である私にしてあげられることがないというのは、悲しくもどかしい限りです。

     組織と個人、どこまで行っても平行線で、相容れないものですね。
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  • by optimized (4229) on 2001年10月08日 21時10分 (#27619)
    >># ちなみに俺は自分の払った税金がこういうしょーも >>ないことに使われるのがすげいやだが >というのは、日本国民(納税者)としての意見です。 >利として返ってこない可能性が高いことに反対する >のは当然だと思いますけどね。  ....だから、ここで富をアメリカに無条件で捧げるのが、日本の利なんだってば。
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  • by visha (779) on 2001年10月08日 21時31分 (#27624) 日記
    ....だから、ここで富をアメリカに無条件で捧げるのが、日本の利なんだってば。

    そうは思えない。理由は以下の通り。

    • アメリカは日本の援助をして「日本に借りができた」とは絶対に思わない。バイアメリカンとして当然のことをしたと思うだけ。
    • これをもってアメリカが日本を対等のパートナーとして認めることはまずないだろう。自らの版図を支える礎のひとつ程度にしか思わないだろう。
    • 日本に対するアメリカの軍事的要求はますます大きくなるだろう。そして、それにともなう経済的負担もますます大きくなるだろう。
    • 日本が石油の多くを依存しているアラブ諸国の日本への感情は大きく変化するだろう。その結果日本はエネルギーの供給源のかなりの部分を維持するコストが大幅に増大するだろう。

    少なくとも、日本が自分の番犬としてアメリカを飼っておくコストとしては、今回の援助や支援はコストがかかりすぎってこと。そもそも、有事の際、アメリカがどこまで番犬の用を果たしてくれるか、甚だ心もとないんですよ。ということは、あまり期待せず、コストをできるだけかけないで、切れない程度に関係を保ちつつ、アメリカ圏以外(イスラム圏しかり、中国なんかもそうだよね)とも関係を強化する方がよほど理にかなってるし、利にもつながる、と思うわけ。

    もっとも、現状の政府を構成する人材がそこまでの能力を有するかどうかはこれまた心もとないので、この意見を「ファンタジーに過ぎない」と言われれば返す言葉もないけどね。アメリカとの関係強化が単純に日本の利につながる時代はかなり前に終わってると思うよ。

  • by argon (3541) on 2001年10月08日 21時49分 (#27633) 日記
    学説でも国際政治的な定義でもかまいませんが、戦争とテロと武力制裁はどうちがうのですか?
    平和って何?というのは先にあったので、違う問いかけをしてみます。
  • アメリカの「正義」の方に一分の理があるのは、自由・民主主義の立場から説明できます。

    これはつまり、「自由・民主主義」には絶対的価値があるという前提ですか?

    近代国家の立場から許容できる制度ではない。

    これも、「近代国家」にそうでない国家に優る絶対的な価値がある前提のように読み取れます。

    「自由・民主主義」「近代国家」はいずれもわたしにとってはそれなりに価値がある事柄ですが(後者はかなり怪しい)、だからと言って他人にとっても同様であるとは考えられません。ですから、

    アフガン国民にとって、ある程度の「正義」が認められると思います。

    と言い切れてしまう根拠が知りたいですね。

    タリバンの支配下ではアフガンの国民はコマンドーとして育てられるだけですが、せめて他国におけるように穏健なイスラム教徒として生きた方が幸せなんじゃないかなぁ。

    よしんば100歩譲ってそうだったとしても、その判断をし、その実現に必要な行動をするのはアフガニスタン国民(住民)であってアメリカ政府じゃありませんし、われわれでもありません。この戦争の正義を語る根拠にはなり得ないと思いますけど。

    # 素直に「アメリカの国益のための戦争」でいいじゃん。

  • ラディンの謎 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by 2k (4210) on 2001年10月08日 22時20分 (#27645) ホームページ 日記
    そして地球上に残された不適合者達を始末したB.Lデーモンの子供[レプリカ]達は彼等の言葉で1番目,2番目,3番目,,,6番目の星、を意味する
    惑星イェクタ、ドータ、セハータ、カハハータ、パンジータ、シェシータへ向かって...

    #ゼビ語なんてもう覚えてないのでわざわざペルシャ語調べてみました(^^:
  • そういや、私がテキサス在住の時、彼が州知事だった
    んですが、州法が改定されてハンドガンの携帯が許可
    されたことがありました。

    で、解禁されたその日に、交通渋滞にて怒ったおやじが、
    ハンドガンをぶっ放し、人を殺したっうニュースを通勤
    途上のFMニュースで聞いた記憶があります。
    #うーん、テキサスらしいのかな。

    #よ、武器関係企業の味方、ブッシュ親子。

    因みに、会社の出入り口には、「ハンドガンの
    持ち込みを禁止する」旨の張り紙が出てました。
    --
    ---moto
  • by optimized (4229) on 2001年10月09日 0時52分 (#27691)
    >日本の経済界でそれがこの時期にどれほど大切か、
    >ということをわかっている人がどれくらいいるか
    >分かりませんが。

     私の認識ですと、極東において円を基軸通貨に据えるチャンスがあった80年代に、敢えてアメリカに歩調を合わせたのは、当時の大蔵相や、それにつつかれた大手都銀、証券会社、その他保険会社などの大手投資家です。ドル建てで米国債を買いまくり、公定歩合もアメリカへの資金環流を促すように、アメリカの公定歩合引き下げに伴って日本も下げたではないですか。ドイツはこのとき、自国の公定歩合を引き上げてます。

     そうやって日銀に米国債が貯まりまくり、ドルに下落されると困るという状態に自ら陥るも、アメリカは基軸通貨であるドルの対円価値を恣意的に下げ、結果として日本の富はアメリカに吸い取られてしまったのです。これは「わざと」日本の中枢がやったと思っています。

     恐らく、特に大蔵の中には、このようになることを解っていた人もいるのではないかと思います。それでも敢えてこういう舵取りをしたのだと思いますが、いかがでしょう。

     「あれは大蔵の失敗だった」という論調は多く見るのですが、「あれは故意にやったのだ」という観点から論じているものは少ないような気がします。私は故意にやったものだと思ってるんですけどね。

     究極的には、日本民族に流れる「生き延びることこそ尊い」という思想がそうさせたのだと思っているのですが。
    --
    optimized for /.
  • > アメリカ政府の「正義」は「自分にとって危ないテロリストを打倒し、また世界に自由・民主主義を行き渡らせる」

    これはただの口実にすぎません。Asahi.comの記事にあるように、米国は自分の利害に合致すれば非民主的な政府も支援してきましたし、ビンラディンの組織やタリバンだってCIAが育てたものです。
  • by hosoda (5723) on 2001年10月09日 1時28分 (#27700)
    http://www.cnn.co.jp/2001/US/10/02/us.proof/index.html

    って事なので、一応あるにはあるみたいですね。
    ただ、一般人には公開する気は無いみたいだけど。

    その後の報道を見ている感じでは、少なくとも作戦を知っていて援助もしていたと思います。
    ただ、立案・実行にまで絡んでいたのかは不明ですが。

    # あれほどの作戦を立案できる程の人物が、今の窮地を想像できないとは思えない。
    # まぁ、乗り切れると信じているだけかも知れないですけど。
  • モンロー主義 (スコア:2, 参考になる)

    by amaterasu (4340) on 2001年10月09日 3時46分 (#27717)
    モンロー主義というのはそもそもこのような内容でして↓

    [..] the American continents, by the free and independent condition which they have assumed and maintain, are henceforth not to be considered as subjects for future colonization by any European powers...

    [...] we should consider any attempt on their part to extend ([t]he political system of the allied powers ) to any portion of this hemisphere as dangerous to our peace and safety.

    [...]

    It is impossible that the allied powers should extend their political system to any portion of either continent without endangering our peace and happiness; nor can anyone believe that our southern brethren, if left to themselves, would adopt it of their own accord...

    要するに、
    1.ヨーロッパはアメリカ大陸に干渉してはいけない
    2.でもアメリカ合衆国は干渉してもいい

    ということなんです。ですから米西戦争だけでなく、テキサスを併合したり、メキシコと戦争してカリフォルニアやニューメキシコのあたりを奪い取ったりしたわけです。ハワイも併合してますし。そんなわけで、モンロー主義と孤立主義は必ずしも一致しないんです。

  • あんたの価値観で見たらどうなるの?

    ああ。それは簡単。今度の戦争が泥沼になって、アメリカの国力が著しく削がれることが、日本にとって最良の結果だと思ってるよ。もっとも、「アメリカ後の社会」で日本がどれだけうまく立ち回れるかにかかってるんで、かなーり不安もあるけどね。リスクなしに利益は望めんでしょ。

    「自由・民主主義」は日本の価値観でもあったんじゃなかったのか?

    さぁ? そうだったんですか? まぁ100歩譲ってそうだったとして、

    日本の価値観に照らせばタリバン除去は正義だと思うがなぁ

    なんてことにどうしてつながるの? 大多数の日本人にとって、タリバンがあろうがなかろうが「どうでもいい」んじゃないの? 少なくとも、俺にとってはどうでもいい。自分の身のまわり(日本って言い換えてもいいけど)に危害を加えない限りね。だから、タリバンやアルカイダが日本国内でテロ行為を行なえば当然「奴等を殺せ」という理屈にはなるけど、それまでは「お前らだけでやってろ」というのが正直なところですな。

  • アメリカとの関係強化が単純に日本の利につながるんじゃなく、 アメリカとの関係弱化が単純に日本の害につながるからでは?

    害になるほど弱化させなければいい。利用価値がある間はね。要はバランスなんで、今かけてるコストに見合うだけの利を果たしてアメリカって日本に与えてくれてるのかね、ということです。わたしは与えてくれているとは思えない。弊害も少なくないしね。また、1国への依存度が高くなりすぎて、アメリカコケたら日本もコケた、というのはアホらしいし。

  • by visha (779) on 2001年10月09日 8時09分 (#27772) 日記
    アメリカ人は家族や近所の人が出征するわけだからバーチャルどころじゃないでしょ。

    星条旗に包まれた棺桶に入って帰ってくるまではバーチャルなんだと思うよ。「夫や父親の死は覚悟してる」って口では言ってるかもしれないけど、本当に死ぬまではなかなかリアリティないんじゃないかな。もちろん、実際死んでも取り乱さずにいられる強い人間もいるから、そういう人間が占める割合によって世論がどっちに転ぶかが決まってくる。「戦死者が出てからじゃないと」ってのはそういう意味。それもある程度まとまって死なないとね。

  • by dai75 (557) on 2001年10月09日 8時53分 (#27788) 日記

    いわゆる左派勢力の一番の責任は、湾岸戦争以降の有事論議を否定し続けたことだと思う。

    だから2週間やそこらで法律作んなくちゃなんなくなるんだよ。
    --
    -- wanna be the biggest dreamer
  • パキスタンの足元は全然怪しくなったりしてないよ

    今はともかく、1年戦争が続いたらどうなるか見物ですな。

    インドネシアは地政学的重要性ゼロだからどうでもいい

    中東からの原油輸送ルートを考えた時、マラッカ海峡を始めとするインドネシア海域はけっこう重要。インドネシアがイスラム原理主義政権下になって、法外な通行料を取られるようになったり、封鎖されたりすると、日本にとってはけっこうキツいんじゃないかな。

  • by keita (844) on 2001年10月09日 10時03分 (#27811) 日記
    ベトナムはゲリラで負けた、
    なんてのはアメリカの言い訳じゃないんですか?

    実際のところ北の正規兵がよく闘ったのと
    アメリカの議会が最後までベトナムで血を流して闘う意義を
    国民に納得させることができなかったから撤退した
    のではないかと思います。

    まぁ索敵殲滅作戦は非常にまずい気がしますが
    アフガンでは同じことはやらないでしょう、
    今回はRMAの理論で確実に破壊できるはず。

    アフガンに関係ないけど、実のところゲリラ戦法に
    本当に苦しんだのはベトナムの一般人のような。
    グリーンベレーへの恐怖が"恐怖の緑の人伝説"として
    都市伝説風に語られている本を読んだことあるなぁ。
  • 愚行を承知して尚,愚行を行わんとするは真の愚ならんか.

    詰まらぬ煽りはさておき,現在のU.S.A.の軍備は,国家間の大規模紛争解決の
    為_のみ_に最適化されたるシステムなり.
    それなるコマンド体系は,高度にヒエラルキー化され,敵に対して,一度に大量の
    損害を(効率的に)与える用途に関しては,最大の演算効果を発揮せり.
    いわばこれは,バッチ処理なり.
    しかるに今,パラダイムは革新されおおせり.
    国家間の大規模紛争という,古典的なるバッチジョブは,既に世界の撰ぶ
    ところにあらず.

    汎用機をして,分散処理WS群に対抗せしめんとするならば,OS内部に複数の
    仮想分散処理環境をエミュレートし,従来の,複雑に階層化したタスク制御を,
    フラットかつ自律的に実行できるように再構築するが賢明ならん.
  • by kaokun (2474) on 2001年10月09日 13時17分 (#27885)
    報復テロは、こわく、ないかぁー!!
    ・・・・って、冗談じゃありません。(笑)

    実は今、ニューヨークに来ています。と言っても、ここはロングアイランドのほうなんで、結構のどかです。

    もともと出張予定で、8日朝の飛行機で日本から出発することになっていたのですが、攻撃開始による中止決定が遅れて、結局そのまま来ちゃいました。

    NY行きの飛行機はさすがにガラガラ、1/3程度しか乗ってなかったです。
    んでもって、JFK空港に降りて、入国審査に向かおうとしたら、ゴングが鳴り出して、フラッシュがピカピカ。火災報知器の警報なんですよ、これが。
    「このビルで火災が発生したから全員直ちに避難せよ」なんていう放送が入って、いきなり緊迫した雰囲気。入国審査もけっこういい加減に通されて、荷物も受け取れずに外に出されました。
    火事はボヤだったらしく、すぐ鎮火したようですが、荷物の受け取りは、税関の係員が避難してしまって、戻ってこないと駄目、とのことで1時間くらい待たされました。

    テロがらみだったら、と思うとちょっとゾッとします。
    --
    kaokun
  • > >日本は、いかなる戦争も否定するべきじゃないの?
    >
    > 皇居にB757で突っ込まれても、あるいは自分の親兄弟が殺されても、否定できるならね。

    って事にコメントしてるんで、それに対して『「聖戦」だの「永遠の自由作戦」だの』って返されても意味無いんですけど....。
  • by visha (779) on 2001年10月09日 21時12分 (#28023) 日記
    すでに死んでますな。

    そう? そう言われてみれば確かにスコアが下がってる人がいるみたいだけど、そもそも議論するのに相手のスコアなんぞ気にするのか?

    # つーか閾値-1が基本でしょやっぱり。であればモデレートがどうあれ関係ないし。

  • by visha (779) on 2001年10月10日 6時28分 (#28127) 日記
    家族が戦地に赴くというだけでどれだけおそれおののいているか想像できないのか?

    想像できないし、したところで意味がないね。しょせん根拠のない推測にすぎない(お互いにな)。だから、戦死者が出た後の反応を興味深く眺めてるんじゃん。もっとも、地上戦が始まるまでは米英の兵士に戦死者は出そうもないけど。

    マスコミに踊らされすぎかどうかは俺は自分では判断できないが、あんたは何を根拠に判断したんだい? つーか、マスコミ以外から何か情報があるわけ?

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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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