パスワードを忘れた? アカウント作成
3943 story

青色LEDの中村教授、特許権認められず 145

ストーリー by Oliver
契約時に強く出て自分の価値を高めよう 部門より

tomoyu-n曰く、"9/20の日経新聞によると、9月19日に東京地裁は、中村修二氏が日亜化学工業に青色LEDの特許製法の帰属認定を求めた裁判の中間判決を出した。中村氏は「会社の開発中止命令に反して発明したので、自由発明にあたる」としていたが、裁判長は「勤務時間中に会社の設備を使って発明した」ので職務発明にあたるとした。今後は、特許の対価として20億円の支払いを求めている訴えについて争われる。
僕らは会社に入るとき、うむをいわさず「職務時間中の成果は会社に帰属する、うんぬん」という契約書にサインさせられる。つまり、中村氏の問題は、日本の技術職のすべてにふりかかる可能性がある。この判決は、今後の日本の技術者のマインドを低下させ、ひいては日本の技術競争力の低下を引き起こしかねない、重要な問題である。なお、中村氏は20億円の支払いに関係なく、控訴する予定"

またv('-'* 曰く、 "以前「青色LEDの逆襲」としてタレコまれた中村教授の訴訟だが、室蘭日報の記事によると、『特許権は既に中村教授から日亜化学に譲渡されていると認定』されたそうだ。争点はこれから対価が正当であるかという点に移る。対価についてはasahi.comのbe reportも参照していただきたい。日本と同じく、発明の報酬を法律で定めてるドイツの例が挙げられている。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by hctom (8713) on 2002年09月21日 18時34分 (#169879) ホームページ 日記
    これまでの日本だったら、そういった成果って「出世」みたいな形で発明者に還元されてたんだけど、転職、引き抜きがあたりまえになった今の日本では出世に(以前と比べて)あまり意味がなくなっちゃったからこういう問題が表面化したのではないかと思います。

    しかし会社の命令を無視して勝手に発明して20億円じゃ、会社の命令にまじめにしたがって仕事してた人はやってられませんな。
    • by zeissmania (3689) on 2002年09月21日 19時05分 (#169889)
      >会社の命令にまじめにしたがって仕事してた人はやってられません
      会社の命令に従うだけの人には、常識を覆すような発明をすることは無理でしょう。
      上のスレッドでも出てるけど、日本のメーカーの大発明とか大ヒット商品なんてのは、大体上司を無視して内緒で勝手に若手が開発を進めていたものが多いのですよ。
      発明とは関係ないけど、最近問題になっている危険性隠し(安全性の誤魔化し改竄)は、上の言うがままに仕事をする人ばかりなのが原因の一つと思います。
      親コメント
      • Re:まじめに仕事しろ (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2002年09月21日 19時33分 (#169904)

        上のスレッドでも出てるけど、日本のメーカーの大発明とか大ヒット商品なんてのは、大体上司を無視して内緒で勝手に若手が開発を進めていたものが多いのですよ。


        「内緒で勝手に開発して失敗したもの」「会社組織で開発して成功したもの」「会社組織で開発して失敗したもの」と並べて論じないと危険なような。
        大抵失敗したものは表に出てきませんし、「会社に逆らって……」というようなものは美談として話題にしやすいので大きく取り上げられがちであると考えれば、「会社に内緒で開発して大成功」ってのは激レアなケースなのではないでしょうか。

        そう考えると、「常識を覆すような発明をすることは無理」なのはまぁそうかもしれませんが、「大発明とか大ヒット商品なんてのは、大体上司を無視して内緒で勝手に若手が開発を進めていたものが多い」というのはいささか言いすぎなのではないかと。

        たまに出てくる(組織人として)常識ハズレな人を受け入れるくらいの度量は欲しいですが、会社の永続的な発展を考えるならば、大穴を狙わずコツコツ地道に進めて行く人のほうが絶対大事だと思います。
        親コメント
      • Re:まじめに仕事しろ (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2002年09月21日 19時44分 (#169909)
        >> 日本のメーカーの大発明とか大ヒット商品なんてのは、大体上司を無視して内緒で勝手に若手が開発を進めていたものが多いのですよ。

        ホント?「上司を無視して内緒で勝手に若手が開発した」っていう話題の方がメディアとかが取り上げるから目立つだけじゃないの?

        「会社の指示に従って普通に開発したヒット商品」なんていう(開発秘話とか特別な美談とかが何もない)話題は誰も興味を持たないでしょ。プロジェクトXって見たことないけど、あれだって、「上司にケツ叩かれて、苦労の末に商品が完成した」っていう*だけ*の何のドラマ性も無い開発話だったら、誰も見ないでしょ。単に世間で話題になってる率だけで「若手が勝手に開発を進めたヒット商品が多い」とか言ってません?そんなドラマチックな話が、それほど多いとは思えないけどなぁ。というか、それほど多くないからドラマチックに話題になるんだと思うけどなぁ。

        それと、百歩譲って「若手が勝手にヒット商品を開発」が本当だとしても、それは単に「ヒット商品」という母集団の中での話でしょ。そもそもヒット商品なんて頻発するわけでもないし、普通に利益をあげることだって重要なわけで、そうなると、「若手が暴走してダメダメ製品作る」というリスクが相当に低くない限りは、単に「ハイリスク・ハイリターン」という*だけ*の話じゃないのかな?ま、「若手の暴走」の場合は製品化以前に社内で闇に葬られるだろうから、実際の率は知る由も無いけど。
        親コメント
        • Re:まじめに仕事しろ (スコア:2, すばらしい洞察)

          by tomoyu-n (8131) on 2002年09月22日 1時16分 (#170013) ホームページ 日記
          >プロジェクトXって見たことないけど、あれだって、「上司にケツ叩かれて、
          >苦労の末に商品が完成した」っていう*だけ*の何のドラマ性も無い開発話だったら、誰も見ないでしょ。

          僕が見た、日清の「カップヌードル」とTOTOの「ウォシュレット」のエピソードは、
          会社の上層部の命令で開発がスタートしたものでしたが、
          ドラマの中核部は、実際の担当した社員の「こだわり」と「失敗・試行錯誤・成功」にありました。
          あと、「家族の支え」とか。

          個人的経験を多少交えて言わせてもらうと、ヒット商品に大事なのは「こだわり(もしくは信念)」ですよね。
          その「こだわり」が時として、「上司を命令を無視して」という状況を作ることもある。

          でも、中止を命令する上司にしても、もしもの責任をかぶりたくないからとりあえず中止を命令するけど、
          実は内心「あんなに一生懸命やっているのだから、納得するまでやらせるか。失敗したときはしらんけど」
          ぐらいにしか思ってなかったりする場合もあるかも。

          いちばん困るのは、いわれた仕事*だけ*をすることが仕事だと思っている人間。
          --

          [tomoyu-n]
          親コメント
          • Re:まじめに仕事しろ (スコア:1, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2002年09月22日 6時20分 (#170122)
            いちばん困るのは、いわれた仕事*だけ*をすることが仕事だと思っている人間。
            もっと困るのは、言われた仕事さえ満足にこなせないのに、「こんな環境がいけない、俺にはもっとすごいアイデアがある」と勝手なことをやっては途中で放り投げるひと。

            上司の言いなりになるのが悪いと読めるコメントも多いが、実のところ、上司から言われたことを納期を守りつつきちんとこなせる人間は結構少ない。にもかかわらず、プライドだけは…
            親コメント
    • by eagle77 (11590) on 2002年09月21日 19時12分 (#169892)
      しかし会社の命令を無視して勝手に発明して20億円じゃ、会社の命令にまじめにしたがって仕事してた人はやってられませんな。
      会社の命令を無視して開発した技術ですが、その技術によって会社が 巨額の利益を得たのですから、開発者に相応の報酬があってしかるべき だと思います。
      その会社が得た利益によって”まじめに従って仕事してた人”も利益 を得たわけですから、そう不満に思うこともないのではないでしょうか。
      親コメント
    • >しかし会社の命令を無視して勝手に発明して20億円じゃ、会社の命令にまじめにしたがって仕事してた人はやってられませんな。

      中村氏のように、自分の持てるすべての時間と能力をつぎ込んで歴史に残る発明をしながら、
      ふつうに会社勤めした人間と同じ報酬しか得られないなら、
      それこそ、やってられませんな。
      --

      [tomoyu-n]
      親コメント
  • by jintaro (5009) on 2002年09月21日 21時19分 (#169932)
    本当に「今後の日本の技術者のマインドを低下させ、ひいては日本の技術競争力の低下を引き起こしかねない、重要な問題である。」なんだろうか?
    中村氏が勤務時間中に作り出したという事実がひっくり返ったわけではないし、中村氏にしても"中村氏すごい!"という賞賛は得られているわけだし。

    今後の特許権としての権利が会社にあると認定されただけですよね?

    会社が得た・今後得るであろう利益が第三者から見ても、"まあそんだけ貰ってて文句言うなよ"という額が中村氏に正当に分配されるかは、別の裁判次第で、その額が"ちょっと会社がぼったくり"みたいな額だったら、技術者はやる気なくなるかもしれないけど。
    • by jintaro (5009) on 2002年09月21日 21時22分 (#169933)
      あ、別の裁判ではないや、今後の裁判次第ですね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2002年09月21日 23時16分 (#169959)
      >中村氏にしても"中村氏すごい!"という賞賛は得られているわけだし

      そうかい?低サラリーなんでアメリカじゃ「スレーブナカムラ」って言われてたんじゃ?
      親コメント
      • by att (5409) on 2002年09月21日 23時31分 (#169961)
        朝日新聞かなんだかに中村氏はアメリカに行って年俸が2500万になったとの記事で、日本の技術者は冷遇なんたらかんたらとありました。
        で、日亜にいたときはといえば、1500万円だそうで。 とゆことは私などは「ドッグ」くらい?
        親コメント
      • by jintaro (5009) on 2002年09月22日 4時01分 (#170087)
        すごいことをしたわりに、金銭的見返りがないから、スレーブとか言われちゃうわけで。
        「すごい!に対する報酬」に関する判決は出てないので、なんとも言えないですね。
        親コメント
  • by Kinoko (160) on 2002年09月22日 0時57分 (#170005)
    日本における”やりがい”って、金銭評価よりも”面白い仕事”にウェイトがあるんだよね。
    金銭的には年功序列で同期の格差が少なくても、優秀な奴には面白い仕事、ポストを振ることで精神的充足を与えてきた。
    それは会社と社員で暗黙に同意してきたこと。
    プロジェクトXの価値観ですよ。

    中村さんがそれをぶちこわすのは当然だと思う。
    日亜で精神的充足を得られることができず、中途退社した結果トータルの金銭的見返りはものすごく少なく、しかもアメリカに行ってみたら”金銭的評価も仕事的面白さも”という両トリをしている人がゴマンといた。
    ”もらい損なった”ものがあると思うのも自然なこと。

    退職まで会社にいつづけることで、本当に精神的充足を得られるの?
    転職やホームランバッターのことを考えていない金銭評価でいいの?
    という問いかけとして、彼の行動を捉えたい。
    --
    _________________________________________ Kinoko, Deep Interactive>>Communication.
    • あと、それぞれのコメントが、人を雇う側から書いているのか、
      雇われる側から書いているのか意識して書いてもらえると有難い。
      両方をわざと混ぜているなら別だが、読むのが面倒で。

      ちなみに、職は”仕事”ではなくて、かなり”労働”だと思っている。
      だから、面白い・面白くない『仕事』とは別のことだ。
      もっとも、『仕事』をしているという感覚になることもままある。

      また、会社を辞め、転職先では単価が上がったが収入は減らした。
      それでも会社を変えることで得るものは大きかったと今は言える。
      最近は、仕事のあるところで仕事をすれば?という意識にもなったり。

      私としては、だれかここでの争点をまとめてもらえると有難い
      ・労働者が逆らえない弱みに付け込む雇用側の強制・暗黙の規約は
       労働者が多数を占める社会では反社会的行為の賜物
      ・特許権の帰属に関する契約を日亜・中村氏双方がどう受け取って
       いたか。集団催眠の会場(会社)から離れて(退職)してみないと
       だまされていることに気づかないか、丸め込まれるか、
       身包み剥がされるかも。
      ・あの世界的な功績に対する対価が2万円とは信じられない
      ・会社の金で面白いことをさせてもらって、もし会社に損をさせても
       全額賠償するなんてことは無いから、給料払っているだけでも
       有難く思え
      とかでしょうか。
      親コメント
    • >しかもアメリカに行ってみたら”金銭的評価も仕事的面白さも”という両トリをしている人がゴマンといた
      海外の研究者が大ヒット商品を開発したり、非常に有効な特許を取った日本メーカーの開発者と話をしてびっくりするのは、「それだけの成果をだしてるのにお金持ちになっていない」ことだそうです。
      中村氏が提訴に踏み切ったきっかけも、アメリカに行ってから向こうの研究者達が貰っている特許の報酬について知って、それで初めて発明者にそれだけの報酬を貰える権利があることを知ったのだそうで。
      けどつい最近までは、日本のサラリーマン開発者・研究者は、自分達の開発・研究結果がどれだけ莫大な利益を生んでいても、通常の給料以上貰えないのが当たり前と思ってましたから、中村氏が特別というわけではないでしょうね。
      親コメント
    • 雇用される側に
      「労働を提供している」
      という意思があるか・ないか

      ってので、今回の反応は大きく分かれると思う。

      会社からもらえるモノが
      提供している労働への対価という考えをベースにして発想できるか否か
      で、大分差がでるだろうし

      中村氏の言い分に対して、雇用される側が、大賛成できていない(と感じられる)理由は、そんな所にもあると思う。

      もちろん、雇用する側にしてみれば、大部分の雇用者には
      「労働を提供している」なんて思ってもらわない方がやりやすいと思う。
      (キャリア・ノンキャリみたいなものだろうか?)
      親コメント
  • 判例 (スコア:2, 参考になる)

    by von_yosukeyan (3718) on 2002年09月22日 4時08分 (#170090) ホームページ 日記
    最高裁の知的財産判例速報 [courts.go.jp]に404号特許裁判 [courts.go.jp]の判例速報が掲載されています。速報なのでURLは今後変わるかもしれません(保存しておいたほうがいいかも)

    まぁタレコミ文や各種報道にもあるように、この判例は特許権(特2628404号、通称404特許)の持分の確認を行う中間判決で、もう一つの請求である特許譲渡時の「相当の対価」(特許法35条)については、これから判断することに注意してください

    それはそれとして、判決理由中の裁判所の判断ですが、ボクが重要だと思った点について引用・強調してみます

    ■特許法35条の意義について

    上記のような特許法35条の立法趣旨に照らせば,同条3項,4項の規定する「相当の対価」の額については,最終的には,司法機関である裁判所により,同条4項に規定された概括的な基準の下で,個別の事案における具体的事情を総合考慮して定められるものと解するのが相当である。そして,上述の点に照らせば,従業者等がこのようにして定められる「相当の対価」の支払を受ける権利を有する点について定めた同条3項,4項は,強行規定と解すべきものである。すなわち,契約や勤務規則等の定めにおいて,職務発明についての特許を受ける権利を使用者等に承継させた対価として従業者等が受けるべき金額についての条項を設けたとしても,従業者等は,当該条項に基づいて算出された額に拘束されることなく,上記のような特許法の規定の趣旨に従った「相当の対価」を請求することができるものである

    ■特許権の継承について

    特許法35条3項は,あらかじめ職務発明についての特許を受ける権利を使用者等に承継させることを定めることのできるものとして,「契約,勤務規則その他の定」を挙げているものであるが,特許法35条の趣旨を上述のように解すると,ここでいう「契約,勤務規則その他の定」は,必ずしも労働契約や就業規則に限定されるものではなく,使用者が定める職務発明規程等もこれに含まれるものであり,そのような社内規程等は従業員の同意を得ないまま使用者等において定めたものであっても,従業員がこれを知り得るような合理的な方法で明示されていれば,足りるものと解される

    また,職務発明の権利承継等に関して明示の契約,勤務規則等が存在しない場合であっても,一定の期間継続して,職務発明について,特許を受ける権利が使用者等に帰属するものとして,使用者等を出願人として特許出願をする取扱いが繰り返され,従業者等においても,異を唱えることなくこのような取扱いを前提とした行動をしているような場合には,同条にいう「契約」に該当するものとして,従業者等との間での黙示の合意の成立を認め得るものと解される。この場合,前記のとおり特許法35条3項,4項の規定を強行規定と解する以上,黙示の合意の成立は,使用者等において上記のような取扱いが継続された期間,その間の出願件数,当該取扱いに対する従業者等の対応等の事情を総合して認定すれば足りるものである(なお,この点について,このような合意の成立を認め得るための要件を特に加重して,限定的な場合にのみ黙示の合意の成立を認め得るものと解するといった見解は,採用できない。)。

    ■404特許が職務発明であるか否か

    原告の陳述書(甲2。48頁)には,平成2年当時,被告会社のA社長が,青色発光ダイオード開発のためにはセレン化亜鉛が成功の見込みが高く,窒化ガリウムでは成功の見込みが少ないとの外部からの情報に従って,原告に対して,青色発光ダイオードの研究を中止して高電子移動度トランジスタの研究をするようにとの業務命令を発したとの記載がある。しかしながら,原告は,原告の被告会社における勤務時間中に,被告会社の施設内において,被告会社の設備を用い,また,被告会社従業員である補助者の労力等をも用いて,本件発明を発明したのであるから,原告主張のような事情が存在するとしても,本件発明を職務発明に該当するものと認定する妨げとなるものではない。原告主張の事情は,特許法35条3項,4項所定の相当対価の額の算定の際に,被告会社の貢献度の認定に当たって考慮されるべき事情にすぎないというべきである

    ■社内規則について

    昭和60年改正社規第17号は,従業員のした職務発明及び職務考案については,特許を受ける権利ないし実用新案登録を受ける権利が被告会社に承継されることを前提として,それ以後の

  • by argon (3541) on 2002年09月21日 17時48分 (#169867) 日記
    >中村氏は「会社の開発中止命令に反して発明したので、自由発明にあたる」としていた

    下手すると業務上横領にあたりそうな。
    これが認められると、アレゲなものがいろいろ「発明」されるかもしれませんが。
  • 光り物を作るにしろOSを移植するにせよ、会社が用意してくれた機材を何かしら使っているわけですよね。なおかつ、それで自分が発明なり考案した手法などは、その機材を使わないと実は金にならないことが多いです。

    逆に、自腹で評価ボードとかを買って金になるものを開発していたらどうなるんでしょう? ちょっと頑張れば十数万は用意できるでしょうから、誰か試してみては?

  • by Anonymous Coward on 2002年09月21日 19時34分 (#169905)
    どこまで本当かはしらないけど

    >僕らは会社に入るとき、うむをいわさず「職務時間中の成果は
    >会社に帰属する、うんぬん」という契約書にサインさせられる。
    >つまり、中村氏の問題は、日本の技術職のすべてにふりかかる
    >可能性がある。

    ていうのは違ってて、中村氏の場合そういう明示的な契約が存在しなくて
    暗黙のルールとして会社に帰属するとされていたのだとか。
    だからそこを確認するのも一つの裁判の目的だったのだと思いますが。
    明示的に示された条件を飲んでサインしたのなら
    裁判を起こすまでもなく権利は会社に帰属するで終りだと思いますが。
    • やばいな。こないだ作ったものは、契約の条項にはなかったけど会社のモノになるのかもしれない。完全に勤務時間外に、家で作ったものだけど、業務内容としてはかなり勤め先と関係の深いものだから、ひょっとしたら危ない。

      教員が作った教材も、確か学校に帰属させられる法律があったような気がする。
      親コメント
    • by goubu (3245) on 2002年09月21日 20時16分 (#169918)
      そのような条件を出すこと自体が裁判の対象じゃないですか?
      親コメント
  • そういえば、中村氏って青色LED開発の報酬で2万円しか貰ってないんだそうで・・・。
    会社の規則でそうなってるのかもしれないけど・・・
    いくらなんでも非道いのでは・・・。
     
     
    以上、hriでした。
    --
    ---Over, hri.---
  • by naruaki (2658) on 2002年09月22日 9時11分 (#170152) 日記
    「およげたいやきくん」を思い出すな。
    歌手のレコード販売の契約って、1枚あたり幾らか、とりあえず幾ら、があって、当レコードでは後者だったとか。
    前者で契約しとけば1財産儲けたかもしれない、ってやつ。

    近頃は、デスマーチ・プロジェクトを感じるので、後者を選択するぞ。

    • > 歌手のレコード販売の契約って、1枚あたり幾らか、とりあえず幾ら、
      >があって、当レコードでは後者だったとか。
      >前者で契約しとけば1財産儲けたかもしれない、ってやつ。

      この件は「どっちにする?」と聞かれた上で本人が選択した結果なのでちょっと事情が違いますね。

      #まさか童謡があんなに大ヒットになるとは思ってなかったらしい
      --
      うじゃうじゃ
      親コメント
typodupeerror

海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

読み込み中...