IBMがPDAのリファレンスキット外販 16
ストーリー by yoosee
自分だけのPDAを手に入れる? 部門より
自分だけのPDAを手に入れる? 部門より
Technobose 曰く、 " ZDNNによるとIBMがLinuxベースのPDAのリファレンスデザインのキットの外販を予定しているとのこと。PowePC405LPとMontaVista SoftwareのLinuxを搭載したPDA新製品の開発を促進するためで、価格は1000ドル以下を予定しており、個人にも販売することを計画しているとのこと。
かなり自由度の高いものらしいので、これをベースにオープンハード(禁句?)でPDA開発をしてみるのもおもしろいかも。"
リファレンスデザインがあれば (スコア:1, すばらしい洞察)
# 某PDAの開発を凍結させてこっちに走られると困るけどAC
Re:リファレンスデザインがあれば (スコア:0)
リナザウも将来的にarm-Embedixから移行したりするのかなぁ
Morphyのほうの話題で (スコア:1, 参考になる)
それと、メーカーのリファレンスを用いると「オープン」に該当しないような気もしてきました(どちらかというと「同人ハード?」)。このあたりの問題について教えていただけると有りがたいです。
パスワードを思い出せずIDで投稿できないのでAC
オープン (スコア:2, 参考になる)
メーカの部品とかキットとか使ってても、
1. その部品が誰にでも手に入るもので
2. 完成品がプロダクトと言えるぐらい複雑で
3. 誰もが環境さえそろえば複製できるものであれば、
「オープン」と言えるのではないでしょうか。
大前提として、もちろん設計書が公開されてて、他人が手を入れた後再配布できるようになってることが必要ですが。
例えば、Windows 上でも GPL なソフトを書く事ができますが、 出来上がったソフトウェアは Windows の DLL なりとのリンクが必要なわけで。 そのへんは GNU も OK としています。
Java のランタイムライブラリ群からの継承も OK だろうし。
「動的にリンクするから .exe には含まれないから OK」ってのも違うと思うし。
ソフトと違ってハードの場合は、どこまで突き詰めれば「一から作った」と言えるか って問題になると思うし。
という事で、過程はどうあれ、最終的な設計書が copyleft なら「オープン」なのではないでしょうか。
Re:オープン (スコア:1)
copyleft以外にも「オープン」の形態はいろいろありますよ。
copyleft (スコア:2, 参考になる)
で、
> copyleft以外にも「オープン」の形態はいろいろありますよ。
という事は改変再配布を認めないということですよね?それだと設計書を公開するってだけで、そういうことなら下のコメントにもありますが、IBM PC とか既にある話ではないでしょうか。
Re:copyleft (スコア:1)
えーと、設計書と実際のハードウェアそのものを分離して考察しないとけない気がします。
ハードウェアの場合、オープンの度合いってのは、
# ソフトウェアのソースとバイナリの関係と、ハードウェアの設計書と実体の関係って、違いますよね……。
Re:オープン (スコア:0)
>2. 完成品がプロダクトと言えるぐらい複雑で
>3. 誰もが環境さえそろえば複製できるものであれば、
IBM-PCとかPC/XTって事実上そんな感じでしたよね。
ATは回路図手に入りましたっけ?
Re:オープン (スコア:1)
>>2. 完成品がプロダクトと言えるぐらい複雑で
>>3. 誰もが環境さえそろえば複製できるものであれば、
>
>IBM-PCとかPC/XTって事実上そんな感じでしたよね。
その通りですね。だからこそ、IBM PC ってのは画期的だったし、 ここまで世の中に広がったのではないでしょうか。
事の経緯は 1. オープン・アーキテクチャのIBM PC誕生 [atmarkit.co.jp]によくまとまってると思いますが、 チップ関係は Intel、ROM BASIC と OS は Microsoft (当時社員32人)という風に既製品をがんがん 使いまくって、で、有名なのが回路図の他にシステム BIOS のソースを公開したってことですね。割り込み何番叩けばどうなるかってレベルで公開したわけで。
で、オープンアーキテクチャなんて言われてるわけですが、改変再配布できなきゃ現代的な「オープン」ではない気もします。
IBM と言えば、System 360 でアーキテクチャという概念を導入して(公開して [ibm.com])、一バイトを八ピットと規定するなどして、モデル間での互換性を実現、初めてスケーラブルという考え方をするなど実はすごい企業なのでした。
Re:Morphyのほうの話題で (スコア:1)
OpenPDA ? (スコア:1, 参考になる)
そもそも (スコア:0)
T-Engine (スコア:0)
すでにリファレンスボードも複数でてるし、互換パーツも
期待できるしね。
# PDA風のケースもあるね
Re:T-Engine (スコア:1)
全然関係ないのですが、秋月電子のキット [akizukidenshi.com]ってオープンハードとは言わないんですか?秋月だけじゃないですけど。
Re:T-Engine (スコア:3, 興味深い)
設計データに強力なガードがかかってないようなので、
ほぼオープンとみなしていいんじゃないかと思います。
ぶっちゃけ、ハードなんて、どのLSIを積んでいるかがわかれば、
ハードの構成とだいたいの性能も予測できてしまうでしょ。
(FPGA等はかなり違いますが、あれは90%以上ソフトウェアです)
だから、わざわざ「オープンだから凄い」って言うほどのもんでもないよなと。
じゃ、クローズドでも変わらないのかというと、さにあらず。
AppleIIやThePC(後のPC/ATとその互換機に発展)なんかは
オープンハードにすることで成功したようなもんですから、
ソフトウェアを書く側からすると、[対応コードを書きやすい]
という大きなメリットがあるのは確か。
# 実機がない状態で、ペーパーマシン相手にコードを書いても、
# 動作検証しにくい。
つ~わけで、ハードもソフトも自前で全部やるのでなければ、
ハード屋がハードウェアスペックをオープンにするのは
「当然のこと」なんじゃないですか。
わざわざ「オープン」を強調してる場合は、その設計データに
権利を主張してないというだけでしょう。