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3961 story

Robert L. Forward博士死去 16

ストーリー by Oliver
新たなる世界へ 部門より

yosuke 曰く、 "重力波に関する研究のパイオニアの一人であり、高度宇宙推進の第一人者であり、SF作家でもあったRobert L. Forward博士が、2002年9月21日に脳腫瘍のため亡くなりました。享年70歳。
/.Jを読んでいる人の中には、氏のノンフィクションの代表作の一つである「SFはどこまで実現するか」(FUTURE MAGIC)を読まれた方も多いかと思います。しかし、氏自身はこの本の中で描いた"未来の魔法"のほとんどを見ないまま逝ってしまうこととなってしまいました。ただただ残念です。氏の描いた未来が、一つでも多く近いうちに実現することを願います。"

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  • 超能力 (スコア:2, 興味深い)

    by nackey (3237) on 2002年09月25日 11時05分 (#171730)
    「SFはどこまで実現するか」の中で言及されていたESPの実現性に関する考え方の描写を「sense off [product.co.jp]」の中で発見したときはかなり驚いたものです。
    元長恐るべし(笑)。
  • by albireo (7374) on 2002年09月25日 5時55分 (#171611) 日記
    『ロシュワールド』『竜のタマゴ』

    大好きでした…
    --
    うじゃうじゃ
    • 「スタークェイク」
      チーラもので、もう一冊くらい書いて欲しかったかも。
      親コメント
    • by gram (10641) on 2002年09月25日 9時43分 (#171674)
      マイナーなところで「火星の虹」なんてのもあった。

      レーザー推進やテザー、はては特異点を飼い慣らした時間旅行など、
      SFにおけるテクノロジーの未来が一番輝いていた時期に、その牽引力となったお方ですよね。
      最近はこの手の壮大な話が少ないような気が。
      親コメント
    • by Dentom (9064) on 2002年09月25日 11時31分 (#171748)
      『竜の卵』はアイデアが秀逸だったせいか、たまに流用されている(パクられている(笑))。

      スタートレック・ヴォイジャーにも似たような設定 [usskyushu.com]の話があったなー。ネクストジェネレーションにもあったような。
      親コメント
    • 作品数は少なかったですが、SF的なアイデア満載の楽しい
      作品を残してくれました。

      あと10冊くらいは書いてほしかったなあ。
    • Return to Rocheworld などロシュワールドの続編、時間もの
      の TIMEMASTER、木星の生物の話など、訳されてないのは結構あります。

      翻訳されていた山高昭さんもちょっと前に亡くなってしまった のだったような。
      (記憶違いだったら失礼)
      フォワー
      • 竜の卵やロシェワールドにはワクワクしましたが、火星の虹以来離れてました。
        しかし緻密な考証に基づいたハードSFの本流として常に念頭に有った存在です。
        ご冥福をお祈りします。

        ##そろそろホーガンとベアの新作が読みたい
        --
        〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
        親コメント
  • by T.Sawamoto (4142) on 2002年09月25日 9時51分 (#171680)
    氏の新作をもう読むことができないのはとても残念です。
    もっとも、まだ未訳の作品があるようですから、英語で小説を楽しむことができないヘタレな私としては、それらが早く翻訳されることを切に希望する次第ですが…。
    (『ロシュワールド』続編とか読みたいなぁ)

    # 最近、海外SFの翻訳ペースがひどく遅いですよね。
    # 読みたい作品はいっぱいあるのに…。

    ところで、私は『ロシュワールド』の後書きに書かれていた、チャールズ・シェフィールド氏版双子惑星の話 [asahi-net.or.jp]がずっと気にかかってます。
    これってどんなお話だったのかな?
    • by Anonymous Coward on 2002年09月25日 12時17分 (#171781)
      > ところで、私は『ロシュワールド』の後書きに書かれていた、
      > チャールズ・シェフィールド氏版双子惑星の話が
      > ずっと気にかかってます。
      > これってどんなお話だったのかな?

      http://www.sff.net/people/sheffield/bio/bio006.htm

      のページの一番下に書いてありますが、
      SUMMERTIDE
      がそれです。
      親コメント
    • クラークやブリンをペーパーバックで読もうとして挫折した私でも、フォーワード先生の著作は英語でOKです。

      だって、文学的なひねりが少なく、ほとんど学術論文ですから(笑)
      理系の方なら、普段読み慣れたペーパーののりで意外とハイペースで読めることに驚かれるはず。

  • 日本の石原先生の一連の著作と同じく、ブルーバックスから出てますね。もちろん、持っていますよ(^^;

    とにかく、アイディアの宝庫みたいな作品を描くお方だったので、好きだったんですが、もう亡くなってしまわれたんですねぇ....

    ここ数年、有名作家が結構亡くなっているんで、寂しいですね
    --


    (_ _)ZZZZzzzzz...... I'm sleepy
  • by kr (10950) on 2002年09月25日 13時34分 (#171832) 日記

    フォワードと言えば何と言っても「竜の卵」ですね。中性子星の描写や探査機の設定など、純粋なハードSFとしての面白さもさることながら、ラストではまさにSFならではの忘れがたい高揚感を味あわせてもらいました。

    「竜の卵」はよく「80年代版『重力の使命』(クレメント)」だと言われますが、同じようにバクスターの「フラックス」は「90年代版『竜の卵』」だと言われますね。フォワードを読んでいるような人はバクスターも読んでいるような気もしますが、もし未読の人がいたらお勧めしておきます。バクスターの作品には、スケールの大きなハードSFという他にも、いまいち作中に色気が足りないという共通点もあります……。^^;

    # バクスターは「フラックス」の前に「虚空のリング」とか読んでた方が分かりやすい気もしますが。一応独立して読めるはず……。

    • by dorifer (514) on 2002年09月25日 15時23分 (#171871) 日記
      >「竜の卵」はよく「80年代版『重力の使命』(クレメント)」だと言
      >われますが、同じようにバクス ターの「フラックス」は「90年代
      >版『竜の卵』」だと言われますね。フォワードを読んでいるよう

      『竜の卵』、『重力の使命』はオールタイムベストの傑作ですが、
      『フラックス』はどうでもいい忘れられた作品でしょう。「90年代
      版『竜の卵』」だなんてのは、単なる宣伝文句では?

      # だいいち、どちらかというと、ニーヴンの『インテグラルツリー』
      # の方が近いし。
       
      >な人はバクスターも読んでいるような気もしますが、もし未読の人
      >がいたらお勧めしておき ます。バクスターの作品には、スケールの
      >大きなハードSFという他にも、いまいち作中に色 気が足りないとい
      >う共通点もあります……。^^;

      バクスターの特徴というのは、本来スケールが大きいはずのものを、
      人間サイズまで縮小してしまうところにあると思うのですが。あと
      肉の塊へのフェティッシュな偏愛、そしてパクリ。数多くのパクリ。

      よくある「人間の意識を宇宙規模に拡大」の逆で、「宇宙を人間
      の意識規模に縮小」をやっているわけで、それなりに貴重な特徴を
      もつ作家だと思うのだけど、その側面がまるで無視されているのが
      残念。

      ま、要するに、バクスターは、まったく正統派とは言えない、
      クセのある、特徴的、個性的な作風を持つ人のだから、「フォ
      ワードを継ぐ者」などという風に呼称して、ケイレツの中に
      組み込まないでほしいな思うものなり。
      --
      IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
      親コメント
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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