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永久機関の報道がいけないとか書いてると、そのうち本当の永久機関の装置が作られたときに、利益を逃す。
えーと、これは突っ込み待ちですか?
一応言っておきますが、原理的に有り得ないんですよ永久機関は。「そのうち本当の」とか起きないんで安心してくださいね。「未知のエネルギーを取り出して」とか言うならそれはもう永久機関ではないし、取り出せたなら未知ではなくなるし、そんなレベルの話なら特許とかいう以前にすぐ論文書いてノーベル笑もらわなくちゃ。
> ノーベル笑それはイグノーベル賞の類ですか?
そうでもないよ。
たとえばCP対称性の敗れの原因が完全に解明され、なおかつ効率的に反物質を生成する方法が分かった場合、10のエネルギーから6の反物質を得る方法が確立されるかもしれない。この場合、宇宙に存在する質量をすべてエネルギーに変換して利用できるので、実質的に永久機関とみなしてよいと思う。もちろん無からエネルギーを生み出しているわけではないし、エネルギー保存の法則を無視しているわけでもない。
> もちろん無からエネルギーを生み出している> わけではないし、エネルギー保存の法則を> 無視しているわけでもない。
エネルギー保存の法則に反して永久機関ができたら、「エネルギー」と見なすものの範囲を広げて、エネルギー保存の法則が正しく有り続けるように解釈を変えて行くんですよね。エネルギーと質量の等価性とかその最たるものだと思う。
原子力発電なんて、ありゃ永久機関、うちでの小槌ですよ。
第二法則的に見れば、ガソリン燃やすのも、玉を坂から転がすのも、核分裂も全く一緒で。何の矛盾もないよーな。
永久機関の定義として「ソレを永遠に続けていた場合、宇宙全体が熱的な死 [wikipedia.org]を迎える可能性がない」ってコトがあると思うんだけど。
この点だけキッチリ押さえておけば、永久機関詐欺に騙されるコトって(多分)ないよなあ。
いま原油や天然ガスで賄っているエネルギーを原子力に置き換えた場合、半世紀と持たずにウランが枯渇するんじゃなかったっけ?そういう意味では、ウランは天然ガスよりもよっぽど貴重なエネルギー資源ですよ。
永久に動作し続けることが出来ないのでは永久機関の定義に反しませんか。「ほとんど永久機関」は永久機関ではないでしょう。
学問はある程度連続的に進化するものであって、基礎研究が表に出ずに永久機関が出来るとは思えないのです。この自称"永久機関"にはどんな物理法則が用いられたのかも分からないし、どのように発見したのかも出て来ていないんです。
>今後もずっと例外が発見されず正しく有り続けることを証明して下さい。
とりあえずラグランジアンで書ける系かつ物理法則が時間依存しないならば、ネーターの定理により自明だと思いますが。#無論、物理の枠組みが根本から変わるような場合とか、時間並進対称性が成り立たないなら別です。#でもその場合はいきなり永久機関と言うよりは、もっと微妙な効果として発見されるのが先な気がします。
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真実に埋もれる (スコア:3, おもしろおかしい)
永久機関の報道がいけないとか書いてると、
そのうち本当の永久機関の装置が作られたときに、
利益を逃す。
Re:真実に埋もれる (スコア:2)
えーと、これは突っ込み待ちですか?
一応言っておきますが、原理的に有り得ないんですよ永久機関は。「そのうち本当の」とか起きないんで安心してくださいね。
「未知のエネルギーを取り出して」とか言うならそれはもう永久機関ではないし、取り出せたなら未知ではなくなるし、そんなレベルの話なら特許とかいう以前にすぐ論文書いてノーベル笑もらわなくちゃ。
Re:真実に埋もれる (スコア:2)
> ノーベル笑
それはイグノーベル賞の類ですか?
Re: (スコア:0)
そうでもないよ。
たとえばCP対称性の敗れの原因が完全に解明され、なおかつ効率的に反物質を生成する方法が分かった場合、10のエネルギーから6の反物質を得る方法が確立されるかもしれない。この場合、宇宙に存在する質量をすべてエネルギーに変換して利用できるので、実質的に永久機関とみなしてよいと思う。もちろん無からエネルギーを生み出しているわけではないし、エネルギー保存の法則を無視しているわけでもない。
Re:真実に埋もれる (スコア:2)
「宇宙の熱的死」がこの宇宙の終わりと考えたら、永久機関なのかも…
まあ、「宇宙の熱的死」が「時空」の終焉であるかどうかというと違うような気もするので、「永久」ではないな。
という意味で言えば、「時間」や「空間」そのものを食いつぶして、エネルギーが作れれば、「時空」の終焉まで「永久」に動き続ける「永久機関」が作れる?
#単なる与太話です、本気にしないで下さい
Re:真実に埋もれる (スコア:1)
同じ理屈で
「太陽電池も実質的に永久機関と見なしてよい」
ってことになるんじゃないかな。
#それなんてエネレックス
Re: (スコア:0)
> もちろん無からエネルギーを生み出している
> わけではないし、エネルギー保存の法則を
> 無視しているわけでもない。
エネルギー保存の法則に反して永久機関ができたら、「エネルギー」と見なすものの範囲を広げて、エネルギー保存の法則が正しく有り続けるように解釈を変えて行くんですよね。エネルギーと質量の等価性とかその最たるものだと思う。
原子力発電なんて、ありゃ永久機関、うちでの小槌ですよ。
Re:真実に埋もれる (スコア:2, 興味深い)
第二法則的に見れば、ガソリン燃やすのも、玉を坂から転がすのも、核分裂も全く一緒で。
何の矛盾もないよーな。
永久機関の定義として「ソレを永遠に続けていた場合、宇宙全体が熱的な死 [wikipedia.org]を迎える可能性がない」ってコトがあると思うんだけど。
この点だけキッチリ押さえておけば、永久機関詐欺に騙されるコトって(多分)ないよなあ。
Re:真実に埋もれる (スコア:1)
いま原油や天然ガスで賄っているエネルギーを原子力に置き換えた場合、半世紀と持たずにウランが枯渇するんじゃなかったっけ?そういう意味では、ウランは天然ガスよりもよっぽど貴重なエネルギー資源ですよ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
永久に動作し続けることが出来ないのでは永久機関の定義に反しませんか。
「ほとんど永久機関」は永久機関ではないでしょう。
時間が止められたら (スコア:0)
止めるためのコストも、とめてしまえば問題にならないとか。
Re:真実に埋もれる (スコア:1, 参考になる)
学問はある程度連続的に進化するものであって、基礎研究が表に出ずに永久機関が出来るとは思えないのです。
この自称"永久機関"にはどんな物理法則が用いられたのかも分からないし、どのように発見したのかも出て来ていないんです。
Re: (スコア:0)
>今後もずっと例外が発見されず正しく有り続けることを証明して下さい。
とりあえずラグランジアンで書ける系かつ物理法則が時間依存しないならば、ネーターの定理により自明だと思いますが。
#無論、物理の枠組みが根本から変わるような場合とか、時間並進対称性が成り立たないなら別です。
#でもその場合はいきなり永久機関と言うよりは、もっと微妙な効果として発見されるのが先な気がします。
Re: (スコア:0)