もちろんユーザーにブラウザを乗り換える自由はありますが、それに手間がかかることを考えると、ユーザーを獲得してから自分に都合の良い方向転換をすることが嫌われるのは致し方ないと思うのです。 (まだそこまで大きなものではないかもしれませんが)Chromeが獲得したシェアにものを言わせて、WebMの使用を無理矢理に推し進める行為を「as our goal is to enable open innovation(元記事 [chromium.org]より」と言ってしまうのはには違和感を感じます。いくら技術がオープンであっても、企業が無理矢理に普及させたものをopen innovationとは言わないでしょう。
Googleよ、お前もか (スコア:0)
まぁ今更ですが、ホント大きな企業は囲い込みが好きだねぇ。
援護と排除の違い (スコア:2)
単に「WebMの普及のためにChromeで使いやすい機能を多数搭載する」なら誰も騒がないと思います。問題は一度サポートしたモノを政治的な理由で「使えなくする」ことへの反発なので……。
もちろんユーザーにブラウザを乗り換える自由はありますが、それに手間がかかることを考えると、ユーザーを獲得してから自分に都合の良い方向転換をすることが嫌われるのは致し方ないと思うのです。
(まだそこまで大きなものではないかもしれませんが)Chromeが獲得したシェアにものを言わせて、WebMの使用を無理矢理に推し進める行為を「as our goal is to enable open innovation(元記事 [chromium.org]より」と言ってしまうのはには違和感を感じます。いくら技術がオープンであっても、企業が無理矢理に普及させたものをopen innovationとは言わないでしょう。
Re:援護と排除の違い (スコア:3, 参考になる)
videoタグには、複数のsourceを列挙しておき、どのコンテンツを再生するかはブラウザに任せる、という機能があるんですね。 てっきり、「Chromeで再生出来るようWebM形式のビデオをサイトに置くためにはH.264で置くのを諦めなければならない」という絶対的な強制力が働くものかと勘違いしていました。
「Chromeでも再生出来るよう、H.264に加えてWebMでも置いておこう」という対応ができる仕組みになっているので、 エンコードとストレージに追加のコストがかかるだけなんですね。そのコストがでかいから「H.264を止めよう」という流れに繋がりうる、ということと理解しました。
# 無理矢理普及させるなら、GoogleがWebM変換ゲートウェイサービスとか作ってくれれば良いのに。
# <video>
# <source src="元の動画のURL">
# <source src="Googleのゲートウェイ&target=元の動画のURL" type="WebM">
# </video>
# みたいな書き方をしておくと、GoogleがWebMへの変換・キャッシュをやってくれて、
# サイト管理者はほぼ何もしなくてもWebM対応が出来ちゃうとかそういう。
主戦場はどこなんだ (スコア:3, 興味深い)
確かに問題はコスト最小の道。
この問題、言い出せばいくらでも逃げ道(あるいは対策)があるけど、そういう問題じゃなくて、最もシンプルに対応する場合=最もメジャーな道がどうなるか。
現状では、やはりFlash?という気もするけど、GoogleとFlashの関係は別に特に深いわけではなくて、Googleが今Flashを支持する理由はセキュア。
マイコミジャーナル [mycom.co.jp]
まあ、柔軟戦略、現実主義者ということなんでしょうか。
PCとモバイル、セキュアとノンセキュアのマトリックスを考えるなら、私的にはノンセキュアでPC&モバイルのソリューションを知りたいし、ライトユーザーの動向が最優先。IEで動くのが第一で次がSafari(要するにOSのデフォールトが基準)、FirefoxやChromeを使う人は自分で何とかするだろうと考える。
Re: (スコア:0)
そうだね。政治的・経営的理由での機能削除は、その機能に期待しているユーザーからは反発するでしょうね~。
ユーザーから見れば首根っこつかんでくるのがMPEG LAかGoogleかの違いであんまり変わらんって感じだし。
でも、一応2015年まで延長されてるH.264のストリーミングメディアに対するロイヤリティ無料期間なんですが、その後はどうなるんでしょうかね。
ロイヤリティが有料になったとき、どういうライセンス形態になるんでしょうかね。
その負担がGoogleにとって容認できるという保証があるんでしょうか。あくまでGoogleにとって。
このまま「普及しているから」という
Re:援護と排除の違い (スコア:2, 参考になる)
ちなみに、ストリームは2015年まで無料でもデコーダー実装にはライセンス料が課せられている [mpegla.com]ようなのでGoogleにとって2010年でもGoogle Chromeに関して5000万以上のダウンロード数があったと仮定すると、年間の上限である500万ドルは出費があったものと思われます。(2011年はこの条件は6500万ドル)
まあ Googleがこれが嫌なだけでサポートを打ち切るとは思えませんが。
Re:援護と排除の違い (スコア:1, 参考になる)
無料動画の利用者には無料ってだけで他の用途では有料、無料の期限も2015年から無期限に変わってます。
H.264のライセンス料、無料ネット動画は恒久的に不要に [itmedia.co.jp]
Re:援護と排除の違い (スコア:1, 参考になる)
エンコーダ、ストリーム(データ)、デコーダ
この3つのうち、ストリームについての話であって、その場合においても、エンコーダ、デコーダにはライセンス料が必要でしょ?
そして今の話題は、デコーダのお話。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ロイヤリティが無料なのはエンドユーザだけで、ブラウザベンダは搭載するデコーダのライセンス料として、すごい大金を毎年払わないといけないんじゃないですか?
それとも、今はそれも無料になったんでしょうか?