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ひとりやふたりの異国民ならば大したことはありません。ですが、数万という数になれば、持ち込んでくる「地元の文化」も無視できない量になります。それを押しつぶして救済国の文化に合わせさせるのか/異国の文化を尊重できる風潮を作るのか、心配があります。
日本に大量の難民を受け入れるとすれば、どうしたらいいでしょう。ごく簡単なところでは、電車は降りる人優先/おぢるひどがしんでからおのりください/を徹底させられるだろうか、それとも数のパワーで外部の文化が侵攻してきて電車の乗り降りさえもシッチャカメッチャカになるのか。
わたしが、日本には難民を受け入れる準備が無いと思っている理由のひとつです。
まさにこの話自体が、文化流入の代表的なお話ですね。難民にとって、過去のドイツについては、なんら関係無いという事です。
今まで行ってきた、大戦の戦後対応等からはまるで無関係な人達であり、今後その割合が増えた場合、その成果はどんどん失われていく。戦後生まれの人間にも、戦争に対する反省や、謝罪を強いてきた世界秩序も崩壊する事になる。
国という存在が、人とセットで、時間の積み重ねの上に現在の形に収まっているのに、その数パーセントから数割が連続性の無い者に置き換わる事は、ほぼ新しい国の発足と同状態となる。文化以上に歴史への影響が大きくなるのではないだろうか。
元難民となった者達が、過去のドイツの歴史を当事者として認識出来るのか、日本では既に同じ状況が起こっていて絶望的だ。
ドイツの場合、せっかく人口増やして、個々の責任負担を軽減しようって時に、「あっ僕たちは関係無いんで」って言われて、逆に負担が増すという、恐ろしい未来しか見えないな。
ドイツは国としての謝罪はするけれど、個人についてはナチ関係者とナチを見てみないふりしてた人だけが悪い、という立場なので、戦後生まれの人にはもともと当事者としての責任は負わせてないですよ。その点では移民が増えても影響ない。
そこが違うんだよな。
その責任のあった人を認識するってのも、国際社会(仮)からすると新たな世代の責任として期待されてる訳で、それはかなりの労力を割いて、学校教育なり何なりでしてきているんです。ただし、他所から来た人はそんな教育を受けていないから、常識として通用しない訳です。普通の規模の人口移動であれば、一カ所に集中して多数派にならないので、問題になりませんが、大規模で人口の10%(2060年くらいらしい?)になると話は変わってきます。
要するに、収容所とか、特に気にせずに住むなど、歴史を考慮に入れずに価値判断をするという事です。なんとか収容所の跡地を大事にしてるらしいけど、彼らが壊して住居を建てるって言った時、きちんと説得して止められるのかどうか、善意や人間主義ってのは、自己矛盾とどう折り合いを付けるか、本当に難しいですね。
たしかにドイツの多くの地域では日本とは比べ物にならない歴史教育がされてきたわけですが、旧東独はホロコースト教育については結構弱いです。難民襲撃が大部分旧東独なのもこれが一因。難民も含めて、親世代はあきらめて子供世代の教育で解決するしかないかも。
>難民襲撃が大部分旧東独なのもこれが一因。そうなの?難民が東から来るからだと思ってた。
たしかにドイツの多くの地域では日本とは比べ物にならない歴史教育がされてきたわけですが、
ドイツと日本の歴史教育の違いがあるのは、近現代史教育。日本の中世・古代史教育はそれなりにしっかりしている。但し現代・将来に於いて有用な、「何故」「何が」「どうなった」かでなく、ひたすら固有名詞と年代の暗記に堕した、歴史教師のオナニーに過ぎないが。
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大量の難民とともにやってくるものは (スコア:5, 参考になる)
ひとりやふたりの異国民ならば大したことはありません。
ですが、数万という数になれば、持ち込んでくる「地元の文化」も無視できない量になります。それを押しつぶして救済国の文化に合わせさせるのか/異国の文化を尊重できる風潮を作るのか、心配があります。
日本に大量の難民を受け入れるとすれば、どうしたらいいでしょう。
ごく簡単なところでは、電車は降りる人優先/おぢるひどがしんでからおのりください/を徹底させられるだろうか、それとも数のパワーで外部の文化が侵攻してきて電車の乗り降りさえもシッチャカメッチャカになるのか。
わたしが、日本には難民を受け入れる準備が無いと思っている理由のひとつです。
Re: (スコア:1)
まさにこの話自体が、文化流入の代表的なお話ですね。
難民にとって、過去のドイツについては、なんら関係無いという事です。
今まで行ってきた、大戦の戦後対応等からはまるで無関係な人達であり、今後その割合が増えた場合、その成果はどんどん失われていく。
戦後生まれの人間にも、戦争に対する反省や、謝罪を強いてきた世界秩序も崩壊する事になる。
国という存在が、人とセットで、時間の積み重ねの上に現在の形に収まっているのに、その数パーセントから数割が連続性の無い者に置き換わる事は、ほぼ新しい国の発足と同状態となる。
文化以上に歴史への影響が大きくなるのではないだろうか。
元難民となった者達が、過去のドイツの歴史を当事者として認識出来るのか、日本では既に同じ状況が起こっていて絶望的だ。
ドイツの場合、せっかく人口増やして、個々の責任負担を軽減しようって時に、「あっ僕たちは関係無いんで」って言われて、逆に負担が増すという、恐ろしい未来しか見えないな。
Re: (スコア:2)
ドイツは国としての謝罪はするけれど、個人についてはナチ関係者とナチを見てみないふりしてた人だけが悪い、という立場なので、戦後生まれの人にはもともと当事者としての責任は負わせてないですよ。
その点では移民が増えても影響ない。
Re: (スコア:0)
そこが違うんだよな。
その責任のあった人を認識するってのも、国際社会(仮)からすると新たな世代の責任として期待されてる訳で、それはかなりの労力を割いて、学校教育なり何なりでしてきているんです。
ただし、他所から来た人はそんな教育を受けていないから、常識として通用しない訳です。
普通の規模の人口移動であれば、一カ所に集中して多数派にならないので、問題になりませんが、大規模で人口の10%(2060年くらいらしい?)になると話は変わってきます。
要するに、収容所とか、特に気にせずに住むなど、歴史を考慮に入れずに価値判断をするという事です。
なんとか収容所の跡地を大事にしてるらしいけど、彼らが壊して住居を建てるって言った時、きちんと説得して止められるのかどうか、善意や人間主義ってのは、自己矛盾とどう折り合いを付けるか、本当に難しいですね。
Re:大量の難民とともにやってくるものは (スコア:2)
たしかにドイツの多くの地域では日本とは比べ物にならない歴史教育がされてきたわけですが、旧東独はホロコースト教育については結構弱いです。難民襲撃が大部分旧東独なのもこれが一因。
難民も含めて、親世代はあきらめて子供世代の教育で解決するしかないかも。
Re: (スコア:0)
>難民襲撃が大部分旧東独なのもこれが一因。
そうなの?
難民が東から来るからだと思ってた。
Re: (スコア:0)
たしかにドイツの多くの地域では日本とは比べ物にならない歴史教育がされてきたわけですが、
ドイツと日本の歴史教育の違いがあるのは、近現代史教育。
日本の中世・古代史教育はそれなりにしっかりしている。
但し現代・将来に於いて有用な、「何故」「何が」「どうなった」かでなく、ひたすら固有名詞と年代の暗記に堕した、歴史教師のオナニーに過ぎないが。