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さくらインターネットがGPUクラスタを使ったサービスを発表、今夏リリース予定」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2016年01月27日 15時30分 (#2955510)

    すでにできますよ。
    と言うのは手このサービス、別にさくらたんが最初ではなく、天下のAWSでも似たようなコンセプトのインスタンスはあり [amazon.com]、オンライン上だけの手続きでGPGPUの高速演算環境を時間貸しで借りることができます。そして、そこにソフトをぶっ込むと相当な部分までクラックができると言うことで実証されている例が何個かあったような。
    んで、こっちだとCPUてんこ盛りもかなりのレベルまでできるようになっているので、GPUではなくCPUのリソースがたんといる様な部分でもできます。

    製造業の桁が違う膨大な投資需要を取り込めるとあって、Amazonも普及に熱心です。最近計算力学系のセミナーに行くと、AWSがスポンサードしている事が非常に増えてます。そんで、AWS上にクラウドなHPCプラットフォームを作って、みんなで高速に計算しようぜと言うのは花盛りです。

    が…ぶっちゃけ癖が強すぎて使いづらいです>AWS
    また、使用するソフトウエアのライセンスの問題がついて回ります。それはさくらたんでも一緒ですが、ライセンスには使用できる国の制限がある場合が多々有り、これは外為法や各国の似たような貿易管理に引っかかるので実に面倒くさい。そして最先端の分野だと何かあったときに適用される法律が米国法になるとかこれも実に面倒くさい。もう考えるだけで面倒くさい。身の毛がよだつほど面倒くさい。

    その点さくらたんは確実に日本国内になるのでその点心配がありません。
    それから、まだGPGPUしかないとはいえ、ノード間をInfiniBandでつないでますとアピールするなど、AWSの使いづらい所を結構まじめに研究してやっているような感じがありますね。いっそのことFX 10とかスパコン買ってくれよというのは無茶にしても、後は使いやすい料金体系と、計算力学屋に向けたサポートや、場合によっては最適化されたソフトパッケージなどが用意されるといいなと思います。

    • by Anonymous Coward on 2016年01月27日 15時55分 (#2955534)

      Microsoft Azureでもある [technet.com]っぽい
      Azureいま快進撃らしいけど、日本じゃまだまだなのがかなしいです

      親コメント
      • IBM SoftLayerにもあり [softlayer.com]ます。

        こちらは仮想マシンではなくベアメタルサーバですが。値段は高いですがぶん回すぶんにはベアメタルのほうが都合がよいでしょう。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ベアメタルサーバは全然別もんだろ
          ぶん回す分にはベアメタルの方が都合がいいとかんなわけねー。

          • > ベアメタルサーバは全然別もんだろ

            別物というと確かに別物ですが、仮想マシンと同様のコンソールやAPI操作できる点は同じです。どの辺りの差異がきになるのでしょうか。

            > ぶん回す分にはベアメタルの方が都合がいいとかんなわけねー。

            ベアメタルだとVMと異なりH/Wを占有できるので性能が安定しやすいといわれています。(IBMからも資料がでていたはずです)
            演算処理能力を求めるならば都合がよいのではないでしょうか。

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      • by Anonymous Coward

        >日本じゃまだまだなのがかなしいです

        それはクラウディア窓辺さんが最近出てこないのが原因だろ
        間違いない。もっと積極的に出てくるべき。

        • by Anonymous Coward

          この前コミケにいた気がする。
          本人かコスプレなのか分からないけど多分本人じゃないかなぁ

      • by Anonymous Coward

        Azureはなんか高価なイメージがあるのです

        • by Anonymous Coward on 2016年01月28日 10時27分 (#2955901)

          ぶっちゃけ、いっちゃうと、値段はほぼ一緒。
          あと、為替相場が不安定な時にはAzureの方が安心。
          Amazonは基本ドル建てなので円安にシュートすると即座に値段が変わるけどMSは基本的には会計年度の間は想定為替レートを維持するから
          円安でスパイクしないで済む。
          AWSで円建てで払えるルートはあるけど、基本的にはリアルなレートに逐次連動するので為替リスクそのものはヘッジできない。
          もちろん、Azureでも本当の凶悪なスパイクだと臨時で想定レート変更しないとまずいだろうけど、今のところは
          会計年度ごとの変更で対応されている。

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    • by Anonymous Coward

      そういうソフトウェア売ってる所と手を組んでソフトセットの時間売りすると儲かりそうな感じですが、手を出してるところはないんですね。

      • いろいろな所がやってますが、結局はAWSの特性に支配されるため、実はあんまり効率があがらない…。はっきり言って遅いです。ただここは今後に期待として…

        シンプルに、それらコストの面で中途半端なのよ。

        自前でクラスタをそろえるようなコストがとても捻出できない中小中堅の所がスポット的に使いたい用途の場合にはちょっと高すぎる。
        一方でこれだけの金をぽんと出せるような企業だとそれなりに解析需要が継続してあるので、解析する度にスポットで出させるソフトウエアのライセンスまで考えると、まじめな計算ベンダーに依頼して自社内にクラスタを用意した方が確実に安くて使い勝手がいいと言うことになってかなり微妙なのだ。

        説明すると。
        例えば、安い、と言うのは、多くの工学計算ソフトウエアだと、社内であれば一式いくらのライセンスになっているので、コア数無制限のライセンスを突っ込めば、パソコンで雨後仮想が、社内クラスタでぶん回そうがライセンスは増えない。そしてクラスタに突っ込まないときにはばらして使い回すことができる。

        ところが外部に出すと、ライセンス規約的にそのサイト向けにライセンスを都度借りなきゃならないケースがほとんど。つまり社内のライセンスの使い回しが効かない。一方で社内のライセンスは削減できるわけでもないので追加コストになってしまう。

        ソフトウエアとセットにして計算リソース込みで販売しているところもこの料金体系がベースなので高いのだ。一方で、FORCUSなどの正真正銘のスーパーコンピュータリソースに比べると3桁ぐらい遅く、自前でそろえられないから借りますと言うことも発生しない。

        すると今だと、社内の計算リソースが空いて無くて、緊急に必要なときにスポット的に借りる、ぐらいしか使えるシーンがないという存在なのです。

        一方でAWSやその他の所を自前で借りて、自前で環境そろえて、自前なりオープンソースなりのソフトウエアを突っ込んで環境を作る方だと、ライセンスの縛りがないのでメリットが出始めてプチブーム、と言うのが最近の流れ。
        オープンソースなCソフトウエアに関しては、最適化したものがそのままシェアされていたりして、あまり詳しくない人でもそれをありがたくいただいてくれば簡単に構築できてかなり効率よく動いたりする。

        親コメント

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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