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気体で炉心を冷却する原子炉をガス冷却炉といい、そのうち高温を得られるものを高温ガス炉と呼んでます。記事のものも高温ガス炉です。超高温原子炉という単語は、高温ガス炉以外に液体金属冷却の炉等を含みます。
高温ガス炉の利点は、燃料が黒鉛で被覆されており、炉心の出力密度が低いため、冷却材を循環させなくても停止でき、燃料も損傷しない点だと言われています。ただし、出力密度が低いため一基あたりの出力が低くなります。
「高温」ではないただのガス冷却炉は、実は昔からあり、日本初の商用炉もこのタイプだったりします。その技術の延長線なので、新型炉の中では一番信頼性が高い(というより、唯一商用化のめどがたっている)原子炉になります。
中国製なのはやはり心配ですが。機器の質よりも、ぽんぽん建てたらそこで働く人材が不足しそうなことが心配です。
高温ガス炉プラント研究会 「高温ガス炉の概要 [iae.or.jp]
中国では、清華大学がドイツの協力を得てペブルベッド型の熱出力10MW試験炉HTR-10の開発をすすめ、2000年12月に初臨界、2003年1月に定格運転を達成させた。現在までに、蒸気サイクル発電と安全性実証試験を実施してきた。また、次の実証炉HTR-PM(熱出力250MW×2、電気出力200MW、出口温度750°C)に関し、建設地を山東省威海市栄成石島湾に決定し、2008年着工、2014年運転開始を目指して開発が進められている。
資料を見ると、いいことしか書いてないみたいだけど、日本のように地震が多く、海岸沿いでは津波による被害も懸念される場所では、安全性はどうなんでしょう? 1000度近い黒鉛に水がかかったら火災とか爆発とかないのかな? ふる~い記憶だけどソ連の原子炉(黒鉛を減速材につかったやつ)で起こった事故の経験から、水を減速材にした原子炉が主流になったと聞いたような。
>ソ連の原子炉(黒鉛を減速材につかったやつ)で起こった事故の経験から、水を減速材にした原子炉が主流に冷却水が水素爆発したチェルノブイリ事故の後、「日本にある黒鉛チャンネル炉は炭酸ガス冷却だから水素爆発の心配はない」なんて新聞に載ってたけど、水が減速材でも水冷却でも水素爆発するだろ。
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高温ガス炉 (スコア:4, 興味深い)
気体で炉心を冷却する原子炉をガス冷却炉といい、そのうち高温を得られるものを
高温ガス炉と呼んでます。記事のものも高温ガス炉です。
超高温原子炉という単語は、高温ガス炉以外に液体金属冷却の炉等を含みます。
高温ガス炉の利点は、燃料が黒鉛で被覆されており、炉心の出力密度が低いため、
冷却材を循環させなくても停止でき、燃料も損傷しない点だと言われています。
ただし、出力密度が低いため一基あたりの出力が低くなります。
「高温」ではないただのガス冷却炉は、実は昔からあり、日本初の商用炉もこの
タイプだったりします。その技術の延長線なので、新型炉の中では一番信頼性が
高い(というより、唯一商用化のめどがたっている)原子炉になります。
中国製なのはやはり心配ですが。機器の質よりも、ぽんぽん建てたらそこで働く
人材が不足しそうなことが心配です。
Re: (スコア:1)
高温ガス炉プラント研究会 「高温ガス炉の概要 [iae.or.jp]
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
資料を見ると、いいことしか書いてないみたいだけど、日本のように地震が多く、海岸沿いでは津波による被害も懸念される場所では、安全性はどうなんでしょう? 1000度近い黒鉛に水がかかったら火災とか爆発とかないのかな? ふる~い記憶だけどソ連の原子炉(黒鉛を減速材につかったやつ)で起こった事故の経験から、水を減速材にした原子炉が主流になったと聞いたような。
Re:高温ガス炉 (スコア:1)
>ソ連の原子炉(黒鉛を減速材につかったやつ)で起こった事故の経験から、水を減速材にした原子炉が主流に
冷却水が水素爆発したチェルノブイリ事故の後、「日本にある黒鉛チャンネル炉は炭酸ガス冷却だから水素爆発の心配はない」なんて新聞に載ってたけど、水が減速材でも水冷却でも水素爆発するだろ。
the.ACount