「原子力規制委員会曰く、SPEEDIは信頼性がない」記事へのコメント

複合災害だとね…

[yutarine (14862)]

3月16日 第60回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会 [nsr.go.jp]議事録000144212.pdf [nsr.go.jp]
5ページ目に書いてあるけど、日本の原子力災害は自然災害も同時に起きると考えるべきで、単純に屋内退避してればいいわけではないというようなことを言っている。
緊急時の複合的な要素を考えると、避難はシンプルであるべきというのを基本としてるみたい。地震、津波、放射性物質拡散が同時に起こる中で、放射能被害だけに着目して避難すればいいってわけじゃないし、そこで地方自治体が冷静に考えて指示出せるとは思えないからなぁ。SPEEDIは使わないってのはこういう判断も含まれてるでしょうね。

3月16日に発表されてるけど、これが原子力規制委員会の考え方だよね。
原子力災害発生時の防護措置の考え方 | 原子力規制委員会 [nsr.go.jp]

それから議事録では、避難判断ではなく事前の避難計画の策定にはMACCS2、オスカーなどの確率論的コードを活用されるべきと触れている。
オスカー(OSCAAR)はここで開発されてる。放射線安全・防災研究グループ：国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 安全研究センター [jaea.go.jp]
MACCS2ってのはよく分からなかったけどまだ開発進めてるのかな？

Re:

[Anonymous Coward]

事後にリアルタイムで追跡するのは大変かもしれないが、そもそも事前に広域避難計画を作るのに使えない理由にはならないでしょう。

大体冷静に指示が出せないとするなら、そもそも避難対象住民が多い地域の原発の稼働は認めちゃいけないのが
原子力規制庁の立場じゃないのでしょうかね?
規制庁の言動はまるっきり思考が逆転してる様に見えます。

Re:複合災害だとね…

[yutarine (14862)]

緊急時ではなく、避難計画にはMACCS2、OSCAARなど別システムを考えてるとしてるようですよ。コメントにも書きましたけど。

SPEEDIの運用に関しては
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム（SPEEDI） | 原子力規制委員会 [nsr.go.jp]
PDF : 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の運用について [nsr.go.jp]

仮に緊急時において、一定の期間、SPEEDIを参考情報として活用する必要が生じた場合には、契約変更等の措置により、その期間のみ、夜間・土日においても継続できるよう人員を配置する予定であり、SPEEDIを活用できる体制は維持できる見込みである。

これが平成26年10月8日に決定されてるので、SPEEDI自体は「何らかの用途」に使うんじゃないですかね？