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これが「彼ら」の常識現実との距離は何マイル?
個人間で守られるべきプライバシーと、個人と国家の間で守られるべきプライバシーは違う。税金にかかわる資産や収入関係の情報は、個人間で守られるべきプライバシーであるが、個人と国家の間で守られるべきプライバシーではない。住居や居所の情報も、個人間で守られるべきプライバシーであるが、個人と国家の間で守られるべきプライバシーではない。
まあ、公務員による不正漏洩や不正利用の問題は、マイナンバーの導入とは関係なく存在する問題で、それを理由にマイナンバーの導入を阻害するような問題ではない。
個人と国家の間で守られるべきプライバシーというのは、究極的には思想の自由に関する問題で、持っている思想によって行政上の差別を行ったり、特定の思想を持っているだけで犯罪になったりしないというだけに過ぎない。
> 税金にかかわる資産や収入関係の情報は、個人間で守られるべきプライバシーであるが、個人と国家の間で守られるべきプライバシーではない。
ちょっとここは納得しかねます。租税に関しては法定主義であって、資産や収入を政府が把握するかどうかについては、把握しないという立法はそもそも有りです。徴税権はかなり強力な国家権力ですので、法定主義はかなり厳格に適用されます。国民が「資産や収入を政府に把握されるのは嫌だなぁ」と考えれば、課税の平等に優先させることもありなのです。
まあ、マイナンバー法が成立してしまっているので、租税立法主義を形式的には満たしてしまっています。ですから、「マイナンバー法が違憲である」であるという訴えを起こして、租税立法主義を実質的に満たさないようにしようというのが今回の戦略でしょう。租税立法主義から考えると、至極真っ当な訴えだと思います。
ああミスった。租税法律主義でした。
「法律で決めれば守れる権利」というのは法律で決めなければ守られてないんだから、「個人と国家の間で守ることにしてもいい権利」なのであって、「個人と国家の間で守られるべき権利」じゃないんじゃねーの?
あらかじめ法律で定義されてなくても守られていて、法律を定めてそれを侵害しようとしてもそれが簡単には認められてはいけないような権利をこそ、「個人と国家の間で守られるべき権利」っていうんだと思う。
> ですから、「マイナンバー法が違憲である」であるという訴えを起こして、> 租税立法主義を実質的に満たさないようにしようというのが今回の戦略でしょう。
訴えで勝つってのは「形式的に」満たさないようにする行為でしょ。「実質的に満たさない」っていうのは、「形式的には満たしてしまっている(が、実質はそうでない)」時に使うコトバであって、行政官の裁量権を無茶苦茶大きくするとか、政府が敗訴しても同様の政策を続けるとか、そういう状況を指すんじゃねーの?
> 政府が敗訴しても同様の政策を続けるこれは間違いだ、すまん。合法的手段で成立した独裁政権なんかが「実質的に満たさない」の例だな。
> 個人間で守られるべきプライバシーと、個人と国家の間で守られるべきプライバシーは違う。
個人間のプライバシー権と個人と国家間のプライバシー権は違うのでしょうけども、今回の主張をしている人は憲法13条あたりを根拠にしていると思うので、個人と国の間で守られるべきプライバシーの話ですよね。
憲法改正っていうと政治家たちは9条の話しか出してこないので変なんです。ほかに時代に合わせて改正すべきところはあるんです。
ただ、個人を守ることを強化するための憲法改正は誰も主張しないでしょうけど。
ところで、マイナンバーは個人と政府機関の間だけの話
>ほかに時代に合わせて改正すべきところはあるんです。
改正しようとすると「保守」と言われる不思議な国ニッポンw
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
憲法で保障されたプライバシ (スコア:3)
これが「彼ら」の常識
現実との距離は何マイル?
敢えて言おう。カスである!と。
Re: (スコア:1)
自分の情報が漏洩して悪用されるのは困るけど、脱税してないので基本的には賛成です。
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惑星ケイロンまであと何マイル?
Re:憲法で保障されたプライバシ (スコア:5, すばらしい洞察)
個人間で守られるべきプライバシーと、個人と国家の間で守られるべきプライバシーは違う。
税金にかかわる資産や収入関係の情報は、個人間で守られるべきプライバシーであるが、個人と国家の間で守られるべきプライバシーではない。
住居や居所の情報も、個人間で守られるべきプライバシーであるが、個人と国家の間で守られるべきプライバシーではない。
まあ、公務員による不正漏洩や不正利用の問題は、マイナンバーの導入とは関係なく存在する問題で、それを理由にマイナンバーの導入を阻害するような問題ではない。
個人と国家の間で守られるべきプライバシーというのは、究極的には思想の自由に関する問題で、持っている思想によって行政上の差別を行ったり、特定の思想を持っているだけで犯罪になったりしないというだけに過ぎない。
Re:憲法で保障されたプライバシ (スコア:1)
> 税金にかかわる資産や収入関係の情報は、個人間で守られるべきプライバシーであるが、個人と国家の間で守られるべきプライバシーではない。
ちょっとここは納得しかねます。租税に関しては法定主義であって、資産や収入を政府が把握するかどうかについては、把握しないという立法はそもそも有りです。
徴税権はかなり強力な国家権力ですので、法定主義はかなり厳格に適用されます。
国民が「資産や収入を政府に把握されるのは嫌だなぁ」と考えれば、課税の平等に優先させることもありなのです。
まあ、マイナンバー法が成立してしまっているので、租税立法主義を形式的には満たしてしまっています。
ですから、「マイナンバー法が違憲である」であるという訴えを起こして、租税立法主義を実質的に満たさないようにしようというのが今回の戦略でしょう。
租税立法主義から考えると、至極真っ当な訴えだと思います。
Re: (スコア:0)
ああミスった。租税法律主義でした。
Re: (スコア:0)
「法律で決めれば守れる権利」というのは法律で決めなければ守られてないんだから、
「個人と国家の間で守ることにしてもいい権利」なのであって、「個人と国家の間で守られるべき権利」じゃないんじゃねーの?
あらかじめ法律で定義されてなくても守られていて、法律を定めてそれを侵害しようとしても
それが簡単には認められてはいけないような権利をこそ、「個人と国家の間で守られるべき権利」っていうんだと思う。
> ですから、「マイナンバー法が違憲である」であるという訴えを起こして、
> 租税立法主義を実質的に満たさないようにしようというのが今回の戦略でしょう。
訴えで勝つってのは「形式的に」満たさないようにする行為でしょ。
「実質的に満たさない」っていうのは、「形式的には満たしてしまっている(が、実質はそうでない)」時に使うコトバであって、
行政官の裁量権を無茶苦茶大きくするとか、政府が敗訴しても同様の政策を続けるとか、そういう状況を指すんじゃねーの?
Re: (スコア:0)
> 政府が敗訴しても同様の政策を続ける
これは間違いだ、すまん。
合法的手段で成立した独裁政権なんかが「実質的に満たさない」の例だな。
Re: (スコア:0)
> 個人間で守られるべきプライバシーと、個人と国家の間で守られるべきプライバシーは違う。
個人間のプライバシー権と個人と国家間のプライバシー権は違うのでしょうけども、今回の主張をしている人は憲法13条あたりを根拠にしていると思うので、個人と国の間で守られるべきプライバシーの話ですよね。
憲法改正っていうと政治家たちは9条の話しか出してこないので変なんです。
ほかに時代に合わせて改正すべきところはあるんです。
ただ、個人を守ることを強化するための憲法改正は誰も主張しないでしょうけど。
ところで、マイナンバーは個人と政府機関の間だけの話
Re: (スコア:0)
>ほかに時代に合わせて改正すべきところはあるんです。
改正しようとすると「保守」と言われる不思議な国ニッポンw