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winnyの存在に捌け口を求めるのは御門違いかと。
ここから読み取れることは、個人所有のパソコンに業務を依存する現状を公的インフラ導入で変える気は無いということと、何かあったら個人の責任にしてしまいますよということです。
実際問題、個人情報保護法に抵触し、 刑事告発を受けた人、有罪になった人、処分を受けた人は、 どれくらい居るんでしょう。 既に形骸化した法というイメージですが、おそらく0名ですよね?
個人情報保護法ではなく、個人情報保護条例に違反したというのが処分の理由ですが、公務員に対する処分なら、下記のような例 [yomiuri.co.jp]があります。
9月の集中豪雨で床上浸水の被害を受けた東京都中野区の約800世帯について、税の減免や受信料免除が受けられるよう、同区の担当課長が住所と氏名を都税事務所とNHKに提供したところ、「個人情報保護条例に違反した」として、今月24日付で訓告処分を受けていたことが分かった。
こういう事例でも処分が下るのですから、少なくとも中野区では、職員が個人情報保護法または区の個人情報保護条例に違反すれば処分は下るのではないでしょうか。
省庁や自治体によって対応はまちまちでしょうが、職員が個人情報を漏洩すれば、内規なり法令なりに従って処分は下ると思いますよ。それが漏洩を抑止するに充分な重さのものであるかどうかはともかくとして。 # よほど悪質でなければ刑事告発とかにはならないと思いますが。
また、医療機関が警察の照会にすら返答しないなど、今は個人情報保護法への「過剰反応」が問題になっていますね。法自体は決して形骸化していないと思います。とはいえ、守るべき個人情報の漏洩を防ぐという目的を果たしていない、という意味では「形骸化」していると言えるのかもしれません。
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:4, 興味深い)
一度でも漏洩すればそれは機密でもなんでもなくなって無価値になりますので。
winnyの存在に捌け口を求めるのは御門違いかと。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:5, 興味深い)
実際問題、個人情報保護法に抵触し、
刑事告発を受けた人、有罪になった人、処分を受けた人は、
どれくらい居るんでしょう。
既に形骸化した法というイメージですが、おそらく0名ですよね?
自衛隊の場合だと国家(軍事?)機密でしょうから、
個人情報保護法で裁けるか疑問ですが、
潜水艦や航空機によるスパイ活動(と思われる侵犯行為)は頻度が増加しており、
近隣諸国に対する戦力的な問題は無いとしても、
現状がある程度の機密の上に成り立っている平和だとすれば、恐ろしい話です。
新聞記事を書いた方のスキルがどの程度か存じませんが、
ny(汎用データを扱うソフト/OSに近い位置づけと思います)を話題に持ってくる時点で詭弁でしょう。
コンピュータ、ネットワークというインフラの利用法に問題はなく、
電子データ(機密情報)の利用法の問題であり、
全体的な管理がずさん過ぎたことが(nyをトリガに)露呈しただけです。
文書を常時安全な手段で(例えば暗号化するとか)運用していれば、
(手段不問で放出したとしても)最悪の事態は免れたはずです。
# 手段はどうあれリモートファイルを消去するアイディアってカナリ悪質ですよね
# 来年辺りは改良版nyのお蔭で重要ファイル消失とか言いだしそう(笑
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:2, 参考になる)
>>個人情報保護法で裁けるか疑問ですが、
個人情報保護法が無くとも、守秘義務でカバーできると思います。
去年あった、有名人、政治家の年金未払い情報の漏洩も、
個人情報保護法違反ではなく、守秘義務違反で処理されたはずです。
で、個人に科せられる罰則も、守秘義務のほうが重いわけで…
>>文書を常時安全な手段で(例えば暗号化するとか)運用していれば、
>>(手段不問で放出したとしても)最悪の事態は免れたはずです。
自分たちもそういう運用が出来てないから、
薮蛇を恐れて書かないんでしょう。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:4, 参考になる)
第百条 職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。
その罰則は
第百九条 左の各号の一に該当する者は、一年以下の懲役又は三万円以下の罰金に処する。
十二 第百条第一項又は第二項の規定に違反して秘密を漏らした者
自衛隊員は特別職国家公務員なので自衛隊法に書かれていますが・・・・
第五十九条 隊員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を離れた後も、同様とする。
その罰則
第百十八条 次の各号の一に該当する者は、一年以下の懲役又は三万円以下の罰金に処する。
一 第五十九条第一項又は第二項の規定に違反して秘密を漏らした者
ほとんど一緒なんですね。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:2, 参考になる)
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:3, 興味深い)
5.15事件なんかの軍法会議を考えると、軍人を甘やかす装置として機能することもあります。
軍法会議は軍隊の峻厳な規律を守るためにあるというよりは、軍隊の独立性を保つためにあると考えた方が良いでしょう。
従って、今回のケースの解決策としては筋が悪い。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:2, すばらしい洞察)
状態が問題だったので、大事なのはきちんと末端の
インフラを整備することでしょう。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:2, すばらしい洞察)
・業務で使用する個人所有パソコンからのwinnyの削除
・個人所有パソコンで「秘」情報含むデータの取扱いを禁止
とのことで、ここから読み取れることは、個人所有のパソコンに業務を依存する現状を公的インフラ導入で変える気は無いということと、何かあったら個人の責任にしてしまいますよということです。
うちは公共機関ですが、うちだったら
・個人所有パソコンへの業務データ導入禁止
となるはずです。というかやんごとなき事情でなりました。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:0)
問題はこれから後どうするのか、でそ。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:0)
大会社の一定の役職以上や、国務大臣とかは、なぜ送迎車が準備されているか理解できてないでしょ。
自分が交通事故に巻き込まれたときでも、自分に100%責任を問われないようにするためなんだよ。
やだね、精神論者って。人間を道具くらいにしか思ってない。法律という、プログラムを施せば、
人間はミスしないくらいに思ってるんだろうね。
言っとくけど、法律で個人が律すれば、10件の事故が1件になるからなんてバカなことは言わな
いように。1件もれれば、十分ザルです。
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:0)
Re:問題は機密情報管理「者」のモラルに帰着する (スコア:1)
個人情報保護法ではなく、個人情報保護条例に違反したというのが処分の理由ですが、公務員に対する処分なら、下記のような例 [yomiuri.co.jp]があります。
こういう事例でも処分が下るのですから、少なくとも中野区では、職員が個人情報保護法または区の個人情報保護条例に違反すれば処分は下るのではないでしょうか。
省庁や自治体によって対応はまちまちでしょうが、職員が個人情報を漏洩すれば、内規なり法令なりに従って処分は下ると思いますよ。それが漏洩を抑止するに充分な重さのものであるかどうかはともかくとして。
# よほど悪質でなければ刑事告発とかにはならないと思いますが。
また、医療機関が警察の照会にすら返答しないなど、今は個人情報保護法への「過剰反応」が問題になっていますね。法自体は決して形骸化していないと思います。とはいえ、守るべき個人情報の漏洩を防ぐという目的を果たしていない、という意味では「形骸化」していると言えるのかもしれません。