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総務省がぷららのWinny規制にダメだしした件も、「検閲だから憲法に違反してアウト」ではなくて、 通信事業者に通信の秘密を守る義務を課した電気通信事業法に違反するという話だったはず。 憲法が直接に民間企業のすることを禁止するようなことはないです(日本では)。
法改正か、場合によっては法解釈の変更だけで何とかなりそう? (改正した法律が憲法違反だ!てのはあり得ますけども)
#釣られてないですよね?ないですよね?
>スラドではこういった話題が出るたびに直ぐに、通信傍受は憲法で禁止されているから違憲だ >といった類の意見が出ますが、憲法はそんなに硬直してガチガチに解釈されているわけではなく >常に「公共の福祉」と比較して、どちらがより良いかで判断されています。
日本では、「検閲」は、公共の福祉に関係なく一切禁止とされてます。 ただ、それでは国にとって不便なので、「検閲」の定義はかなり狭く解釈されているのが現状です。 ですから、直感的に、日常的な意味での検閲にあたりそうだなあと思っても、その行為が憲法に違反しているかどうかの判断は、 その行為が憲法でいう「検閲」にあたるか否かという問題に集約されます。
そして、他コメントでも出てますが、判例上「検閲」とされるのは行政権の行為に限られるので、 通信事業者が何をしようと、その行為は憲法でいう「検閲」にはなりません。
そういう訳なので、通信事業者の行為を取り上げて、検閲だから憲法違反だ、 と主張しても、たぶんあまり意味がないと思います。
>通信の公共性を考慮した結果、憲法で定められた検閲の禁止や秘密の保護に関する事が、電気通信事業法で定められているのですから、電気通信事業法を変更すれば良いという単純な問題ではないと思います。
上のように、通信事業者に特定の条件を満たしたファイルの削除やフィルタリングを認めても、「検閲」ではないので、その点で憲法違反になることはないです。 また、憲法を守る義務があるのは国や公務員などで、民間の人や企業は原則として憲法に拘束されませんから、 民間企業に憲法で国が守るべき義務と同じ義務を課さないことを憲法違反だというのも厳しいと思います。 それに、「通信の秘密」のほうは検閲と違って公共の福祉のために制限することも出来ますから、正当化しようとすれば いくらでも理屈はつけられます。
つまり、
>通信事業者がそれをチェックするのは >検閲にあたります。つまり、この技術(?)の完成には >憲法改正が必須条件となります。
というのは誤りだと思います。
#だからといってこんな馬鹿げた計画に賛成という訳ではないっす。 #憲法の問題に絡めるには無理があるというだけで。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
情報統制? (スコア:5, すばらしい洞察)
記事の上では特定の電子透かしの付いたファイルだけが
対象のようですが、通信事業者がそれをチェックするのは
検閲にあたります。つまり、この技術(?)の完成には
憲法改正が必須条件となります。
(任意ではなく強制というのがポイントです)
折りしも次期首相候補が憲法改正を公言している時期に
このようなニュースを総務省が垂れ流しているのは
あまりにタイミングが良すぎるな、と勘ぐってしまいます。
そもそも官公庁内で公用PCでWinnyを使っているような輩を
厳しく罰していないのに、勝手に情報漏えいさせた後始末を
国民に押し付けるのはいかがなものかと。
Re:情報統制? (スコア:1)
総務省がぷららのWinny規制にダメだしした件も、「検閲だから憲法に違反してアウト」ではなくて、
通信事業者に通信の秘密を守る義務を課した電気通信事業法に違反するという話だったはず。
憲法が直接に民間企業のすることを禁止するようなことはないです(日本では)。
法改正か、場合によっては法解釈の変更だけで何とかなりそう?
(改正した法律が憲法違反だ!てのはあり得ますけども)
#釣られてないですよね?ないですよね?
Re:情報統制? (スコア:1)
Re:情報統制? (スコア:2, 興味深い)
>スラドではこういった話題が出るたびに直ぐに、通信傍受は憲法で禁止されているから違憲だ
>といった類の意見が出ますが、憲法はそんなに硬直してガチガチに解釈されているわけではなく
>常に「公共の福祉」と比較して、どちらがより良いかで判断されています。
日本では、「検閲」は、公共の福祉に関係なく一切禁止とされてます。
ただ、それでは国にとって不便なので、「検閲」の定義はかなり狭く解釈されているのが現状です。
ですから、直感的に、日常的な意味での検閲にあたりそうだなあと思っても、その行為が憲法に違反しているかどうかの判断は、
その行為が憲法でいう「検閲」にあたるか否かという問題に集約されます。
そして、他コメントでも出てますが、判例上「検閲」とされるのは行政権の行為に限られるので、
通信事業者が何をしようと、その行為は憲法でいう「検閲」にはなりません。
そういう訳なので、通信事業者の行為を取り上げて、検閲だから憲法違反だ、
と主張しても、たぶんあまり意味がないと思います。
>通信の公共性を考慮した結果、憲法で定められた検閲の禁止や秘密の保護に関する事が、電気通信事業法で定められているのですから、電気通信事業法を変更すれば良いという単純な問題ではないと思います。
上のように、通信事業者に特定の条件を満たしたファイルの削除やフィルタリングを認めても、「検閲」ではないので、その点で憲法違反になることはないです。
また、憲法を守る義務があるのは国や公務員などで、民間の人や企業は原則として憲法に拘束されませんから、
民間企業に憲法で国が守るべき義務と同じ義務を課さないことを憲法違反だというのも厳しいと思います。
それに、「通信の秘密」のほうは検閲と違って公共の福祉のために制限することも出来ますから、正当化しようとすれば
いくらでも理屈はつけられます。
つまり、
>通信事業者がそれをチェックするのは
>検閲にあたります。つまり、この技術(?)の完成には
>憲法改正が必須条件となります。
というのは誤りだと思います。
#だからといってこんな馬鹿げた計画に賛成という訳ではないっす。
#憲法の問題に絡めるには無理があるというだけで。
Re:情報統制? (スコア:0)