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第6の味覚って「旨味」じゃなかったの?
> 辛みは味ではなくて痛覚です。
それはたぶん分かってて、「麻」「辣」「辛」の間の区別はどうなってるんだろう、ということを話題にしたかったんだと思います。
「ずきずき痛い」「がんがん痛い」「ちくちく痛い」などに相当するのかなあ。
どっかの科学館(?)で、触れることで「熱い」と「冷たい」を同時に体験できる機械が設置されているコーナーがあるそうですね。で、実際に体験すると「痛い」だそうです。
昔、どっかの局の番組で女子アナがリポートしてました。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
第6の味覚って・・・ (スコア:0)
第6の味覚って「旨味」じゃなかったの?
Re: (スコア:2, 参考になる)
中:+苦の五味
和:+旨で六味
と包丁人味平にありましたね。
Re: (スコア:0)
それぞれ全く異なる感覚ではあるけどあまり区別されないよね?
Re: (スコア:1, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
> 辛みは味ではなくて痛覚です。
それはたぶん分かってて、「麻」「辣」「辛」の間の区別はどうなってるんだろう、
ということを話題にしたかったんだと思います。
「ずきずき痛い」「がんがん痛い」「ちくちく痛い」などに相当するのかなあ。
Re:第6の味覚って・・・ (スコア:2, 興味深い)
中華で言う「辣」は、トウガラシの辛さを示すとされ、カプサイシンなどがその主な味物質本体と考えられてますが、カプサイシンは43℃以上の温度に反応する熱刺激受容体のTRPV1を活性化させる、ということで概ねコンセンサスが得られてます。
一方、「麻」については、花椒などの「しびれる辛さ」を示すとされますが、その主要な味物質はヒドロキシ-α-サンショーオール [wikipedia.org]だと言われてます。このヒドロキシ-α-サンショーオールは、上述のTRPV1の他、ワサビの辛み成分(アリルイソチオシアネート)やシナモンの辛み成分(シナモアルデヒド)によって活性化される、冷刺激受容体のTRPA1(17℃以下に反応)も活性化させるという報告 [wikipedia.org]が出ています。さらに、最近ではこの他に、pHや麻酔薬に感受性のカリウムチャネルを阻害する活性があることがNature neuroscienceの論文 [nature.com]に出てます。おそらくは、(1)TRPV1とTRPA1の両方が合わさった辛み、(2)カリウムチャネル阻害を介する「麻痺」の感覚、の両方が、「麻」のユニークな味わいには関与しているのでしょう。
以前は、よく「辛みは痛覚だ」と呼ばれてましたが、以上のようなことを考えると、むしろ「辛みは温度刺激だ」という方が、より正しい表現だと言えるでしょう。ただし「温痛覚」という言葉があるくらいで、元々熱さや冷たさに対する感覚と、痛覚には共通する点が多いというか、「熱い!」「冷たい!」というのは、ある意味では「痛み」の一種とも言えますので。
この辺り [shiga-med.ac.jp]に詳しく書かれてますが、温度刺激受容体による刺激の伝達は、いわゆる痛覚受容器(侵害受容器:さまざまな侵害刺激を感知する器官)のうち、ポリモーダル受容器と呼ばれるタイプのものが、主に担っていると考えられてます。このタイプは、侵害受容器の中では比較的原始的なタイプと考えられていて、温度刺激以外にも機械的刺激、化学的刺激、炎症など、いろいろな侵害刺激によって活性化されると考えられてます。なので温度刺激受容体が感知した「辛み」は、痛覚と共通の経路(ポリモーダル受容器→C侵害受容線維)を通って脳に伝えられる、と考えられます。
なお、カプサイシンについては、このポリモーダル受容器以外にも、機械刺激に特化した高閾値機械受容器(→Aδ線維)も活性化すると言われてまして。トウガラシの辛さは強烈になると、口の中がものすごく痛く感じますが、ひょっとこのあたりが、他の辛み成分よりも強烈というか、「他のに比べると、より『痛い』」…ということなんじゃないかと。
Re: (スコア:0)
「ひょっとこ」ってどのあたりだよ…orz
#「ひょっとしたら、このあたり」……我ながらなんつーtypoじゃ。
Re: (スコア:0)
どっかの科学館(?)で、触れることで「熱い」と「冷たい」を同時に体験できる機械が
設置されているコーナーがあるそうですね。で、実際に体験すると「痛い」だそうです。
昔、どっかの局の番組で女子アナがリポートしてました。