「英語文章ルールブック(The Elements of Style)」と「A Manual for Writers of Term Papers, Theses, and Dissertations」は文章作成の参考書なんでしょうか。だとすると、The Elements of Styleなんて古いのを使っていいのかな。小説でも書くならともかく。関係ないけど「プログラム書法(The Elements of Programming Style)」にはお世話になりました。これも古典になりましたね。
Neil Campbellの「Biology」は生物学の本だと思うのですが、専門でない人にも読ませているのでしょうか?
古典的 (スコア:1)
古典的なタイトルが並んでいますね。比較的新しいのは「文明の衝突」くらい? といってもこれも20年物か。
Re:古典的 (スコア:4, 興味深い)
> 英語文章ルールブック(ウィリアム・ストランク・Jr.ほか)
> 文章作成の参考書なんでしょうか。だとすると、The Elements of Styleなんて古いのを使っていいのかな。
この本 [amazon.co.jp]ではないけれど、類似のこちらの本 [amazon.co.jp]を rhetoric という講義で買わされ使ってました。今でもちょくちょく参照してます。
米国ではどこの大学も最初の頃にこの修辞学という講義で、まっとうな文章の書き方を学ぶようで、それは留学生とて例外ではありません。文法すら危うい外国人に母国語話者ですら悩むようなことを学ばせてどうするんだろうと最初は思いましたが、なんのことはない、段落の分け方とか、カンマの振り方(米国流は "....", ではなく "....," とする)とか、段落ごとにテーマを設けろとか、論文引用の仕方とか、そんなことでした。
帰国して学部教育に携わりましたが、日本では該当講座はあまり活発ではないですね。小学校から英語教育をやるのも良いですが、日本語での表現力、正しい日本語文の作成力も鍛えないと駄目なのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
大学の英語の授業で、先生(カリフォルニア出身だったかな?)が「俺の国の連中で仮定法を理解しているのは少ないし、店で買物するのに簡単な算数さえもできやしない」的なことを言って嘆いていました。実際に授業で指定された教科書もどんなに難しい内容なのかと最初は思いましたが、中身がすべて英文であるというだけで、やっぱりmargin, double spaceであるとかparagraphなど、同様のことを日本語に当てはめたら小学生で学ぶような内容ばかりでちょっと肩透かしを食らいましたね。
Re:古典的 (スコア:2)
Marginとかdouble spacingとか、原稿用紙の使い方レベルですね。高校でタイプ原稿の書き方を教えていないなら、それは必要でしょう。日本だと、「理科系の作文技術 [amazon.co.jp]」と「理科系のための英文作法 [amazon.co.jp]」で済みそうな内容です。もっとも、この程度のことですら日本の学校では教えてくれない。
日本語特有の文章作成技術なら、「日本語の作文技術 [amazon.co.jp]」か。本多勝一を推奨するのは嫌だけれど、これはいい。「中学生からの作文技術 [amazon.co.jp]」というのもあります。
本当は、論理的な文章作成技術など、中学で習っていてもいいくらいのものですが、国語教師が文学部崩ればかりで、まともな技術を教えようとしない。文学か長文読解か、どちらにしても書き方を教えない。読書感想文だけは書かせるけれど、あんなのは使えない。(学習指導要領にないからって? それを作っているのが国語教師ならば同じこと。)
Re: (スコア:0)
私はガキの頃に“。」”で鉤括弧(括弧でも同じ)を閉じると学校で習ったが、今のライトノベルでは“」”となって、“。”は無しになっている。
但し“!」”や“?」”と、感嘆符や疑問符は残る。
Re:古典的 (スコア:1)
昔から小説では、鉤括弧を閉じるときの句点“。”は省略されます。そのほか、外国人の名前を書くときには「バラク゠オバマ」のようにダブルハイフン“゠”を使え、と教科書には書いてあるのに、実際は「バラク・オバマ」のように中点が使われていたりします。教科書と現実世界が違うという困った世界です。
Re: (スコア:0)
たしかに、「ガルシア゠マルケス」のようにスペイン系の複合姓を表す場合くらいしか見ませんね。
Re: (スコア:0)
> 関係ないけど「プログラム書法(The Elements of Programming Style)」にはお世話になりました。
実は関係あります。
序文にあったと思うのですが、BWK&PJPの題名は「The Elements of Style」(Strunk, White)の題名をもじって付けられたのです。