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Engadget Japanese: AMD のThunderbolt 対抗「Lightning Bolt」、映像&データと充電を一本で接続

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CES 2012 で第二世代 Ultrabook 対抗ノート向けの " Trinity " APU を公開したAMDは、I / O技術でもインテルThunderbolt を迎え撃つ " Lightning Bolt " をデモしています。まずトリニティは、新CPUコア " Piledriver " とDX11対応の次世代GPUコアを組み合わせたモバイルプロセッサ。インテルベースのUltrabook に対抗する薄型ノート向けの製品です。

デモではまず「ミドルタワーPC」に接続した2枚のディスプレイでゲームDiRT3 と動画変換を同時に走らせているところを見せ、こうした重いタスクはデスクトップか、ノートでも大型の据え置きに近いものが必要だった、と導入。したところでミドルタワーケースを開けると、なかには14インチ薄型の " Trinity " ノートが鎮座ましましているという演出でした。しかもノート側の画面では別に動画を再生中。デモに使われたのはTDP17W の " Trinity " で、同TDPのインテルベース Ultrabook と同時期に登場することになります。

一方の Lightning Bolt は、Trinity世代以降のノートで導入を狙う新たな I / O 技術。コネクタとしてはインテルThunderbolt と同様にミニDisplayPort と同一形状を使い、内部的にはUSB 3.0 と DisplayPort 、電源につながっています。売りは最大4枚までの外部ディスプレイ出力、USBデータ転送、さらに電源も供給できること。

デスクに据え置きのLightning Bolt対応ドックやハブ側にAC電源をつなげておけば、持ち帰ったモバイルノートにケーブルを一本挿すだけで、充電とデスクトップモニタへの出力、USB周辺機器やLAN接続などを同時に完結できます。

同じコネクタ形状のインテル Thunderbolt は内部的にDPとPCIe 2.0につながっており、また独自のコントローラチップで双方向10Gbps という高速転送を実現するのに対して、Lightning Bolt はいわばありものを簡易にまとめた仕様。サンダーボルトほどの帯域はなく、データも「USB 2.0よりは速い」(3.0のスーパースピードには及ばない)程度、また電源供給にも制限がある(具体的な数値は不明)との表現ですが、技術的に非常に安価に実装できることが利点です。

AMDによると、ノート側にはミニDisplayPort兼用のコネクタと、1ドル程度の安価なチップを追加するだけ (" Trinity " 採用ノートのように、USB3.0とDisplayPort インターフェースがあるPCなら)。また複数の外部映像出力やUSBハブ、電源供給が可能なハブもUSB3.0ハブと同程度の、たとえば40ドル前後になるとされています。一方の Thunderbolt は、といっても周辺機器はこのCES 2012でようやく増えてきた状況ですが、たとえばアップルの純正ケーブルが4800円 (内部にコントローラと多数のチップを含むため)。

現状ではまだコードネームの「ライトニングボルト」があるだけで具体的な製品での展開は情報がなく、また実働デモも外付けボックスで写真撮影NGという段階ですが、ノートなら必ずつなぐ電源とI/Oが一本にまとまるのは非常におもしろい技術。サンダーボルトに対抗してライトニングボルトという出オチ的な開発名はさておき、実際の製品に導入されれば AMD採用ノートの訴求点になりそうです。AMDは年内にもライトニングボルト採用ノートの出荷を目指すとのこと。

AMD のThunderbolt 対抗「Lightning Bolt」、映像&データと充電を一本で接続 originally appeared on Engadget Japanese on Fri, 13 Jan 2012 11:06:00 EDT. Please see our terms for use of feeds.

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