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バイオテック

放射線によるダメージを防ぐたんぱく質が発見される 27

ストーリー by hylom
この遺伝子を人間に組み込めば…… 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

東京大学などの研究者グループが、放射線によるダメージを防ぐことができる蛋白質を発見したことを明らかにした(東大のResearch Neews)。

発見された蛋白質はクマムシの一種であるヨコヅナクマムシのゲノム配列から発見されたもので、「Dsup」と名付けられた。ヨコヅナクマムシは強い放射線を浴びても生き残ることができることで知られている。通常放射線は生物にとって有害であり、放射線が照射されると細胞やDNAが破壊されるが、今回発見された蛋白質はDNAを保護する働きがあるという。

人間の細胞に対しDsupを作り出せるよう改変を加えた上で放射線を照射した実験では、DNAの損傷が半分程度になり、さらにこの細胞は増殖能力も維持されたままだったという。

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バイオテック

マウスで卵子を使わずに赤ちゃんを作る実験に成功 25

ストーリー by hylom
この方法で雌は作れるのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

マウスによる実験で、卵子を使わず精子だけで赤ちゃんを作ることに成功したという(BBCNature Communications掲載論文)。

この実験では、精子に対し遺伝子操作を行うことで卵子のような働きを行わせ、それを使って子供を作ることに成功したという。健常な子供が生まれた割合は24%だったという。

過去には、卵子二つから精子を使わずにマウスを作るという実験もあった(Natureasia.com過去記事)。

精子が卵子に侵入(受精)すると両者が融合(接合)して1つの細胞となり、その細胞が細胞分裂を重ねて胚ができ、それが成長して胎児になるというのはよく知られているが、哺乳類には精子由来の染色体からしか発現しない遺伝子と、卵子由来の染色体からしか発現しない遺伝子が存在する。そのため、精子のみ、もしくは卵子のみからだけでは遺伝子が不足して子孫を残すことができないとされていた。

今回の実験では精子に対し遺伝子操作を行うことで、本来は卵子由来の染色体からしか発現しない遺伝子を発現させ、そこから胚を成長させて子供を作り出したようだ。

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バイオテック

スウェーデン、難民の年齢を医学的に判定するシステムを導入へ 20

ストーリー by hylom
色々なケースがありそう 部門より

難民を多く受け入れているスウェーデンで、難民申請者の年齢を医学的に判定する計画が明らかになった(NNA EUROPE)。

スウェーデンでは、18歳以上と断定できない難民を未成年として登録しているそうだが、多くの難民が年齢を偽っている可能性があるとのことで医学的な判定が導入されることになった模様。年齢の判定は歯やヒザ関節の調査で行うようだ。

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バイオテック

遺伝子分析により、キリンは4つの種に分類できるとの研究結果 46

ストーリー by headless
麒麟 部門より
アフリカ大陸に生息するキリンはこれまで考えられていた単一種ではなく、異なる4つの種に分類できるという研究結果がCurrent Biologyで発表された(論文The Vergeの記事毎日新聞の記事AFPBB Newsの記事)。

現在、キリンは分布域や体表の模様などにより9亜種に分類されることが一般的に認められている。研究チームがアフリカ各地に生息するキリンの核DNAおよびミトコンドリアDNAの分析を行ったところ、一部の亜種が別の種として識別されることがわかったとのこと。その結果、研究チームではキリンを4つの種に分類することを提案している。

4つの種は以下のように分類される。
  1. 南部のキリン(Giraffa giraffa)
    アンゴラキリンとケープキリンの2亜種を含む
  2. マサイキリン(Giraffa tippelskirchi)
    マサイキリン(キタローデシアキリンを含む)
  3. アミメキリン(Giraffa reticulata)
    アミメキリン
  4. 北部のキリン(Giraffa camelopardalis)
    ヌビアキリンとウガンダキリン、コルドファンキリン、ナイジェリアキリンの4亜種を含む
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バイオテック

オバマ大統領、寄生虫の名前になる 19

ストーリー by headless
happy-birthday-mr.-parasite 部門より
マレーシアで発見された新種の寄生虫に、米国のバラク・オバマ大統領にちなんだ名前「Baracktrema obamai」が付けられた。発見者で命名者のThomas Platt氏によると、大統領の名前を寄生虫の名前にするのは敬意を表したものであり、侮辱ではないとのこと(論文Mashableの記事)。

Baracktrema obamaiはホオジロクロガメやマレーハコガメの肺に寄生する住血吸虫の一種で、共通の特徴を持つUnicaecum ruszkowskiiと比較して数倍細長いという。この住血吸虫は宿主のカメに危害を及ぼすことはないが、人に寄生すると重大な疾患を引き起こす可能性もある。

インディアナ州・セントメリーズカレッジの生物学教授を最近引退したPlatt氏は、引退までに発見した32の新種に自分が非常に尊敬する人の名前を付けてきたそうだ。今回の命名はPlatt氏にとってキャリアの最後を飾るものであり、大統領に対する敬意をささやかに示すものだという。さらに、Baracktrema obamaiにはオバマ大統領を想起させる「長く、細く、鬼のようにクール」という特徴もあるとのことだ。

ちなみに、クモ恐竜地衣類などさまざまな動植物でオバマ大統領にちなんだ学名が付けられている。
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バイオテック

シンガポールのジカウイルス、南米から持ち込まれたものではない可能性 4

ストーリー by hylom
アジア系なんてものがあるのか 部門より
headless 曰く、

8月29日以降、シンガポールでは200名以上のジカウイルス感染者が確認されているが、このジカウイルスは南米から持ち込まれたものではない可能性が出ているそうだ(The Straits Times)。

シンガポール国立公衆衛生研究所とシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)のバイオ情報研究所は、共同で最初の感染者グループ2名から採取したジカウイルスのDNAシーケンシングを完了。分析の結果、ウイルスはいずれもアジア系統であることが確認されたそうだ。そのため、2名の患者は南米から持ち込まれたウイルスに感染したのではなく、以前から東南アジアに存在するウイルスに感染したものとみられるとのこと。

東南アジアでは1960年代にはジカウイルスが確認されており、この地域の人々は既に免疫を持っている可能性があるという。また、ブラジルのジカウイルスは妊娠した女性が感染すると小頭症の子供が生まれる可能性が高いことが指摘されているが、この地域のジカウイルスでは異なる可能性もあるとのことだ。

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アメリカ合衆国

カリフォルニアの公営高速鉄道、エレベーター内での放尿による悪臭と戦う 74

ストーリー by headless
urinary-specialist 部門より
立小便で街灯が倒れてしまうほど公共の場所での放尿に悩まされる米国・サンフランシスコだが、ベイエリアの公営高速鉄道(BART)ではエレベーター内での放尿による悪臭が問題となっているという(The Vergeの記事)。

この問題を解決するため、BARTではエレベーターの床をポリ尿素エポキシ素材に貼り替えるほか、シビックセンター駅のエレベーターで「Urine-B-Gone」という消臭スプレーのプロトタイプをテストするそうだ。Urine-B-Goneの詳細についてはテスト中のため明らかにされていないが、酵素ベースの洗浄液のようなものとみられている。

エレベーターで主に悪臭を生み出しているのはシャフト部分だという。ピットと呼ばれるシャフトの底部には水がたまり、バクテリアが繁殖しやすい。そのため、流れ込んだ尿をバクテリアが分解することで悪臭が発生する。シビックセンター駅ではピットの浸水を監視して、くみ出すことのできるFIT PITと呼ばれるシステムも最近導入したとのこと。

ちなみに、BARTでは2001年の同時多発テロ以降、すべての駅のトイレを閉鎖した。多くの駅では昨年から再びトイレを利用できるようになっているが、10駅では閉鎖中のままとなっているとのことだ。
12895928 story
バイオテック

Excelの自動書式により、遺伝子のリストを使用する論文の約20%に誤った遺伝子シンボルが掲載されているとの調査結果 97

ストーリー by headless
確認 部門より
Microsoft Excelの自動書式機能により、遺伝子のリストを使用する論文の約20%で、遺伝子シンボルが日付や浮動小数点値に変換されたまま掲載されていることがわかったそうだ(論文Softpediaの記事WinBetaの記事)。

たとえば「Septin 2」の遺伝子シンボルは「SEPT2」だが、デフォルトの状態でExcelに入力すると「2-Sep」に変換される。また、「Membrane-Associated Ring Finger (C3HC4) 1, E3 Ubiquitin Protein Ligase」の遺伝子シンボル「MARCH1」は「1-Mar」に変換されるほか、理研の「2310009E13」のようなクローンIDは「2.31E+19」に変換されてしまう。保持されるデータ自体が変換されてしまうため、後で書式を変更しても復元することはできない。

同様の変換はExcelだけでなく、LibreOffice CalcやApache OpenOffice Calcでも発生する。Googleスプレッドシートでは発生しないとのことだが、試してみたところクローンIDは変換されてしまった。

こういった問題と回避方法は10年以上前から注目されている。しかし、事前にセルの書式設定で「文字列」を選ぶか、先頭に「'」を付加して文字列として 入力する方法ぐらいで、完全に無効化する方法はないこともあり、簡単にはなくならないようだ。
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バイオテック

米FDA、遺伝子操作したネッタイシマカの放出実験による環境への重大な影響はないとの最終判断 30

ストーリー by hylom
ある意味バイオテロ 部門より
headless曰く、

米食品医薬品局(FDA)は5日、フロリダ州で計画されている遺伝子操作されたネッタイシマカの放出実験について、環境への重大な影響はないとの最終判断を示した(FDAの発表OxitecのプレスリリースThe VergeMashable)。

実験が計画されているのはフロリダ州キーウエストのキーヘイブンで、英Oxitecにより遺伝子操作されたネッタイシマカ(OX513A)のオスを放出するというもの。オスのOX513Aとメスのネッタイシマカが交尾した場合、産まれた卵は成虫になる前に死滅する。オスのOX513Aは吸血せず、2日ほどで死ぬために環境への影響は少ないと考えられている。FDAでは3月に放出実験による環境への重大な影響はないとの事前判断を示しており、数千件のパブリックコメントの内容などを考慮して最終的な判断を行ったとのこと。

ネッタイシマカはデングウイルスやジカウイルス、チクングニアウイルス、黄熱ウイルスなどを媒介する。実験は2009年と2010年にキーヘイブンでデング熱が感染拡大しことこから計画されたが、現在フロリダ州では蚊が媒介したとみられるジカウイルス感染が少なくとも16件確認されるなど、ジカウイルスの感染拡大が大きな注目を集めている。

FDAの最終判断で計画は大きく前に進むことになるが、実験の実施が決定したわけではない。Oxitecは実験を開始する前に地元や州、米政府が必要とする条件を満たす必要があり、フロリダキーズ諸島で蚊の対策を行うFlorida Keys Mosquito Control Districtとともに実験を実施するかどうかを決定することになる。

12871925 story
バイオテック

ヒトと動物の「キメラ」研究、米国立衛生研究所が助成を検討 65

ストーリー by hylom
人間の遺伝子を含む人間でないものはなんなのか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米国立衛生研究所が、受精卵を操作して動物の体内で人間の臓器や組織を作製する研究を認め、資金援助の検討も行う方針であることを明らかにした(ScienceヨミドクターAFPSlashdot)。また、これに対しては30日間にわたってパブリックコメント(意見募集)を行うという。

このような研究の結果、たとえば人間の遺伝子に由来する「人間のために臓器を取り出すための動物」などが実現する可能性があり、それについての懸念も紹介されている。

12870453 story
バイオテック

老化細胞を除去したら肺組織が若返った 22

ストーリー by hylom
人間への応用のハードルは高そう 部門より

国立長寿医療研究センターなどがマウスを用いた実験で肺の老化した細胞を遺伝子操作で取り除いたところ、肺の弾力性が回復し若返った状態になったことを確認できたという(朝日新聞日経新聞西日本新聞JCI Insight掲載論文)。

研究では遺伝子を操作し、肺の細胞が老化したときに毒素を取り込んで除去できるようにしたマウスを使用。遺伝子操作を行った生後12か月のマウスに毒素を投与して老化した細胞を取り込んだところ、肺の弾力性が回復したという。

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宇宙

チェルノブイリで発見された放射線耐性を持つ菌、国際宇宙ステーションへ持ち込まれる 57

ストーリー by hylom
細菌ではない 部門より

チェルノブイリで発見された、「放射線に耐えられる菌類」が国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込まれたそうだ(ギズモード・ジャパンNASAMOTHERBOARD)。

この菌類はチェルノブイリ原発事故の発生後にチェルノブイリ周辺で発見されたもので、強い放射線に晒されている環境でも生き延びられるという。さらにそれだけでなく、放射線のほうに向かっていくように成長していくという特徴があるそうだ。

なぜ放射線に耐えられるのか、なぜこのような挙動をするのかは解明されていないとのことだが、国際宇宙ステーションにこの菌を持ち込むことで、放射線や低重力による影響を調査する模様。

12862510 story
バイオテック

「ドリー」と同じ細胞から作られたクローン羊4匹は今でも健康に生きている 11

ストーリー by hylom
クローン羊が見る夢は何か 部門より

世界初のほ乳類のクローンとして知られる羊の「ドリー」は、6歳で死亡した。このため、クローンで作られたほ乳類には何らかの身体的問題があるのではないかと言われていたが、ドリーと同じ細胞を使って生まれた別のクローン羊4匹は9歳を超えても健康に生きているという(WIREDGIGAZINENature Communications掲載論文)。

このクローン羊たちは、2007年に生まれ2016年現在で9歳。羊の寿命は10~12年と言われているが、この羊たちは「1~2カ所の関節に軽い変形性関節炎の徴候が見られる」以外は健康だという。そのため、クローンだからといって寿命が短いとは言い切れないようだ。

12844985 story
バイオテック

光に反応する筋細胞で動き回るエイ型ロボット 12

ストーリー by hylom
人工筋肉は実現できるか 部門より
nakka-man 曰く、

米5セント硬貨サイズの「エイ型ロボット」が開発されたそうだ。このロボットはラットの筋肉細胞に由来する動力源を持ち、光に従って水中を泳ぐことができるという(カラパイアGIGAZINEScience)。

このロボットを開発したのはハーバード大学のケビン・キット・パーカー教授。

  1. 細胞外タンパク質を持ったシリコン層2枚で金(Gold)の骨格を挟む
  2. ラットの胚から採取した心臓の細胞を改造したものをシリコン層の上に置く(細胞は骨格に沿ってジグザグに配置されている)
  3. その細胞に光を当てると収縮し、シリコンのヒレを動かす。
  4. 金の骨格のバネ作用によって、細胞が元に戻る。

という作用によって、塩と糖の溶液の中で泳ぐそうだ。動画を見ると、かなり強い光を連続では無く断続的に当てているようだ。これによって3.と4.の力が均衡しないのだと思われる。

教授によると人造クリーチャーを作ることが目的ではなく、生体人工心臓を開発するのが目的だそうだ。

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バイオテック

米国で人間の遺伝子を改変する臨床試験が認可される 24

ストーリー by hylom
実はこっそりどこかでもう行われてたりして 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

CRISPR/Cas9(DNAの二本鎖を切断して遺伝子編集を行う技術)を使って人間の遺伝子を改変する研究に対し、米連邦生物安全倫理委員会が認可を行ったという(TechCrunch)。

すでに中国ではCRISPR技術を使った遺伝子改変実験が行われている。今回米国で認可が行われた研究は、遺伝子改変によって遺伝性のがん細胞を攻撃する能力を付与するというものだそうだ。これによって、遺伝的な要因で健康を害することを防ぐことができる可能性があるという。いっぽう、遺伝子操作による副作用を危惧する声も多い。

なお、実際に研究を行うには実験を行う大学内や米食品医薬品局の承認も必要になるとのこと。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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