espy (3615) の日記

2002 年 09 月 29 日
午後 12:20

富士通製HDD障害。

私が仕事場で使っている自分用のパソコンが、富士通製の例の障害の
おきるHDDを内蔵しているのは承知だったのですが、「そのうち換装
すれば…」と思っていた矢先、ある日突然起動しなくなりました。

真っ青になりながらもHDDを取り外し、ダメモトで HDDの基板の
大きなLSI(CIRRUS LOGIC)のQFPパッケージの四辺の端子部分に、
手近にあったスプレー式急冷剤をプシュッとかけてから湿気をふき取り、
またPCにつないだら、起動するではありませんか。
「しめたっ」とばかりに別のHDDにコピーを取って交換、仕事への
ダメージを回避することが出来ました。

私が行った行為の裏には、今話題の障害はLSIの樹脂パッケージの含有
成分(リン)により端子間ショートが発生することで不具合が起きることと、
LSIの樹脂パッケージの端子部分は通常、細かいクラック(割れ目)が
あって湿気が内部へ染み込むことを知っていたため、浸透性のある洗浄剤
でもしかしたら一時的に救えるのではないか?という考えが働いたことが
あります。
(本当は急冷剤ではなく、吹きかけると浸透性がありその後揮発する、
基板洗浄用のスプレーを使いたかった)

なのでこの方法はあくまでも個人のリスクでお願いします、なのですが、
動かなくなって諦めてしまう前に一度試してみるといいかも知れません。
(少なくとも、今回の話題は基板の回路の障害であり、中の磁気ディスクは
無傷なはずですから、基板だけ交換すれば救えるよ,という噂は聞いています)

***
まるで関係ないメモ:あなたにラブレターが届きます

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