Mutexのプライオリティの上限を設定する、Mutex属性のprioceiling属性を設定します。
int pthread_mutexattr_setprioceiling(pthread_mutexattr_t *attr, int prioceiling);
pthread_mutexattr_setprioceiling()は、attrが参照するMutex属性オブジェクトのプライオリティの上限の属性を設定します。
prioceiling属性は初期化したMutexのプライオリティの上限です。prioceiling属性の値は、SCHED_FIFOによって定義された最大の範囲内のプライオリティの値になります。
prioceiling属性は、初期化されたMutexのプライオリティの上限を定義します。プライオリティの上限とは、Mutexの実行によってクリティカルセクションが保護される最小のプライオリティレベルの事です。プライオリティの逆転を防ぐ為に、Mutexのプライオリティの上限を、Mutexをロックしているかもしれない全てのスレッドの中で最高のプライオリティより高いか、または同じ値に設定します。 prioceiling属性の値はSCHED_FIFOスケジューリングポリシーの元で定義されたプライオリティの最大の範囲内になります。
pthread_mutexattr_setprioceiling()が成功した時には0を返します。エラーの時はエラーに応じた値を返します。
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」