条件変数属性オブジェクトのprocess-shared属性を設定します

int pthread_condattr_setpshared(pthread_condattr_t *attr, int pshared);

pthread_condattr_setpshared()は、attrが参照する条件変数属性オブジェクトのprocess-shared属性をpsharedにセットします。

process-shared属性がPTHREAD_PROCESS_SHAREDにセットされていると、条件変数を確保したメモリにアクセス出来る全てのスレッドに対して、条件変数にアクセス出来るようにします。もし条件変数を確保したメモリが複数のプロセスが参照出来る共有メモリであったとしても、アクセスする事が出来ます。process-shared属性がPTHREAD_PROCESS_PRIVATEにセットされていると、その条件変数を作成したプロセス内のスレッドのみが条件変数にアクセス出来ます。プロセス外のスレッドが条件変数にアクセスしようとした時の動作は未定義です。デフォルトではprocess-shared属性はPTHREAD_PROCESS_PRIVATEにセットされています。

pthread_condattr_setpshared()が成功した時には0を返します。エラーの時はエラーに応じた値を返します。