個人使用の携帯電話にワンセグTVが付いているのですが、正直なところとして「ソフトバンクの防水ケータイ（当時）に勝手についてきた」という水準で、個人的には蛇足的機能だと思ってました。
ところが、同震災発生時の第一報を視聴するのに大変役立ちまして、携帯機器にワンセグTVが搭載されていることの合理性を感じずにはいられませんでした。

ところが、思いのほか役立ったのはクリエイティブのZEN Touch2（直販モデルのGPS内蔵版）。
メディアプレーヤーを主体としたアンドロイドOS搭載PDA的な製品なのですが、FMラジオが付いているため仕事中に同震災の続報入手に役立ったほか、ウェザーリポートがリリースしているアンドロイドアプリを導入したところ、これにブロードキャスト生放送機能があり、15日深夜に発生した富士宮の地震の際には、いち早く仔細な情報が報じられ、なかなか参考になりました。

まあ携帯電話は災害発生時に輻輳などで通話困難になるなどの問題が取り沙汰されることがあるのですが、こういう「放送された情報を受け取るための受信機」として考えたら、案外役に立つ局面が広いのかもしれません。
また、「インフルエンザで浮かされつつ暇をもてあましていたときに衝動買い」したメディアプレーヤーであるはずのZEN Touch2が大活躍したのも意外でした。

しかし更に思わぬ役に立ったガジェットがもう一つ。
モバイル機器用緊急電源として購入したソーラーチャージャーiCharge eco　ICE-S。
計画停電の折に、これにUSBバスパワーLEDライトを繋ぎ、停電中の仕事場で大活躍。
明かりを付けっぱなしのままあっちで作業、こっちで整理と仕事していた際には、十分な明るさで照らし続けてくれ、便利便利。
最悪、長期停電でも昼間は日向ぼっこさせておけば、就寝までの幾許かのあいだの明かりにもなってくれそうです…もっとも、その際にはバイクにつけてあるシガーソケット（元々はPND用）にUSBバスパワーアダプタを突っ込んで、そちらから充電しても良い訳ですが。

防災のことを考慮しないで衝動買いした面白ガジェットでも、使い方如何ではかなり役立ちそうですね。