今年2月にストーリーになっていた、「GREEのソーシャルゲーム「探検ドリランド」でカードを無限に増やせるバグ、カードの回収騒ぎに」と同様の案件がまたまた発生しているらしいです。

「探検ドリランド」でまた複製技が発覚　グリー、一部トレード機能を停止 (魚拓)　/ 別ソース (魚拓) /　元ソース（魚拓）

実は、今回のトレード機能停止は、インターネットから情報を拾えません。ドリランドに入ってトップページのお知らせを参照するか、運営から送られてくるメールを見ないと気がつかない状態です。前回もIRを打たず、ヘルプを参照しないとわからない点を問題にしましたが、今回その上をいってしまいました。上場企業が主力サービスの機能停止するという事態になっているのに、なぜ毎度毎度アナウンスをしないのでしょうか？

ここ最近の携帯関連サイト業界のモラルの低さには毎度呆れさせられておりますが、
隠蔽体質もさることながら技術的にもギャンブル紛いの金儲けに傾倒しすぎるあまり、
不正行為、不具合に対しての取り組みが杜撰であるように思われます。

今回の複製技ですが、「トレード倉庫」を使います。この倉庫にあるカードを２つのアカウントで同時に引き出すと、あら不思議。２つに増殖してしまうのですね。前回の、トレード機能で２つのアカウントで同時に受け取ると、増殖してしまう技と大して変わりません。ちなみにこのバグも、見つかったのは去年の話のようです。

つまり、無限増殖技は前から複数みつかっており、知ってる人はそれを使ってジャンジャン、じゃんじゃん複製し、ジャンジャン、じゃんじゃん売りさばいていたわけですね。

全く興味なかったので調べたりはしなかったのですが…真剣に取り組む気がないのか、
ひょっとして社員がRMTサイトと裏取引でもしていたりするのですかね？

参考：ガンホー社員、「ラグナロクオンライン」の不正アクセスで逮捕 6,910億ゼニーを無断複製してRMT業者に売却、1,400万円超を不正取得

今回明らかになった不正行為に関して、CNETの取材にGREEが回答しているようです。

（トレード機能を制限した理由である）利用規約に違反する不正行為と思われるものの調査と、（ブログにある）複製技についてはイコールではなく、複製できるわけではない

…だ、そうです。
誤報だと強弁しようとも機能停止までするのだから、「さらなる不正行為などを呼ぶ危険がある」とか濁せば余計に痛いところを突かれる変に勘ぐられるだけで逆効果の気がします。
正確な情報を公開したほうが良いのでは…もしかして炎上マーケティングのつもりでしょうか？

ソーシャルゲーム業界の「ガチャ」商法，規制強化情報乱舞の怪。いま，おまえのソーシャルの危険が危ないで指摘されているような事態も、現実味を帯びてきているように思います。
業界トップであるGREEが摘発を受けたならば、業界全体に与える影響も軽微では済まない訳で今後の振る舞いが注目される所です。