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4969 story

宇宙は137億歳 113

ストーリー by GetSet
人間に置き換えると何歳かな 部門より

37A 曰く、 "アサヒ・コム「宇宙の年齢は137億歳、姿は平らで永遠に膨張」という記事がありました。元ネタはNASAらしいのですが、NASAのサイトを記事中の「WMAP」で検索かけても、ヒットしませんでした。どなたか英語の得意な方、フォローをお願いします。(他力本願)
私は、137億年も生きていないので、そんな昔がどんな状態だったのかなんてわからないですし、このさき800億年生きる自信もないので、「約800億年後に今の約100倍」と言われても、いまいちピンと来ないのですが…"

なおタレコミ者自身より、 "すみません、追加です。元ネタのNASAの記事はこれかな?と。" との追記が投稿されていた。参考までに。

2003.02.12 14:35追記(by GetSet) shoji12 の情報によると、 "NASAによる宇宙の年齢ニュースのURLはhttp://map.gsfc.nasa.gov/index.html です。 最近NASAのホームページが一新されました。 今まで知りたい情報に簡単にアクセスできていたのですが、 上記の理由によりできなくなりました。 この機会にと思い、探してみた結果です。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by you-you (4108) on 2003年02月12日 13時13分 (#256905) 日記
    本家 [slashdot.org]で一昨日、記事になりました。
    朝日新聞のサイトの記事を読んだときに、あれどこかで読んだ記事だなあと
    思っていましたが、そういうことでした。

    ダークエナジー(むかしでいうところの反重力?)の存在が確認できたとかで、
    ビッグバンだけで膨張して、そのエネルギーが尽きたら伸縮に向かうという、
    これまでの説が覆されるという話のようです。

    科学セクションを創設して相応しいエディタさんが現れると、ああいう風に
    議論が活発になるといいです。
    • by Anonymous Coward on 2003年02月12日 14時00分 (#256951)
      > これまでの説が覆されるという話のようです。

      gsfcのサイトには、
      The WMAP team found that the Big Bang and Inflation theories continue to ring true.
      と書いてあるようですが。
      asahi.comでの国立天文台の杉山直教授の発言もその趣旨ですね。
      別にこれまでの説が覆されるわけではないと思います。

      ただ、ビッグバン後、たった2億年で最初の恒星が生まれたという記述は驚きです。
      親コメント
    • ハッブル望遠鏡の観測結果によると、宇宙は何故かここ数億年で急激に膨張しているそうです。(タイムスケールはいい加減)
      で、原因として現在
      (1)自然界に第5力が存在している?
      (2)宇宙がここ最近最後の相転移が起こった?
      (3)空間には元々斥力があるんだ?
      等々、もう、もの凄すぎて笑うしかないよーな仮説がバンバン出ているとか。「反重力も夢じゃない」という声も上がってるそうで。
      #量子論からは重力には反重力はあり得ない事になってますが。
      で、「そりゃ、元々の観測結果がいい加減なんじゃねーの?」という声に対して、「一応観測結果は合っているよーだ」ってのが今回の発表の意義なんでしょうか????
      以上、門外漢の意見ですので、どなたか詳しい方のフォローをお願いします。<この態度はどうか
      --
      -----------------
      #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
      親コメント
      • で、原因として現在
        (1)自然界に第5力が存在している?
        (2)宇宙がここ最近最後の相転移が起こった?
        (3)空間には元々斥力があるんだ?
        等々、もう、もの凄すぎて笑うしかないよーな仮説がバンバン出ているとか。
        引用元はどちらでしょうか。(2)はよくわかりませんが、
        (1)と(3)は同じ宇宙定数(真空のエネルギー)のことを
        言っているのではないですか?
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        • by Average (3404) on 2003年02月12日 15時32分 (#257009) 日記

          引用元はどちらでしょうか。(2)はよくわかりませんが、
          (1)と(3)は同じ宇宙定数(真空のエネルギー)のことを
          言っているのではないですか?

          引用元というか、ワタシが知ったのは日経サイエンス(しかも立ち読み)なのです。という訳で(しかも門外漢なので)たっぷり眉に唾をつけて欲しいのですが、ワタシが日経サイエンスの記事を読んで理解したところでは

          ・色々な観測結果から、つい最近(ここ数億年)宇宙の膨張が加速したよーだ。
          ・これを説明するには、何かしら宇宙の膨張を加速する機構が必要だ。

          という事で、膨張を加速する可能性があるものとして

          (1)自然界に第5の力がある
            とりあえず、訳わからんが、とにかく斥力がある、とするらしい。暗黒質量がそういう性質を持っていれば宇宙の大きさがある一定を越えると逆に無視できない値になる、とする、らしい。

          (2)真空の相転移がつい最近起こった
            これによって、真空のエネルギーが下がるので、余ったエネルギーが斥力となって云々、らしい。

          (3)宇宙には元々斥力があった。
            空間そのものに、元々斥力という性質があるとする。アインシュタインの宇宙項、らしい。

          という事で、微妙に違うそうですが。
          どう違うかワタシに聞かないでください<この態度はどうか。
          --
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          #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
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      • 量子論からは重力には反重力はあり得ない事になってますが。

        「量子論からは」ってどんな意味なんですかね?
        量子重力理論は完成してないけど、ともかく
        重力を含んだ量子論を作ろうとすると
        反重力なんて現象は入り得る余地がないってこと
        なんですか?
        --
        Kiyotan
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        • by Average (3404) on 2003年02月12日 18時13分 (#257133) 日記

          重力を含んだ量子論を作ろうとすると
          反重力なんて現象は入り得る余地がないってこと
          なんですか?


          ワタシの理解だと、エネルギー=質量=重力、つまりエネルギーが重力を生成するので、反重力子ってのを考えるのは無理、という事に初期からなっているよーです。

          えーと、これまた門外漢なので、眉にたっぷり唾を付けていただいて。

          真空は10^-30cm位のスケールでは、無数の粒子、反粒子が生成消滅されています。ですが電磁力など3つの力については反粒子があるために、巨視的(人類が見るレベル)ではこの生成消滅は外部には見えません(繰り込み可能である、という事)。
          しかし、重力には反粒子が無いために、重力を重力子の交換による作用として解釈する場合、10^-30cmのスケールで発生した重力子はうまいこと消滅できません(繰り込み不可能)
          それどころか、プランクスケールで発生する重力子が重力を発生する為に、雪だるま的に重力が大きくなる筈です(発散する、という事)
          という事で、この発散を押さえるべく重力量子論の方は苦労してきた訳でして、ってのがワタシの理解です。

          で、量子論で重力を理解するのは反重力子ってのを存在させることが出来ないので苦労している、ってのが現状だとワタシは理解してます。

          ただ、例の超対称性なストリングを使うと反重力子って出てくるんでしょうか>識者の方。

          ちなみにワタシの理解はそこらのポピュラー科学雑誌から得ているので数式等で理解している訳では決してありません。10^-30って数値あってるかどうか怪しいし。
          という事で、眉にたっぷりと唾を付けて下さい
          --
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          #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
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  • by Fuyuki (221) on 2003年02月12日 13時35分 (#256928)
    地球の年齢が45億年くらい?
    生命が誕生してから38億年くらい?
    で宇宙全体がたかだか137億年くらい?

    なんか直感的にスケールが合わないように感じるのは僕だけ?
    (なんか宇宙の年齢ってもっと長くないとつじつまがあわないような気がするのだけど…、気のせいか?)
    --
    # 数学は科学の女王にして奴隷
    • by take0m (4948) on 2003年02月12日 13時38分 (#256932) 日記
      そうですか?

      たしか今の太陽系は、この宇宙にとって2~3世代目の恒星系になるのですから、スケール的には合致していると思います。

      地球の生命が誕生してから38億年ですけど、最近の1億年の進歩を見てわかるように、1億のちがいはものすごい大きいでしょう。太陽系よりも1億年早く生命が誕生した、地球と同じ条件の惑星があったとして、今でも着実に進歩しているとしたら、我々から見たら神に近い科学技術を持っていることになると思います。
      親コメント
    • 恒星や惑星に比べて、生物の方が発生過程が複雑かも

      人間っていう生物自体が調和のとれた高度な物質の凝集体なので、複雑さにおいて、天体の比ではないかもね
      親コメント
    • 宇宙の年齢は地球の3倍弱?
      宇宙の年齢は生命誕生から今までの3倍強?
      掛ける数より掛けられる数に注目すればスケールの果てしなさが感じられると思いますが。
      「お‥‥‥億単位かよ!」とか「億の100倍かよ!!」とか‥‥‥。

      かつて「Newton」で宇宙開闢の過程を時系列で紹介していましたが、それをもう一度見てみたいです。
      親コメント
      • ついでに、ビッグバンから現在までの「宇宙カレンダー」最新版もあると良いな。

        #朝日放送(ABC)30周年記念特別番組の「COSMOS」を最近DVD-Rに焼いたので。2話ほど抜けてるけど(;_;
        #40周年は「ブルーレボリューション」だったが、50周年の「ガラスの地球を救え」は見てない。
        --
        masamic
        親コメント
    • by nitech (11733) on 2003年02月12日 18時14分 (#257138)
      直感的なスケールという点では共感しました
      ただ逆に次のようなことがいえるかなーと思います

      「地球以外で生物が誕生する確率が高い」

      親コメント
      • by take0m (4948) on 2003年02月12日 18時22分 (#257144) 日記
        バクテリアなども含めれば、地球以外に生命が存在する確率はほぼ100%だと思いますよ。

        問題は文明が存在するかってことで、45億年の地球の歴史の中で文明が存在できたのはわずかに5000年。今後何年続くかも分からないのでね・・・
        親コメント
    • 時間の尺は一定とも限らないので、
      もしかして137億年よりも果てしなく長いかもしれない。
      宇宙が出来た瞬間時間と言うものがどう動いてたのか分からないので。
      もしかして止まってたかもしれない。
      親コメント
    • 煽りのつもりではないんだけど、
      あなたの直感って、NASAの科学者達を超越するくらい凄いの?
      人間の感覚なんて当てにならんことがほとんど。
      #計測器を超越してる場合もあるけどさ。
      親コメント
  • WMAPじゃなくて (スコア:3, 参考になる)

    by kohji (1206) on 2003年02月12日 13時35分 (#256929) ホームページ
    > NASAのサイトを記事中の「WMAP」で検索かけても、ヒットしませ
    > んでした。どなたか英語の得意な方、フォローをお願いします。

    MAPで検索しないと。WMAPになったのは Wilkinson の名前が付いたから。
  • 元ネタ (スコア:2, 参考になる)

    by joshkata (4660) on 2003年02月12日 13時14分 (#256907)
    NASAに元ネタ [nasa.gov]を発見。
  • COBE のあとがま (スコア:2, 参考になる)

    by teltel (1423) on 2003年02月12日 15時13分 (#256997) 日記
    の衛星で、Microwave Anisotropy Probe [nasa.gov] というのがあるのでこれのことでしょう。
    COBE [nasa.gov] はこれですね。

    宇宙がビッグバンで膨張してしばらくする(このへんあいまい)と、温度が下がってきます。
    そうするとプラズマ状態だった陽子と電子が結合して水素になります。
    プラズマは光を通しにくい(黒体輻射になる)のですが、水素(ガス)はよく通します。
    おおまかに温度3000K で、z=1000 でこの結合が起こったとされます。
    で、現在からこれを見ると温度3K の黒体輻射になります。
    これを宇宙背景放射と言うわけです。
    COBE やMAP はこの宇宙背景放射を調べる衛星です。

    銀河や星が産まれるには、物が集まらないといけません。
    もし、宇宙が完全に均一だったとしたら(すぐには)何も産まれない訳です。
    今現在、なにか構造がある(しかもかなり偏った)ためには
    星の誕生する前にすでにガスの偏りがあったと考えないといけないのです。
    ガスの偏りは、背景輻射のゆらぎに等しいので、
    背景輻射のゆらぎを調べれば最初の銀河がどの位の規模から始まったかが解るわけです。

    # 宇宙の平坦性と、年齢については大変なのでやめ。他の人にまかせまーす…。
    # 結構嘘かもしれないのでつっこみ歓迎。
    • 宇宙の平坦性 (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2003年02月12日 18時22分 (#257141)
      > # 宇宙の平坦性と、年齢については大変なのでやめ。他の人にまかせまーす…。

      だまされないからな! 宇宙が平らだなんて信じないぞ。
      端っこに行ったら落っこちるとでも言うのか!

      # おバカなのでAC
      親コメント
  • by tsyk (10158) on 2003年02月12日 15時23分 (#257004) 日記
    これって、この宇宙は「閉じた宇宙(Closed Universe)」ではなく、「開いた宇宙(Open Universe)」であることを意味するのかな。

    ずっと膨張し続けて収縮が始まらないのなら、宇宙に寿命(Big Crunch)が無いにも関わらず、誕生(Big Bang)だけが存在することになりますよね。「宇宙の世代交代」が永遠に繰り返されているという概念が間違っていたこと?
    • by teltel (1423) on 2003年02月12日 21時46分 (#257260) 日記
      開いても、閉じてもいない平坦な宇宙(flat universe) です。
      開いた宇宙は、膨張が止まらず、膨張の仕方(膨張率)それ自体もどんどん大きくなる解です。
      閉じた宇宙は、膨張がある一点で収縮に転じて、最後はつぶれてしまう解です。
      で、平坦な宇宙が膨張は続きますが膨張率は最後に一定になる、という解です。

      平坦な宇宙というのはある意味特殊解だと思うのですが、
      我々の宇宙がなぜそこに落ち着いているのかは不思議ですね。
      ちなみに、ここ [sdss.org] など参考にしましたので、どうぞ。
      親コメント
    • # 宇宙論はよくわからんのですが。

      ハートルとホーキングの「無境界境界条件」によれば、
      虚数時間を導入することでビッグバンは特異点ではなくなります。
      時間と空間が入れ替わった状態であるだけで
      今現在の世界となんら変わらないものになります。
      適当にググってみてNASDAの一般向け解説 [nasda.go.jp]がありました。

      佐藤勝彦先生のインフレーション理論では、インフレーションを起こしている狭間の空間では
      さらに真空の相転移(これが宇宙項に相当する)が起きてチャイルドユニバースが生じます。
      そしてチャイルドユニバースがさらに孫ユニバースを生み出して、という具合に
      宇宙はただ一つではなく無数に存在するという多宇宙論を展開しています。
      量子ゆらぎによってありとあらゆるところで今まさにチャイルドユニバースが生まれているんだそうな。
      ただ一つの宇宙が世代交代するという考え方は古いものでしょう。
      これまたググってみて一般向け解説記事 [hitachi-hitec.com]がありました。

      Andrei Lindeのカオス的インフレーション理論はよくわかんないですが、
      やはり似たような多宇宙論だそうです。
      詳しい方のフォローを希望します。

      それと、今月号の数理科学 [saiensu.co.jp]の特集が「素粒子的宇宙論の新展開」なので
      読んでみるのも良いのでは?
      佐藤先生が巻頭記事を書いています。
      私は昨日買ったのでまだ目を通していないのですが。

      # 明日仕事をサボって読んでみるつもり。
      親コメント
    • by bushidoh (12670) on 2003年02月12日 20時22分 (#257215)
      > ずっと膨張し続けて収縮が始まらないのなら、宇宙に寿命(Big
      > Crunch)が無いにも関わらず、誕生(Big Bang)だけが存在すること
      > になりますよね。

      lim n->∞ x/n2 って事では。
      親コメント
  • 宇宙の年齢が137億年だとすると, ビッグバンで光速で宇宙が広がったとして半径137億光年. その10倍にもならない800億年で100倍の大きさになるとすると, 遠くの天体は超光速で事象の地平線の彼方に吹っ飛んでいくことになるんだけど... つまりこれは第二のインフレーションということかしらん? こんなマクロな尺度でインフレーションが起きるのかなあ?

  •  やっぱりコンタクトの宇宙人のように、何億年かしたら物質を集めて宇宙の膨張をとめるプロジェクトを止めるプロジェクトを開始しなければいけないのでしょうか。あとπの解析も:p
  • ちっぽけな悩みなど (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2003年02月12日 23時48分 (#257360)

    こういうスケールの大きい話をしてると、自分の悩みなんかなんてちっぽけなものだろう、という気になってきますね。

    ばっバレンタインなど!!!

    #希望は会社に来る保険のおばちゃんの義理のみなので泣きながらAC。

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最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

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