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11443 story

ヒトクローンの“第一人者”がヒト胚クローン論文のデータを捏造していた可能性が濃厚に 51

ストーリー by yosuke
話はどんどん大きくなっていく 部門より

higon曰く、"BBCが、今年Science誌に掲載された韓国のヒトクローン論文が捏造されたものであるかもしれないという報道をしています。論文の全ての著者らが国内外からの度重なる疑惑に耐え切れず、12/15にリトラクトの申請を行いました。(日本経済新聞/朝日新聞の記事)
先月、韓国のソウル国立大学で幹細胞共同研究を行っていた黄禹錫博士と米ピッツバーグ大学のジェラルド・シャッテン博士が倫理違反を理由に協力関係を解消しました。その後紆余曲折の末、黄禹錫氏は自分の研究室の院生の卵子を2004年の実験で使用したことと、ヘルシンキ宣言を知らなかったことを認めましたが、彼の研究成果については、シャッテン氏、黄禹錫氏、Science誌ともに疑いのないものと見ていました。
リトラクトの対象となる黄禹錫氏の2005年の論文で示されているのは、成体細胞と同じDNAをもつヒト胚細胞をつくり出すことに成功したという報告で、これは再生臓器と移植先人体の拒否反応を抑える発見に直接つながる可能性の高い、将来の再生医療においてキーとなる発見とされていました。彼は以前、牛や犬のクローンの作成に成功しており、他にも幾つか幹細胞研究分野において重要とされる成果の発表をしています。今後それらの論文についても詳しい調査がされることになるでしょう。事と次第によっては、世界中の幹細胞研究に数年のセットバックが生じるかもしれません。
詳しく知りたい方のために、先月の疑惑発症の時点から現在までに行われた報道を、Slashdot内の日記にまとめましたのでそちらも参考にしてください。"

Science自体も特集を組んでいる

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 捏造確定 (スコア:5, 参考になる)

    by ssig (24308) <{ssig33} {at} {gmail.com}> on 2005年12月16日 8時48分 (#850239) ホームページ
    ソース [yomiuri.co.jp]

    それと黄教授本人は火病にかかった(文化結合症候群って後天的に発症する物なの?)とかで公の場に出てきてないようです。この辺のところはわが国のマンションおよび髪型を偽装していた方と似てるような(まあ万国共通のことかな?)。

    ほかには

    聯合ニュースの記事より [yonhapnews.co.kr]
    「2005年ソウル国際幹細胞シンポジウム準備委員長である延世大医学部の金ドンウク教授は、
    在米韓国人でノーベル賞候補に挙げられている知人の事例を取り上げて、「最近、国際著名
    科学雑誌側から、韓国人が論文を提出すると実験ノートまでコピーして送ってくれと言ってい
    るという話を聞いた」と語った。

    金教授は更に、「黄教授チームの研究論文が偽りであると判明したら、韓国人に対する論文
    検証手続がもっと厳格になるのはもちろん、韓国科学界の国際的信用が一挙に崩れる悲しい
    ことが起きる」と慨嘆した。


    とか

    12月15日(おいらの誕生日)を国恥日にしよう! [khan.co.kr]
    とか。
    • Re:捏造確定 (スコア:5, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2005年12月16日 9時41分 (#850269)
      このサイトも図入りでDNAフィンガープリントの検証をしたりと詳しい:幻影随想 [seesaa.net]

      この記事 [seesaa.net]中で言及されているが、2ch生物板 [2ch.net]で韓国人主著論文で写真の重複が指摘されている。

      藤村事件 [wikipedia.org]以上(藤村の発見は論文によるPeer-Reviewを経ていない、
      レポートしかなかった)の、ピルトダウン事件 [wikipedia.org]クラスの影響だなぁ。

      親コメント
    • みたいっす [yomiuri.co.jp]

      以下雑感
      このニュースは結構でっかくない?
      セクションローカルで良いの?
      親コメント
      • かなりでかいです。韓国科学界の信用失墜もあるし、science紙の権威もかなり落ちることになったしね。

        管理者側でも大きく取り扱いたいという気持ちがあっても、二の足を踏んでいるのかもしれませんね。

        ちょっと整理しておきたいのは、大まかに分けて2つの大きな問題がある。

        ・生命倫理(卵子にまつわる問題)
        ・学問倫理(論文ねつ造にまつわる問題)

        学問倫理っていい言葉を知らないので^^;こんな言葉を使った。

        これを機会に「韓国人が論文を提出すると実験ノートまでコピーして送ってくれと言っているという話」は恐らく、もっと一般化されるように思えますね。つまり、何処の国の人でも関わらず実験ノートのコピーの提出が要求されるように規定が改定されるんじゃないかな。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年12月18日 1時17分 (#851114)

        よくないでしょう。本家 [slashdot.org]ではセクションローカルになっていないし。

        日本での各種マスコミでの取り上げられ方の少なさのみならず、スラドでもこうだと妙な思惑を感じちゃいます。

        親コメント
        • >日本での各種マスコミでの取り上げられ方の少なさのみならず、スラドでもこうだと妙な思惑を感じちゃいます。 隣国の問題だけは、純粋に科学の問題として扱えないだけに、苦心しているのではないかと思う。F5アタックだって怖いだろうし。
          • 単に関心が薄いだけなのかも.(これも憶測ですが)
            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2005年12月18日 23時26分 (#851395)
              難しすぎるんですよ、一般人にとって問題が。

              学問上の倫理感がわかりずらいし、
              一般のニュースになるのは大発見か捏造問題だけだから、
              いつもの事とおんなじなんじゃないと思ってしまうし。

              どれ位の衝撃度なのかは新聞の記事の大きさでしかわかんない。
              生活に直結しない分、どーにも興味がわかないんですよ。

              # それを関心が薄いというのだった
              親コメント
              • 捏造はそもそも論外なので、ES細胞研究の重要性についてだけ。

                私も医学は素人なんで、最近までは知らなかったのですが、最近医学部受験生に勉強を教える機会があって色々調べていました。そこでわかったのですが、ES細胞にまつわる研究って、間違いなく今の医学の一番のトピックなんですよね。だからこそ、韓国でも黄教授のノーベル賞をとらせるために国を挙げて支援しようとしたわけですし。新聞なんかでも、ES細胞関連研究の話題は週に何回もでてきます。ES細胞は、どんな器官にも分化できるため、臓器などを作ることができるとされています。本人のDNAを持った核をいれて分化させてしまえば、拒絶反応も起こる可能性がなくなるわけで、注目されています。しかし、可能性はわかっていても、自由に分化させる技術が確立されていないため、これを成功させればノーベル賞が取れるといわれているのです(黄教授は、これを成功させたという論文を捏造したわけです)。これだけ重要なものなので、医学では癌の薬と同じか、それ以上に脚光を浴びているわけです。

                しかし、スラド編集者も私も含めて、一般の人はおろか、科学好きの人にも知れ渡っていないなぁ、という実感があります。/.Jのトピックのタイトルも、「ES細胞」じゃなくて「ヒトクローン」になってますし(間違いではないですけど、より重要なのは胚性肝細胞にまつわる問題)。Science では、Stem Cell Issues ですし、新聞でも ES細胞ということばを見出しに使っているのに、一般にはヒトクローンの方が受けがいいのだとしたら、重要性が正確に伝わっていないのでしょう。

                ちなみに、倫理問題になっているのは、ES細胞を作る際に使う胚が、人間に成長しうるものである、という点です。つまり、これは人を犠牲にしているのではないか、という見解があるのです。そうではなく、これはまだ人になっていないから臓器と同じだ、というような見解もあります。そこで、現在は不妊治療のために準備した胚のうち、使用されなかったものだけを、ES細胞の研究に使うようにしています。ところが、女性の体内からわざわざ胚を取り出している(当然女性の母体にもいらぬ負荷がかかる)のが韓国の実態だったようで、これが倫理問題になっています。

                今後は、倫理問題をしっかりさせる、ヒト胚を用いずに全能性の細胞をつくる技術を確立する、などの方向に流れていくのではないかと思います。

                #専門の方、間違っている箇所は指摘よろしく。
                親コメント
  • by KAMUI (3084) on 2005年12月16日 19時39分 (#850619) 日記
    8月3日
    South Korean Scientists Clone Dog [slashdot.org]

    11月25日
    Prime Human Cloning Researcher Humiliated [slashdot.org]

    11月30日
    Slashback: BlackBerry, Cloning, Smart Hotels [slashdot.org]

    12月15日
    S. Korea Cloning Success Faked [slashdot.org]

    ヒト胚クローンを発表した時のストーリーを見つけられなかったのだが,取り敢えず。
  • by kazuhix (21600) on 2005年12月17日 12時26分 (#850876) 日記
    以前の犬クローンで、成功率が非常に低いのでたくさんの犬を実験に供したことが伝えられていますが、今回の言い分の中に「犬飼育施設に生じたカビによりヒトES細胞を汚染されたようだ」と言っています。
    本当にカビが汚染しているのか不明ですが、その可能性をまずあげるということは、環境が汚い。研究施設の惨状が想像できます。
    犬飼育施設の清掃手入れがずさん(パピーミル状態)
    死体保管がずさんかオーバーフローした
    実験犬をラボマスコットとして愛玩
    国の生命倫理指針が世界のスタンダードに達していなかったことから始まった粗探しですが、動物愛護の点でも今後問題を指摘されそうです。凍結保存していたヒトES細胞が本物であると確認できるとしても名誉回復信頼回復の道は遠い。
    #わんこ大好き(いや、食べないよ)
    --
    ヽ( )`ω´( )ノ
  • by Milly (29357) on 2005年12月16日 8時18分 (#850225) ホームページ
    まとめるとこんな感じでしょうか。

    倫理問題から共同研究者に三行半をつきつけられる。
    そのことから欧米のマスコミ等に散々叩かれる。
    叩かれてるうちにぼろが出て論文捏造が発覚。

    最初の三行半がなければ捏造発覚はずっと先になっていたかもしれませんね。
  • by Anonymous Coward on 2005年12月16日 9時04分 (#850246)
    こういうのを見てると、学会や学術誌に発表されている世の論文全部のうち、
    何割が捏造なんだろう?と考えてしまう。
    • by teratera (19792) on 2005年12月16日 11時28分 (#850329) 日記

      生命科学関係の実験では、再現性の検証が必須となっています。
      一度論文で出されても、他の研究者の手で再現性が得られなければ疑惑の目が向けられることでしょう。実際、日本国内でも実験の再現性が得られないことから疑惑の目が向けられている研究者もいますし。
      それで再現性が得られなかったりした場合、その後に出てくる論文で「私たちの手では確認できなかった」という文章が続出したりして、同業の研究者は「やっぱり」と胸をなで下ろしてみたり。

      というわけで、捏造しても将来的には発覚する可能性が高いので、割に合わないケースの方が多い(捏造をした研究者は研究者生命を絶たれます)でしょう。

      論文の査読(ScienceなりNatureなりに載せる価値があるか、専門家によるチェック)自体は「意図的に嘘をついていない」ことを前提に進めているため、捏造自体をすぐチェックするのは難しいです。
      そろそろ論文掲載についても、捏造などに関する議論が必要になってくるのかもしれません

      親コメント
      •  生命科学関係に限らず、論文として提出された実験の再現性を検証し追試するのは必須なんじゃないかな?

         ……とか書いてたら、常温核融合 [wikipedia.org]を思い出した。(w
        --
        --- どちらなりとご自由に --- --
        親コメント
        • by flutist (16098) on 2005年12月18日 3時01分 (#851148)
          NatureとかScienceとかの査読はしたことありませんが、他の雑誌の経験では、投稿された論文を雑誌に載せるかどうかの査読は、同業他者によるボランティアのことも多いです。追実験は必ずコストがかかりますから、設備があっても普通しませんよね。お金に余裕があったら自分の研究に使います。ていうか、常に余裕はないのです。たまたま同じ実験をやりかけてたりしたら、そのままやっちゃってみてもいいですが、先に論文を書かれてますから、まぁ積極的な気持ちにはあまりなれません。

          すべての研究過程を公開していればねつ造はあり得ませんが、成果主義や特許競争もあり、そうはなりません。

          まぁ、難しい問題ですなぁ。
          出版社が査読者に対して法的な強制力をもって追実験を命令する仕組みになれば、ねつ造は減るでしょう。
          親コメント
        • by ginga (20279) on 2005年12月17日 10時12分 (#850811)
          簡単で目から鱗な大成果なら検証もよいでしょうけど, 「世界に誇る唯一無二の設備を使った実験」みたいな ものだと第三者の検証って簡単には出来ないんじゃ?
          親コメント
          • by teratera (19792) on 2005年12月17日 11時31分 (#850840) 日記

            実際にそれを言い訳にする研究者もいます。
            「うちの設備はお金がかかってるから」 とか
            「うちの技術者は優秀だから」 とか

            どちらにしても、時間が経てばもっと精度の高い機械も出てきますし、腕の良い研究者も増えて再現性確認が取られることになりますけど。

            比較的簡単に検証を行える方法として、第三者がサンプルを用意して、第三者の見ている前で本人に作業をしてもらう・・・っていうものがありますね。
            これは現実には二通りあって、共同研究者が技術を学ぶためにやってもらう場合(外科医が手術を見学するのに似てる)と、今回の様に疑惑解明。
            ま、今回の件では韓国の研究業界に自浄作用がなかったみたいなので、巻き添えを食らった研究者にはお気の毒様です。

            親コメント
      • 早晩ばれると分かっている嘘をなんでつくのか、
        私のような凡人には理解に苦しむところではありますが、
        まぁ、要は検証不可能な分野でやればいいんですね。

        たとえば
        古生物学
                化石の捏造などは、現代ではばれやすいので駄目ですが、
                学説の方は作り放題。
                数億年前に絶滅していて、石ころになった骨が1個2個しか見つかっていない
                ものなんか、もう何とでも言えます。
                石ころをネタに見てきたような大法螺を吹く。風呂敷は大
        • Re:なんかあれだぁね (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2005年12月16日 21時51分 (#850677)
          なんというか、偏見があるようですが
          とりあえず、それらは嘘じゃありませんよ。
          「私はこう思う」の域を出ないものですから、嘘も糞もありません。

          それが、過去の研究を踏まえたものでも、今までの研究とは反するが注目すべき価値があるものでも、転んだ拍子の思いつきでも。その分野の研究にとって何らかの意味があるならば、その論文にはとりあげるだけの価値があります。

          逆説的には、根拠なしのアイディアを発表する事が出来ないとしたら
          今日、科学はいったいどれだけ発展したでしょうね?

          # 現状では出来ない事を「出来るかもしれない」という事に罪はありませんが
          # 「出来た」と言えば大嘘です。
          親コメント
          • by teratera (19792) on 2005年12月17日 11時41分 (#850843) 日記

            嘘じゃない部分も含まれているでしょうけど、嘘も含まれていたのを問題としています。
            今回の例では、独立した11ラインのES細胞が得られたと論文で報告していました(別々の実験から得られており、その実験者では再現性がとれている)。
            しかし実際には2ラインの細胞しか得られておらず、その写真を使い回しただけでした。

            また得られた2ラインの細胞についても、本当にES細胞だったのか疑いが持たれています。(文章として明記されているかは知りませんが)
            確かに#850677のコメントで述べられているように「私はこう思う」の域ではありますが、ES細胞など再生医学業界では「こういう基準を満たしたら良いのではないか」という、一応の共通認識があります。
            オリジナルを読んでいないので詳細については判りません。
            ですが、疑いが持たれたと言うことは、出したら「ES細胞じゃないでしょ」と言われかねないデータがたくさんあって、それを隠してたという可能性がありますね。

            #もちろん、それに対して1つ1つ反論できるなら、堂々と議論すべきだと思いますが

            親コメント
      • いずれはバレるんだから、科学界としては特に対策の必要は無いと思うが、発表の手段に使われる組織は「節穴」呼ばわりされたくなくて自衛手段の増強に向かうんだろうな。
        でも、ノート提出くらいで防止できるもんかね?
        むしろ、通常の査読とは別に、捏造前提の査読チームを用意したほうが良いんじゃないか。
        超能力マジックなども科学者より手品師のほうがネタを見破れるとか聞くから。
  • by itinoe (972) on 2005年12月16日 9時26分 (#850260) 日記
    この問題を最初に取り上げたTV番組を叩く様はとても
    自由な民主主義の国とは思えませんでした・・・・

    って、あの国はまだ言論が規制されていたっけか。
    国民性などもあるので一概に言えませんが日本でも同じように世論で科学者の研究活動が世論の動きに影響されたらイヤだなと、そんな心配をしてしまいます。
    --
    見たような聞いたような・・・
    itinoe
    • by maia (16220) on 2005年12月16日 23時12分 (#850718) 日記
      11月にMBC(韓国の放送局)が「PD手帳」という報道番組で卵子提供疑惑を特集したのが、今回の大騒ぎの発火点になったわけですね。

      この報道を踏まえて黄教授が弁明の記者会見を開いたら、韓国中に猛烈な黄教授支持旋風が巻き起こった。つまり(医学界の)「倫理問題はあったが、やむをえない事情もあったのだ。国民は非難より理解すべきだ」(SAPIO 2005.12.28/2006.1.5合併号 p.104)という具合。卵子提供については、女性国会議員も含む1000人もの女性が無償提供を申し出た。

      MBCは「歪曲報道」として非難され、特集番組のスポンサー12社のうち11社が降板、放送局の不視聴運動、同局へのロウソクデモまで起きた。これはさすがに行き過ぎだと大統領が苦言を呈すると、今度は大統領府に非難が殺到。実はMBCの報道姿勢にも問題があって、強引な取材手法が暴露され、取材倫理に反したという事で自己批判に追い込まれたり。

      まあ、泥試合の様相になってますわね。

      研究については、大部分が捏造なら、100%捏造と同じことで、科学者生命はゼロに帰したでしょう。問題は、韓国が国と国民を挙げて応援していたわけで(既に80億ウォン=約42億円が提供され、2005年10月にソウル大に研究施設「世界幹細胞ハブ」が開設されていた)、振り上げた手の下ろしどころが...
      親コメント
      • by KAMUI (3084) on 2005年12月17日 20時08分 (#851014) 日記
        黄禹錫バイオ臓器研究センター、きょう着工式 [yna.co.kr](12/08)
        【水原8日聯合】21世紀の医療産業とバイオ臓器産業を主導する「黄禹錫(ファン・ウソク)バイオ臓器研究センター」の着工式が8日午後、水原市の光矯テクノバレーで行なわれた。

         着工式には、当初参加が期待されていた黄教授が入院のため欠席したが、黄教授の研究チームの李柄千(イ・ビョンチョン)教授をはじめ、学界や研究機関、企業などから関係者約500人が参加した。

         黄教授の研究を支援する意味で黄教授の名前をつけた同研究センターは、京畿道費215億ウォンと国費80億ウォンが投入され、来年12月までに光矯テクノバレーの約5000坪の敷地に延べ床面積2155坪規模で完工する予定。黄教授の研究チームはここで人間に移植可能な無菌豚の臓器を生産、研究するなど、異種臓器の実用化に向けた核心的な研究活動を推進することになる。

         京畿道は研究センターが完工すれば、▼無菌豚の異種臓器生産技術の実用化による臓器移植の需給不均衡の解消▼難病患者治療費・社会コストの50兆ウォン節減▼雇用誘発・関連産業の波及効果として5万2000人の雇用創出▼2012年世界7大バイオ強国・世界シェア7%達成——などの効果が得られるものと期待している。
        「動物実験用」の施設ですが,既に今回の疑惑について大騒動になってる真っ只中で,疑惑の人物の名前を冠した施設の着工・・・「手の下ろしどころ」なんて話じゃないですね。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年12月16日 18時31分 (#850593)
      日本に旅行に行った肯定的な感想を出版したらテレビのレギュラーを降ろされた韓国のコメディアンがいたとか何とか。
      親コメント
    • 自己レス:
      考え事をしながら書いたら変な文章になっていた・・・

      >日本でも同じように世論で科学者の研究活動が世論の動きに影響されたら

      日本でも同じように科学者の研究活動が世論に影響されたら

      と直しといてください。
      マスコミすら叩かれ圧力を受けるのにそれが研究者にむいたらどうなるやら・・・
      --
      見たような聞いたような・・・
      itinoe
  • Natureトップ (スコア:2, 参考になる)

    by skobamoss (27007) on 2005年12月16日 16時22分 (#850524)
    ScienceだけじゃなくてNatureのトップもきましたね。

    http://www.nature.com/ [nature.com]
    http://www.nature.com/news/2005/051212/full/051212-14.html [nature.com]

  • by Anonymous Coward on 2005年12月16日 8時54分 (#850242)
    キリスト教的倫理観から自由(韓国も一応教会は多いですけどね)で、
    かつ技術力もそれなりにあるということで期待していたのに…

    別の倫理観が問題だったのね…
    • Re:期待していたのに… (スコア:2, すばらしい洞察)

      by ssig (24308) <{ssig33} {at} {gmail.com}> on 2005年12月16日 9時07分 (#850248) ホームページ
      >別の倫理観
      これが(というか倫理観全体)期待できないのはいつものことで、、、、、

      たとえば生ごみ餃子、たとえば有害寄生虫入りキムチたとえば韓国卵子斡旋。

      捏造関係といえばここ [ameblo.jp]が参考になるかな。

      科学関係でいけば、今回の件に関して

      #850239にも書きましたが
      「2005年ソウル国際幹細胞シンポジウム準備委員長である延世大医学部の金ドンウク教授は、
      在米韓国人でノーベル賞候補に挙げられている知人の事例を取り上げて、「最近、国際著名
      科学雑誌側から、韓国人が論文を提出すると実験ノートまでコピーして送ってくれと言ってい
      るという話を聞いた」と語った。
      というのが現状ですからね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年12月16日 10時34分 (#850300)
      韓国の教会は世が世なら十字軍起こされて皆殺しされるほどの異端ですよ。
      親コメント
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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