小型衛星、JAXAが公募開始 15
ストーリー by mhatta
打ち上げ以外のコストがなあ 部門より
打ち上げ以外のコストがなあ 部門より
cherry brandy曰く、"宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプレスリリースによれば、平成20年度以降のH-IIAロケットの打ち上げの機会を利用、相乗りさせて打ち上げる小型衛星を、国内の民間企業や大学等などから募集すると発表(PDF)した。宇宙利用の拡大につながる研究や 衛星の運用を行う人材の育成を支援するのが目的で、重さ1kg~50kg程度の小型衛星が対象。打ち上げそのものは無料。衛星の製作や試験、種子島宇宙センターへの搬入、軌道上での運用などは応募者側の負担となる。 今回はその搭載候補を選定するための募集を実施するという。"
夢を形にするチャンスを与える。これぞ国の仕事。 (スコア:5, 興味深い)
性能保証期限切れ寸前「バーゲンセール」のロシアの
ドニエプルロケットがケースバイケースで400~
800万円程掛かり、衛星開発費捻出すらやっとの
学生の衛星では大きな負担でしたが、これは大きな福音です。
更にロケットは受付窓口がすべて海外で、向こうの
事情に通じていないと、怪しげな取り次ぎ業者に
引っ掛かって、詐欺や不確定な打ち上げスケジュール
などで色々と振り回される事が多々ある事を思うと
今回JAXAのピギーバック打ち上げは窓口が国内に有り
、明確なスケジュールと日本語でダイレクトな
サポートと交渉が受けられるのは打ち上げ費用以上の
プライスレスな価値があります。
大学のみならず、宇宙という実験環境が欲しい企業や
、JAXAの若手技術者は、衛星開発は出来ても、
打ち上げの機会や費用が壁となって前へ進まない
のが現状だと言いますが、打破出来ればいいですね。
ちなみに「まいど1号」が打ち上げの機会待ちで
計画は足踏み状態だとか。
更にJAXAが民間企業と開発した演算能力200MIPSの
宇宙用しては世界最速の高速CPUやバーストSRAM
などの独自開発の電子機器の軌道上での実証試験の
機会が巡ってこないと一般解放日にお客さんに
嘆いていた、筑波宇宙センターの技術者が喜ぶ顔を
ふと想像してしまいました・・・。
妄想族はこちら (スコア:2, 参考になる)
設計までしかできない場合や、アイディアがあるのでしたら、こちらでどうぞ。
宇宙葬 (スコア:2, 興味深い)
Re:宇宙葬 (スコア:2, すばらしい洞察)
ここ(地球上)も宇宙です。
対象外 (スコア:1)
(2)大学等の教育への貢献など、宇宙分野の人材育成に資するもの
というのが対象だと募集要項にかかれてますから、宇宙葬そのものはダメでしょう。ただ、「宇宙利用の拡大」の一環として宇宙葬の実施方法を研究する、というようなテーマだったらよいかも。宇宙デブリにならない散骨方法の開発研究とか。
Re:宇宙葬 (スコア:1)
民業 [eternal-p.com]を圧迫してはいけません(:-P
実際に請け負ってるのはこちら [memorialspaceflights.com]。
第一弾はとりあえずこれ? (スコア:0)
まいど1号 (スコア:0)
ノートパソコン (スコア:0)
PDAでよければ (スコア:1)
Cute-1.7 + APD Project 東京工業大学 松永研究室 小型衛星プロジェクト [titech.ac.jp]
Re:ノートパソコン (スコア:0)
Re:ノートパソコン (スコア:1)
それよりも確実にダメそうな点としては、イマドキのノートPCでは熱問題でしょう。
真空中では空冷できないので。
以前は (スコア:0)
↑でM-Vロケットにサブペイロードを載せるのには難色を示していた事を暴露されてます。
上層部の方針転換ってスゴいねぇ。
ピギーバック衛星≠サブペイロードI(?) (スコア:1)
「イヤッホー!万歳!失敗だ!さー失敗だ!ビギーバック?そんなのみんなお役人の言い訳だ!失敗だ失敗だ!さぁ税金の無駄遣いだ!謝罪しろ!土下座しろ!どう責任をとる気だ!辞任しろ!宇宙開発全部やめろ!」
とやられたトラウマなんでしょうね。
M-Vのサブペイロードについては「重心調整用おもりの代用であり、ピギーバックにあらず」と赤文字で報道資料に書いてあったそうで(正直言ってただの言葉遊び)。
ただ、最近は急速に宇宙関連報道の質が改善されているようなので、JAXAも、積極的に本音を出していっていいんではないでしょうか?
良質な報道と情報公開が、少しずつ、いい循環に入ってるんではないかと思います。ほんの少しずつですけどね。
Re:以前は (スコア:0)
確たる証拠のある発言なり文書なりが挙がってるわけでなし。それこそマスコミ対策かも知れない。
いい加減「現場のことを何も知らないお役人どもに振り回される、善良で働き者だけど虐げられちゃう
末端で実際に働いてる(と自分では思っている)ところの技術者や研究者、そしてそれではイカンと
その『お役人』どもを叩くだけで満足してるオレタチ」というスキームは飽きないのかしらね。
ていうかそんなスキームじゃ問題は解決も前進もしないし。たいていの場合。