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医療

RMS、悪性リンパ腫の治療を受ける 50

ストーリー by headless
治療 部門より
RMS こと Richard M. Stallman 氏が GNU プロジェクト 40 周年記念イベントの基調講演で、悪性リンパ腫の治療を受けていることを明らかにした (The Register の記事動画)。

治療のため特徴的な長髪と髭を失った Stallman 氏の風貌は大きく変わったが、病状は管理可能であり、今後何年もの間プロジェクトにも関わり続けることができるとのこと。The Register の記事では濾胞性リンパ腫 (follicular lymphoma:FL) だと Stallman 氏が述べたと書かれているが、動画で該当の発言は見つけられなかった。濾胞性リンパ腫は非ホジキンリンパ腫の一種で、悪性リンパ腫の中では進行速度の遅い低悪性度の B 細胞リンパ腫だ。

基調講演では Red Hat や生成 AI を批判し、若い人々を自由なソフトウェアに興味を持たせることの困難さを語った。講演は Stallman 氏がステージ中央の椅子に座った状態で始まり、マスクやマイクの関係で聞き取りづらいと客席から指摘される場面もたびたび見られたが、実際の話しぶりははっきりしていた。後半の質疑応答では一人で立ち上がって演台まで移動するなど、体力的にも問題ないようだ。
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統計

利用したいLinuxに「AlmaLinux」が1位、REHLも急増 54

ストーリー by nagazou
移行 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

株式会社デージーネットがセミナー参加者に対して今後利用したいLinuxのアンケートを行ったところ、CentOSの代替OSとして誕生したAlmaLinuxが全体の26%と1位(2022年も1位)となったようだ。
REHLは3位だが、2022年で17%だったが2023年では24%と急増している。
気になるのはAlmaLinuxと同様にCentOSの代替OSとして誕生したRocky Linuxの存在だ。こちらは2022年で20%だったが、2023年では僅か3%にまで激減している。いったい何があったのだろう?

そろそろCentOS 7のサポート期限も迫っているが、スラド民は移行先は何にしただろうか。

デージーネットは、企業がCentOSから別のLinuxOSに移行する際にどのOSを選んでいるかを調査するためにアンケートを実施した。2022年に比べて、2023年のLinuxOS選択においていくつかの変化が見られる。以下は2022年と2023年の「今後利用したいLinuxOS Top5」の比較となっている(デージーネット)。

2022年
1. AlmaLinux: 36%
2. Rocky Linux: 20%
3. Red Hat Enterprise Linux: 17%
4. Ubuntu: 10%
5. MIRACLE LINUX: 8%

2023年
1. AlmaLinux: 26%
2. 検討中: 26%
3. Red Hat Enterprise Linux: 24%
4. Ubuntu: 7%
5. Amazon Linux: 6%

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IBM

IBM、生成AIでCOBOLコード近代化計画 72

ストーリー by headless
近代 部門より
IBM が同社の AI・データプラットフォーム watsonx の生成 AI で COBOL コードの近代化を加速すべく、IBM watsonx Code Assistant を開発しているそうだ (IBM Z and LinuxONE Community のブログ記事Ars Technica の記事The Register の記事紹介動画)。

COBOL コードのリライトには多数の開発者と手間のかかる手作業が必要であり、何年もの年月と数百万ドルの費用をかけても近代化できるのはごく一部にとどまる。IBM watsonx Code Assistant では巨大でモノリシックなアプリケーションのリファクタリング・変換・検証を自動化し、ビジネスサービスごとに分離して近代化できるという。

変換の過程では COBOL コードを Java コードに変換するほか、COBOL コードのままで最適化を実行することも可能だ。IBM では COBOL から変換した Java コードが Java 開発者から見て自然なものとなることを目指しているそうだ。データソースやアプリケーションサーバーはそのままでよく、移行のための処理は不要とのこと。

IBM watsonx Code Assistant は IBM ZRed Hat Ansible Lightspeed で利用可能になるとのことだ。
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レッドハット

SUSE、RHEL互換ディストリビューションを開発へ。レッドハットに対抗 28

ストーリー by nagazou
対立 部門より
Red HatがRHELのソースコードの一般公開を停止した問題で、Red Hatに対する非難が続いているが、今度は、欧州のLinux大手SUSEがRHELをフォークする方針を明らかにしている。SUSEは、誰もが制限なく利用できるRHEL互換ディストリビューションの開発と維持に1000万ドル以上を投資するとし、これによりRed Hatの動きに対抗する意向を示している(SUSEZDNET Japan)。

SUSEのDirk-Peter van Leeuwen CEOは、「何十年もの間、コラボレーションと成功体験の共有こそがオープンソースコミュニティを成り立たせてきた。私たちはこれらの価値を守る責任がある」と述べた。SUSEは、オープンソースコミュニティと協力して、RHELとCentOSのユーザーのための長期的かつ永続的な互換性のある代替製品の開発に取り組んでいく。あわせてプロジェクトをオープンソース財団に寄贈し、代替ソースコードへの継続的な無償アクセスを提供するとしている。

Kuritsukasa 曰く、

タイトルのまんま。記事中では、Microsoft版のRHELの可能性までほのめかしている。

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IBM

Oracle、RHELのソース公開終了に親会社IBMを非難する 80

ストーリー by nagazou
非難 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

publickeyの記事が両社の関係も交えて解説されている
https://www.publickey1.jp/blog/23/red_hat.html

Red Hatは6月にRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のソースコードの一般公開を事実上終了させる措置を発表している(過去記事)。同社はRHELのクローンOSを提供しているベンダを「オープンソースに対する脅威だ」と非難する内容をブログで明らかにし、RHELのクローンOSの存在を否定する意志を明確にした。Publickeyの記事によると、こうしたIBM(Red Hat)の方針に対してオラクルも反発しているという(Publickey)。

RHELはエンタープライズLinuxにおける事実上の標準となっており、クローンOSもそのエコシステムの一部になっている。クローンOSベンダのRocky LinuxとAlmaLinuxは、こうしたRed Hatの発表がオープンソースの精神と目的に違反していると強く反発している。こうした状況下で、同じくRHELクローンOSベンダの大手としてOracle Linuxとして提供し、Oracle DatabaseやOracle Cloudの正式な対応OSとしてきたオラクルの動向も注目されていた。

オラクルは7月10日にブログを公開し、先のRed Hatの一連の発表に反論している。その中でRed Hatの発表は、クローンOSを切り捨てる目的は競合を減らして、IBMにとっての収益機会を増やすことではないのかなどの指摘をおこなっている。

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レッドハット

RedHat、RHELのソースコード公開を顧客限定に。一般公開はCentOS Streamのみに 59

ストーリー by nagazou
限定 部門より
Red Hatは21日に公開したブログで、今後はCentOS StreamがRed Hat Enterprise Linux(RHEL)関連のパブリックなソースコードリリースの唯一のリポジトリになると発表した。RHELのコードの公開に関しては契約している企業限定となり、これにより今後、オープンソースコミュニティにおけるCentOS互換OSの開発でのソースコードの開示が制限されることとなる。今回の決定に関して、自由ソフトウェアの理念を持つ開発者たちが批判の声を上げているという。曰く、GPLでの制限はライセンス違反にはならないものの、自由ソフトウェアの理念に逆らう決定だとして多数の開発者から批判が集まっている模様(Red HatブログPublickeyGIGAZINE)。

この件に関しては、RHELのソースコードを用いて開発を行っていたディストリビューション開発元などがコメントを出している。AlmaLinuxは「短期的にはこれまで同様のスピードでセキュリティアップデートを提供するが長期的には策を模索したい」と述べ、Rocky Linuxは同様の声明を出しつつ「オープンソースは常に自由に利用でき、完全に安定しているべき」などのコメントを出している。サイバートラストも23日、MIRACLE LINUXへの影響はないとの声明を発表している。同社扱いのAlmaLinuxへの影響に関しては検討中で後日方針が示されるとしている。
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バグ

Linuxの起動を29万2612回も繰り返し、1000回に1回発生するバグの原因を特定 109

ストーリー by nagazou
地獄 部門より
Red Hat Linux開発者のリチャード・M・W・ジョーンズ氏は、Linux v6.4の起動時にハングアップするバグを発見し、原因特定のため29万2612回もLinuxを再起動して検証を実施したそうだ。彼はバグの原因を特定するためにさまざまな試行を実施したが、その結果、1000回に1回の割合で起動時にハングアップが生じることが判明したという(WM JonesGIGAZINE)。

調査の結果、起動時の問題を引き起こしていたのは、カーネルコンソールにタイムスタンプを表示する「printk time」の変更だったとしている。同氏によるとLinux v6.0とv6.4-rc6を比較することで、ブート時のハングアップの原因を絞り込むことができたと述べている。なお、この起動バグはAMD製CPUよりもIntel製CPUのマシン環境のほうが発生頻度が低かったとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

再現しにくいバグや、再現はするものの原因を特定するのが困難なバグを調べたことがあれば、話せる範囲で語ってもらえませんか?

どのように再現させたか、どういう風に原因を特定したのか、またはバグの解決に付随するトンデモエピソードがあれば、ぜひとも聞いてみたい。

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Linux

LSBの活動は終了している? 23

ストーリー by nagazou
どうなんでしょう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

佐渡さんのTweet
> Linux Standard Baseってもうお亡くなりでいいのかな

に返信で紹介されたのが、

2023-2-7のメール
> LSBプロジェクトは基本的に放棄され、部分的に他のプロジェクトに取って代わられました。
> アプリケーションのポータビリティ/スタビリティを実現するためのアプローチとして、現在
> 流行っているのはSnapsやFlatpaks、そしてある意味Dockerコンテナなどもそうです。

だそうです

RHEL 9 ではもう対応していないようす
RHEL 9 の採用における考慮事項
> A.4. 削除されたパッケージ
にlsb関連の物があげられている

スラドでは2018年、デスクトップLinuxプラットフォームが抱える問題とは?(2018-10-11)という記事に「LSBは死んだとの情報が会場から出ている」とあるが詳細な話はなし。その他に明確に終りましたと言っているような話をみつけられなかったのでタレコんでみる

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OS

欧州原子核研究機構(CERN)がAlmaLinuxを標準Linuxディストリビューションに推奨 23

ストーリー by nagazou
推奨 部門より
欧州原子核研究機構(CERN)フェルミ国立加速器研究所(Fermilab)は7日、AlmaLinuxを研究用の標準Linuxディストリビューションとして推奨するとの共同声明を発表した(FermilabThe Register)。

選定の理由としてAlmaLinuxでは、各メジャーバージョンのライフサイクルが長いこと、拡張アーキテクチャのサポートなどを挙げている。また他のリビルドやRed Hat Enterprise Linuxと完全に互換性があることがテストで実証されたとしている。両組織ともに一部に関してはRHELを引き続き使用する予定。CERNは、2024年6月までCERN CentOS 7のサポートを、Fermilabも同じく2024年6月までScientific Linux 7のサポートを継続する方針だとしている。
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Linux ビジネス

Linux Foundation から支援を受けることの是非、FOSS コミュニティで意見が分かれる 17

ストーリー by headless
是非 部門より
Linux Foundation (LF) の支援を受けることの是非について、FOSS コミュニティで意見が分かれているそうだ (The Register の記事)。

LF の Open Source Security Foundation (OpenSSF) では、20 年以上にわたって重要な FOSS 開発者ツールをサポートしてきた Sourceware に支援を申し出ているという。OpenSSF の目的はモダンな IT インフラを Sourceware プロジェクトに提供することでオープンソースソフトウェアのセキュリティを改善することだ。

Red Hat が提供する Sourceware のインフラを利用してきた GNU Toolchain Infrastructure (GTI) は 9 月、LF の提供するインフラに移行する計画を示している。しかし、Sourceware コミュニティのメンバーの中には OpenSSF の支援を受けることで企業からの影響が強まることを懸念する人もいるようだ。そのため、よりソフトウェアの自由に一致するとの考えで、Software Freedom Conservancy (SFC) の支援を受けることも提案されている。

LF は非営利組織だが、Microsoft や Oracle などがプラチナメンバーに名を連ねる。そのため、非営利組織の中でも営利企業の共通の利益を追求する業界団体のようなものだと SFC の Bradley M. Kuhn 氏は指摘する。また、オープンソースの定義を書いた Bruce Perens 氏は 2017 年、LF の状況を「樹木の代弁者だと主張する木こりのようだ」と評している。

一方、SFC は Google や Mozilla などがスポンサーに名を連ねているが、組織としては慈善団体だ。Kuhn 氏はソフトウェアの自由が保てるかどうかについて、非営利組織とのガバナンスの違いが重要だと述べている。なお、Red Hat は LF のプラチナメンバーであり、SFC のスポンサーでもある。
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レッドハット

国産「MIRACLE LINUX 9」無償公開 31

ストーリー by nagazou
無償 部門より
サイバートラストは1日、CentOSの後継として利用できるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)9 互換の国産Linux OS「MIRACLE LINUX 9」を提供開始した。(サイバートラストリリースPC Watch)。

2021年末で開発終了したRHELクローンのCentOSの後継として利用できる。RHEL 9と同様にLinux カーネル 5.14を採用し、OpenSSLなどの主要なパッケージのバーションアップのほか、SELinuxの性能改善、セキュアブート対応など、セキュリティ関連の機能が強化されているしている。これと合わせて「MIRACLE LINUX 8」のマイナーアップデートとなる「MIRACLE LINUX 8.6」の提供もおこなっている。サポート期間は、MIRACLE LINUX 9系が2032年11月まで、8系に関しては2030年5月までとなっている。

あるAnonymous Coward 曰く、

RHEL 9互換 10年の長期サポート

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マイクロソフト

マイクロソフトがLinux用SQL Server 2022のRC版を発表 5

ストーリー by nagazou
発表 部門より
Microsoftは開発中のリレーショナルデータベース「SQL Server 2022」がリリース候補版に到達したと8月23日に発表しているが、さらに7日に同社のブログで「SQL Server 2022 RC 0」がRed Hat Enterprise Linux (RHEL) および Ubuntu OS上で利用できるようになったと発表した(MicrosoftブログThe Register)。

SQL ServerのシニアプロダクトマネージャーであるAmit Khandelwal氏によれば、このLinux版には、8月23日に発表されたWindows用のSQL Server 2022 RC 0の機能が含まれているだけでなく、いくつかのAzure関連のクラウド機能もサポートされているという。RC 0に含まれる機能としては、クエリの履歴や実行時の統計情報を自動的に取得し、システムのパフォーマンスを監視する「Query Store」などがあるとのこと。
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マイクロソフト

systemd 開発者 Lennart Poettering 氏、Microsoft に入社していた 56

ストーリー by headless
転職 部門より
systemd や PulseAudio の開発で知られる Lennart Poettering 氏が Microsoft に入社していたそうだ (Phoronix の記事 [1][2]The Register の記事)。

時期は明確になっていないが、Red Hat の Poettering 氏のアカウントが無効になっているという PulseAudio のバグ報告者のメーリングリスト投稿で表面化した。Poettering 氏は個人用の Red Hat Bugzilla アカウントを作ったと返信していたが、これまで勤務していた Red Hat を今年静かに退職し、 Microsoft へ静かに入社したことがその後判明する。

なお、通常はコメント数が 100 を超えることの少ない Phoronix の記事だが、今回の記事は 2 本合計で 300 コメントを超えている。
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OS

米Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 9」をリリース 29

ストーリー by nagazou
リリース 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

5月11日にRed Hat Enterprise Linux 9が正式発表、18日にリリースされた(Red Hat Customer Portalクラウド Watch)。
主にセキュリティ強化とエッジ向けの機能を強化しており、SELinuxの強制有効化やSHA-1の無効化、OpenSSL 3への対応の一方で管理、運用面では大きな変更はないようだ。>ISOのダウンロードが可能になっているがSSHのrootパスワードログインがデフォルトで無効化になっており、新規インストール時は注意。

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OS

「AlmaLinux OS」がWSLで使用可能に。Microsoft Storeからインストールも可 10

ストーリー by nagazou
WSL 部門より
CentOSの代替として登場したLinuxディストリビューション「AlmaLinux」が4月1日、Windows Subsystem for Linux(WSL)で使用できるようになったそうだ。WSLが有効になっているWindows 10/11環境ではMicrosoft Storeからインストール可能となっている。AlmaLinuxは永久に無償利用できることなどを売りとしている商用Linuxディストリビューション。「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)とバイナリレベルで完全な互換性を持つとしている(TECH+窓の杜)。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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