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860 story

鯨肉販売再開 28

ストーリー by wakatono
でも制限つき 部門より

Cube 曰く,"宮城県の地方紙、河北新報の記事によると、法令改正により、定置網にかかった鯨や、浜に打ち上げられた鯨の死体の肉を売却してもいいことになった模様。
これまでは、売却することは禁止されてたということも、鯨の処分に国が補助を出していたということも初耳。そんなとこに金使ってたんかい > 国"

個人的には、これでどの程度鯨が食えるようになるのかが気になる。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 水銀汚染 (スコア:3, 興味深い)

    by rtfm (4274) on 2001年08月21日 16時17分 (#15566)

    鯨は、近海ものに限らず食べない方がいいのでは。 最近は 水銀汚染が広がっていて、 食べるとしびれます(特に内臓)。

  • Re:水銀汚染 (スコア:3, 参考になる)

    by soramine (1131) on 2001年08月21日 16時25分 (#15570) 日記
     となると、鯨以外にも魚介類は危険ですの?

    # まあ、鯨の場合は食物連鎖上で生体濃縮?されるのでもっと危ないのでしょうけれど……

     そういえば、船舶の錫(スズ)めっきがはがれるや溶けるなどして危険というのが東南アジアの方であると聞いたこともありますし……。

     限定的ながら鯨を販売しても良くなったことは、漁業関係者にとっては大きなこととは思いますですが、まだ国際関係的にはぎくしゃくした関係になるようですの。
    --
    -------- SORAMINE Yukino
  • Re:水銀汚染 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2001年08月21日 17時11分 (#15602)
    蛍光灯に含まれる水銀も、日本の場合
    回収義務を課していないので問題が多いそうです。
    基本的に年月を経ればそれだけ体内に蓄積されるので
    鯨や鮪などは蓄積量が多そうですね。
  • Re:水銀汚染 (スコア:2, 興味深い)

    by rtfm (4274) on 2001年08月21日 19時27分 (#15663)

    そのコメントは、日本捕鯨協会のコメントですね。日本捕鯨協会は商業捕鯨を再開するよう働きかけることをその目的としてるので、そのようなコメントになったのでしょうね。

    それよりも、元の記事の著者が言いたかったのは、

    高度に情報化が進んだ現代ほど、実は本当のことが知らされない時代はないのかもしれない。今回の捕鯨をめぐる報道から学んだ教訓は、都合の良い情報だけが強調・歪曲され、弱点はあえて隠蔽し、一方側の考えを正当化するために無理な論理を展開するというジャーナリズム特有のレトリックが、私たちを取り囲むあらゆるメディアに仕掛けられているということだ。この情報ゲームのからくりを見抜くか、あるいはまんまと操られるかは、私たち自身の見識にかかっている。

    の部分ではないでしょうかね。つまり、自分の目で確認しろと。

    ちなみに、このような調査結果を見つけたので参考に。

  • > ちなみに、このような調査結果を見つけたので参考に。

    リンクされたサイトを見てみたけど、「鯨食うのはヤバイ!」
    ということはわかったけど、鯨以外の食品に関する情報がほとんどない、
    第三者による情報が少ない、妙に翻訳臭い文体。

    怪しい要素が多いですね...
  • by Cube (1686) on 2001年08月21日 15時46分 (#15549) 日記
    浜に打ちあげられたものはだめみたいです。
    勘違いでした。
    --
    Cube
  • 法の網 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2001年08月21日 16時03分 (#15556)

    とすると、法の網にかかった巨大な図体の米国某社も解体して販売できるように、いずれなるのかな?

    (よけいでした)

  • by Youyu Minazuki (4297) on 2001年08月21日 17時21分 (#15607)
     リンクされていた記事を読ませていただいたところ、高濃度の水銀汚染は実際には政治的思惑が絡んだだったのではないかと記者は推測しているようなんですが…^^; もしかして、私の文章読解力が足りませんか?^^;;;; ここの一文とか…「このコメントの言い分通りであるとすれば、Palumbi氏の研究発表は、科学的根拠に乏しいある政治的な意図を持ったメッセージとして受けとめるべきではないだろうか。」…特にそんな気が^^;
  • by rtfm (4274) on 2001年08月21日 18時47分 (#15645)

    最近の海洋汚染はかなり進んでいるので、生物濃縮と食物連鎖の結果、食物連鎖のうえでの上位に当たる種になるほど危険といえるかもしれませんね。

    国際関係的には、ワシントン条約の附属書から鯨類が削除されるような合意がなされるまでは、変わらないでしょうね。

  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 18時57分 (#15653)
    国民の食糧のかなりの部分を水産資源が占める日本では、
    鯨は漁業の象徴なんですね。
    たとえ鯨の水揚げがたいした量でなくても、鯨を食糧と
    する権利を死守しないと、なしくずしに鮪、秋刀魚と
    次々にを魚を取る権利を失う可能性があります。
    その意味で、今回は日本にとって前進ですね。
  • by Mc.N (3705) on 2001年08月21日 19時03分 (#15656) 日記
    食さなければ不自然ですな。
    人が自然を汚すのが自然の理であるならば、自らが汚した食材で人が間引きされないのは食物連鎖に反しています。
    --
    Mc.N
  • by Youyu Minazuki (4297) on 2001年08月21日 21時23分 (#15700)
     なるほど、そういうことでしたか…。ありがとう御座いました。m(__)m
  • 個人的には上記の意見に賛成です。
    でも、最近の若い、鯨をほとんど食べたことの無い世代が増えてくると

    >鯨は漁業の象徴なんですね。

    と考えられずに、「捕鯨禁止なんてどうでもいい」って世論が増えないか心配です。

    #私は小学校の給食で鯨がほとんど出てこなかった世代です。
  • 鯨肉が給食に出てきたりしたものだが、他の肉ほどそんなにおいしかったという記憶が無い。味としてはたいしたことは無かった。最近、鯨はそれ自体を食べるために殺すのでなく、他の魚が増えるように殺すもんだと気づいた。

    あと、反日意識も含まれる欧米・環境保護団体の極端な行動を牽制する意味で捕鯨に積極的な態度を見せる必要もあるだろうし、例えばイヌイットなど古くから海洋の哺乳動物を食してきたマイノリティ保護にもつながる。

    --
    他力本願。
  • by T.Sawamoto (4142) on 2001年08月22日 1時12分 (#15753)
    > 「捕鯨禁止なんてどうでもいい」って世論が増えないか心配です。

    私は給食で鯨肉を美味しく頂いたクチですが…。
    やっぱり「どうでもいいい」ですな。
    どうせこの先、全国民に鯨が行き渡るようなことにはならないと思われますから、脂ぎったムジナ爺いとか、食通の方々の口にしか入らないでしょうし。
    伝統なんて、いつか失われるものです。
    同じような味であれば、合成鯨肉や偽秋刀魚でも私は一向に構いませんけど(^^;)
    (今だって、ししゃもは偽物でも十分美味しいし)

    いっそ、クラークの『海底牧場』みたいに鯨を養殖できれば、みんなで食べられるかも。
    小説は偽善的な締めくくりでしたが(笑)
    (鯨は「可哀想」で、プランクトンは違うの? 植物は生き物じゃないのかな)
  • ウチの方(静岡県伊豆地方)は,縄文時代から日常的にイルカを喰っております.
    (遺跡からの出土品で解るんですね)
    もちろん,クジラもフツーに喰っております.むろん合法的な種類ですが.
    恐らく,世界でも一番クジラやイルカを喰う集団ではないでしょうか>伊豆人.
    水銀汚染されてるかどーか知りませんが,日常食なので,仕方ないですね.
    すでに海に溶けちゃってるもんに文句もつけられないし,海には替えがナイし.

    >自らが汚した食材で人が間引きされないのは食物連鎖に反しています

    つまりは,そーゆーことになりますね.

    #でも,水銀でヤラれてるって奴,今のところ,誰もいないぞ~.
    #蓄積されて未来の子孫に症状が出るのか?
  • by sk (478) on 2001年08月22日 4時01分 (#15782)

    『海底牧場』の場合、食糧供給を鯨に大きく依存した世界を描いています。 小説では、ただ鯨が可愛そうだからではなく、 鯨を食べずに済む、代替手段として鯨乳生産のめどが立ったことから鯨肉をやめています。 つまり、食わずに済むものなら、プランクトンも、その他あらゆる生物も殺さずにおきたいが、 現実(小説の中の世界 = 巨大な世界人口)がそれを許さない…という設定です。

    もちろん、逆にプランクトンの代替案をネタにした小説も書けるとは思いますが、 たぶんクラークがそうしなかったのは、鯨で書いた方が物語として面白いと感じたからでしょう。

    たぶんクラークと同じ意見だと思いますが、もし鯨とプランクトンとで、 どちらか一方だけは殺して食べずにおくことができるが、 どちらを生かしても殺しても条件が全く同じだったら、 弱肉強食のルールを拡大解釈して、より高度に進化した種の方が優先度が高いとするしかないだろうと私は思います。

    # 学食の鯨ステーキがまた食べたい。
  • > たとえ鯨の水揚げがたいした量でなくても、鯨を食糧と
    > する権利を死守しないと、なしくずしに鮪、秋刀魚と
    > 次々にを魚を取る権利を失う可能性があります。

    ロシアと朝鮮二国のサンマ漁業権問題はどうなったんでしたっけ。

    クジラ獲らないとマグロやら魚どんどん食われちゃうっていう主張もあったなぁ。。。
    --
    [udon]
  • by taanii (2285) on 2001年08月22日 8時47分 (#15807) ホームページ
    > ちなみに、このような調査結果を見つけたので参考に。

    私も見てみたけど、怪しい要素が多い、に同意。
    捕鯨反対運動のバイアスがかかった匂いがします。
    食品の安全性で言えば、消費量が圧倒的に多いトウモロコシやジャガイモなどの遺伝子操作の方が心配なのだが。
  • 私の通っていた小学校(都内某所)では「鯨のノルウェー煮」というのが定番でした。
    私的には好物だったのですが。
    あと、故郷の長崎では「さらし鯨」をよく食ってましたな。
  • by nbs (4368) on 2001年08月22日 10時03分 (#15821) 日記
    政治的思惑といえば、最近マグロ等の捕獲を制限しようとする動きがあるようですね。
    ここまで来ると、欧米の畜産・飼料用穀物メーカーの陰謀としか思えません。
  • なんか、値高いですよ。 http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=1286

    しょうがないじゃん。いままでさんざんん農薬→雨→川とか、廃液→川で海に流し込んで汚染したんだから、食物連鎖の最上位の鯨に蓄積されるのは。

    諸外国の捕鯨反対は正論というより感情論だとは思うけど、外交音痴の日本は適切に反論もできず、理解を得られないまま「いったん主張した捕鯨はあくまで方針を変えないぞ!」とやってわざわざ関係を悪化させたり、「汚染は作り話」という意見が湧いたり、水産庁遠洋課の「鯨肉は日本人一人当たり、年間30グラム程度と消費量は少なく、即座に影響は考えられない」とか言うのは感情論で捕鯨反対を叫ぶ連中とどっちもどっちの理屈だね。単に主張が裏返しなだけで。

    仮に第一薬科大学などの調査(こういう解説もありましたが http://www.asahi-net.or.jp/~AR5Y-NGTK/polution.htm) が信用できないとしても、鯨肉汚染は1999年10月20日か、それ以降あたりに新聞各紙で報道されたようですね。暇があったら図書館で縮小版で事実を確認してみるかな、、、これは地味だけど興味深いページです。 http://www.nifty.ne.jp/forum/fenv/topics/19991029e_whalepollute.htm

    まあ、いいじゃん。「珍味」とか「日本の伝統」と言いながら、わざわざ汚染されてる鯨肉を好んで食べて自分も汚染されれば。
  • by T.Sawamoto (4142) on 2001年08月22日 13時08分 (#15871)
    「海底牧場」を最初に読んだのは20年ほど前(^^;)ですし、最近は読み返してないのでうろ覚えですが…。
    何故生き物を食べるべきでないのか、という理由付けに
    ・将来異星文明に出会ったとき、『高等生物』を食べていたことがバレると見下されるかも
    という電波~な説明があったと思います(笑)

    > たぶんクラークと同じ意見だと思いますが、もし鯨とプランクトンとで、
    > どちらか一方だけは殺して食べずにおくことができるが、どちらを生か
    > しても殺しても条件が全く同じだったら、弱肉強食のルールを拡大解釈
    > して、より高度に進化した種の方が優先度が高いとするしかないだろう
    > と私は思います。

    「弱肉強食」とか、「高度に進化」とか、よく分かりません(^^;)
    海洋性プランクトンだって、十分に進化してますけど。
    生物としての成功度を言うのなら、プランクトンの方が鯨より上でしょうし。

    「鯨は高等生物だから食べちゃ駄目」とか、「食物連鎖からして食べないのは不自然」とか、どちらも感情論を理屈付けしてるだけにしか思えませんです。
    「何故、高等生物の方が大事なのか?」とか、「食物連鎖を字義的に捉えるなら、全生物が連鎖を経て人間の胃に収まるべき、じゃないの?」とか、疑問が沸きます。

    # 私としては、「鯨肉は美味しい」と思いますし、「鯨はプランクトンより可愛い」とも感じます。
  • by Technical Type (3408) on 2001年08月23日 22時03分 (#16315)
    教えていただいた URL のビデオニュースは大変に興味深い内容でした。非常に個人的ではありますが、私は昨年、イルカと一緒に泳ぐ経験をしました。イルカは可愛かったです。

    本当に、もう日本だけでは生きていけない以上、諸外国の理解を得られない行動を強行するのは国益に反するし、440頭も「調査捕鯨」して肉を競売にかける。これは「調査」だからいいのだというのは、本当に、日本だけで通用する「屁理屈」ですね。

    それで反対されると「日本叩き」だと論点を摩り替える。(そして多くの日本人、ここの slashdot の当う後者もそれを見事に信じて、世界の中で日本だけが正しく、他国はおかしいのだと思っている) そうじゃないですね。言っていることがデタラメだから叩かれているに過ぎません。きっと外国も「日本人に判るのは、経済的損失だけだ」、となったのでしょう。
  • by sk (478) on 2001年08月25日 9時05分 (#16846)

    > 「何故、高等生物の方が大事なのか?」とか、「食物連鎖を字義的に捉えるなら、全生物が連鎖を経て人間の胃に収まるべき、じゃないの?」とか、疑問が沸きます。

    人は、たまたま鯨をとって食糧にできるほど進化したと考えるべきで、進化した高級で大事な種だから鯨を食べていいというのは逆ですね。食物連鎖も長い間の環境への適応の過程で自然にできたものだから、始めから人が頂点にいたわけじゃありません。

    問題は、従来は適者生存で自動的に行われていたことが、鯨を食べるか食べないか人が選択できるようになってきたということです。

    人間が判断をともなう行動には哲学が必要です。だから例えば、食物連鎖で食われる方にある生き物を優先的に食べようとか、個体数の多い方を優先して食べようとか、美味しいものを優先して食べようとかいった原則を勝手に決めるわけです。

    私は、どちらを食っても全く条件が同じだとしたら、人間が自然に代って弱肉強食の適者生存ルールを適用するのが妥当だと考えています。鯨とプランクトンだったら、鯨はプランクトンを食うから鯨の方が強くプランクトンが弱い。だから弱いプランクトンを先に食べるべきだと。ただ実際は、鯨だろうがプランクトンだろうが人が大量に食べたら環境への影響は避けられないから、どちらを食っても同条件ということはまずないのだけど。

    # 鯨を殺すのは反対だが、食べるのは賛成。

  • もし日本側がそう言った判断で鯨漁を死守しよう
    としているのだとしたら、2つの意味でハズレでしょう。

    1. 鯨は哺乳類であって魚じゃないから、もともと漁業の象徴にはならない。
    2. 鯨を哺乳類であるという前提で保護しようとしている外国に向かって、
      鯨は魚であるという前提で政治的なアプローチをするのはナンセンスである。

    #まぁ、匿名の人に遅レスつけるのもどうかと
    #思いながらも書いちゃうんですけど…… :-p

  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 17時06分 (#15597)
    法の網にかかった「金」がらみのものは金を出してでも処理するってのが国の方針なんか?
  • by Anonymous Coward on 2001年08月22日 20時16分 (#15973)
    日本人から見て感情論にしか見えなくても、
    実は理屈があったりするのかもしれない。

    「日本による『調査捕鯨』の実態」については
    以下のサイトをどうぞ。
    http://www.videonews.com/
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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