Amigaの歴史 15
ストーリー by mhatta
つわものどもが 部門より
つわものどもが 部門より
Anonymous Coward曰く、
Ars Technicaで今年の夏から、Jeremy Reimer氏による「A history of the Amiga」が連載されています。最近第5部のpostlaunch bluesが掲載され、まだ終わらないという大河連載です。
という出だしから、理想に燃える優れた技術者によって作られたAmigaが、主に経営の失敗により頓挫しつつも、熱心なユーザを失わなかった様子を切々と語っています。今年4月にはAmiga 復活がアナウンスされていましたが、その後どうなったのでしょう?Amigaコンピュータは実体化した夢だった。安価で高速で柔軟な、事実上何でもできるマルチメディアコンピュータ。グラフィックスも音楽もビデオも、他のコンピュータがプレーンテキストを操作するのと同じくらい簡単に扱えた。時代を10年は先んじていたのだ。Amigaはすべて設計者が望む通りの仕上がりだった、ある致命的な一点を除いては。それは、世界がその存在に全く気づいていなかったということだ。
元ユーザー (スコア:3, 興味深い)
PiwディスクユニオンでAmiga2000とピーターモリニュー作のパワーモンガーを買い、
コモドールファンクラブに入会し、
ウゴウゴルーガを見る。
そんな典型的なAMIGAユーザーでした。結局、何かをクリエイトできない人には
手に余る代物だったので3~4年ぐらいで手放して、FM-TOWNSを買いましたとさ
日本では (スコア:2, おもしろおかしい)
△△で高速で柔軟な、事実上何でもできるマルチメディアコンピュータ。
グラフィックスも音楽もビデオも、他のコンピュータが□□を操作するのと同じくらい簡単に扱えた。
時代を10年は先んじていたのだ。
○○はすべて設計者が望む通りの仕上がりだった、ある致命的な一点を除いては。
それは、世界がその◇◇に全く気づいていなかったということだ。
テンプレート例
○○ : X68000, MSX, MZ-700, ちぃ
△△ : 高機能, 拡張可能, 安価, 萌
□□ : VRAM, BASIC, カーソル, パソコン
◇◇ : 能力, 潜在能力, 存在, ゴミ捨て場
Re:日本では (スコア:3, おもしろおかしい)
case "MZ-700":
◇◇ = 古籏一浩;
break;
};
Re:日本では (スコア:1)
X68kで同人ソフトだったと思いますが、X-DEMOと言うのを見て、衝撃を受けた覚えがあります。 後にアミガのMEGA-DEMOにルーツがある事を知りましたが、実際に目にしたのは10年以上経過してからでしょうか。
思えばWindowsを使うようになってから、アートが技術的限界に挑む、と言うのを目にしないような。
#余談ですが、iPodのCMでイヤホン付けたシルエットが踊りまくると言うのがありましたが、どうしてもMEGA-DEMOを連想してしまいました・・・。
Re:日本では (スコア:0)
WindowsのDEMOといえばこれは外せないでしょう
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=lang_ja&q=177kb [google.co.jp]
Re:日本では (スコア:0)
最大解像度512x424(インターレース)、最大256色(または1万色以上)、FM音源8音+PSG3音(+turboRでPCM、拡張スロット使用でSCC、あとMIDI)、使いやすいBASICとかなりいい感じなんだけど
Z80とクソ遅いVDPがなぁ……。
まだ (スコア:2, 興味深い)
モニターもCommodore1942があります。
PPCアクセラレータでも買おうかと思っていましたが、もうSoftware Hutでも買えないだろうなぁ。
今のパソコンには無い (スコア:2, 興味深い)
当時、X68000のユーザーで、国内では最高のパソコンだと思ってたけど
AMIGAを見た時の衝撃は、すごかった...
7.2Mhzの68000CPU、トータルメモリ512KB、2DDフロッピー、TVへコンポジット出力で
MSXのようなキーボード一体型のパソコンで...
FDDアクセスしながら、マルチタスクで、
FM音源が主流だった時代に、複数PCMチャンネルミックスのテクノをバックに
当時最新だったQuickTimeより大きな画像で、滑らかにアニメーションし
ポリゴンがぐりぐり動いているのを見て、負けたと思いました。
あの時の感動は、今のパソコンには無い
Re:今のパソコンには無い (スコア:0)
QickTimeが登場した1991年ころには、68030を搭載したAmiga3000が登場していたはずですが。
なんか時系列が入り交じっているような。
Re:今のパソコンには無い (スコア:0)
Amigaにはずいぶんハマりました (スコア:2, 参考になる)
私は、何も知らぬまま、友人に誘われ、愛知県刈谷の某店で、実物(Amiga500と2000)に出会ったんですが、
とにかく強い衝撃を受けました。
まずは2Dアニメーションが、ペイントソフトの機能の延長として軽快な操作で
作れたことが驚きでした。(私に作画力さえあればなぁ…)
また3DCGアニメーションが$300程度のソフトで制作できるというのも驚きでした。
購入を決意するまでに時間はかかりませんでした。
その時のAmiga500/2000は同時発色数等にかなりやっかいな制限がありましたが、
擬似フルカラー動画が作成、再生できるユニットが出ていました。
音を扱うハード、ソフトも充実してましたし、それら各種メディアのデータ形式が統一化されており、
ソフト間で自由にやりとりできました。
Amigaだけで3DCG技術を含めてのアニメーション作成・再生環境が完結できました。
これは凄かったと思います。
そのうち、本体に内蔵するパーソナルアニメーションレコーダー(PAR)が登場しました。
これは世界初の個人用HDDレコーダーでした。リアルタイムで動画が記録・再生できましたし、
画像ファイルから動画を作ることも出来ました。その動画画質(NTSC)も当時飛びぬけていました。
発売されるAmigaのプロダクトはイノベーションの連続でしたし、それらの多くはアマチュアでも手の届く
価格帯にありました。
それら、Amigaが築いたものは、今のPCにも引き継がれていると思います。
そんなAmigaが廃れちゃったのは、色々あるでしょうが、技術的な点で言えば、NTSCとPALというビデオ規格に
システムが縛られすぎてたため、高解像度環境がなかなか整わなかったことと、
CPUパワーでPC互換機等に全く太刀打ちできなかった、その辺りだったんじゃないかと思います。
時系列としてあんまりしっかり覚えてないので、正確さに欠けると思いますが、
コモドール社倒産の頃には、高価なCPUアクセラレーター(68040)を搭載したAmiga4000システムが、
入門機レベルのPC互換機にさえ、演算速度で、全く勝てない状況になってました。
68060を使うCPUボードもなかなか出ませんでした。
そして、その頃には、Amigaと同じことができるソフト、ハードがWindows、Macなどにも
整っていき、映像メディア等制作の実用機としてのメリットもだんだん失われていきました。
Re:Amigaにはずいぶんハマりました (スコア:0)
>ソフト間で自由にやりとりできました。
今のパソコンに足りないのはココなんじゃないか?
たとえば未だに
音楽用でMIDIや音声をまとめたマルチトラックデータを
そのままやりとりできる標準フォーマットが、無い。
たぶん作る側はみんなプロプラ化しようとしてるんだろうな。
うちのソフトまんせー!って感じで。
いっぽうで近年はFOSSがなかなか強くなってきたが、
残念ながらマルチメディアを「作る」側の交換フォーマットを成すまでには
力をつけてない(かあるいは関心自体が無いか…)
#この件とは関係ないが刈谷には二度と行きたくないのでAC
#そういやあのへん姉歯物件も幾つも有ったよな。
LightWave (スコア:1, すばらしい洞察)
Amigaといったら、やっぱりMegaDemo (スコア:1)
Amigaを知ったのは、A500が出た頃のベーマガで、なにやらこいつは凄えぜ!的な紹介記事が載っていたことをおぼろげながら覚えています。(たしかバスケットボールなゲームが一緒に紹介されていました)
それからしばらく時が経ち、実物を目にしたのは友達の家。
その頃、自分はFM-Townsを使いながら草の根netを徘徊したり、Packet通信(アマチュア無線のやつね)をやっていたりしていたのですが、初めてみたMegaDemoは強烈な印象がありました。
しかも、そのDemoってフロッピー2枚組で、ドライブが1台しかなかったA500ではMegaDemo実行中におもむろにFDを交換して、タイミング良くできればHang upせずに続くという荒技付き。
運も良く正常に実行が続いたもんだから、なんか妙な方向性でも感心したり。
それからしばらく時が経って不意にAmigaに再開することに。
IrelandのとあるB&B(日本で言う民宿かなあ)に泊まった時のことですが、そのB&Bは結構大きめな規模で、
各部屋にホテルで有りそうなサービスの紹介TVチャンネルがあって、この規模でこんなこともやっているのかと感心しながらReceptionに言ったら、カウンターの奥にAmigaを発見!
ますます感心してしまいました。
EUでは結構Amigaが細々とした人気を持っていたらしく、030ドーターボードがあったり、その後はPPCドーターボードがでたり(結局やることはMacOSを動かすだけなんですけどね)、A500等をバラしてタワー型の箱に組み替えるキットが売っていたりと、なかなか興味深かったんですが、流石に今となっては稼働マシンも少ないんでしょうねぇ。
今でも目の前に転がっていたら手に入れちゃいそうで恐いです。
#そんなんもあって、なぜか17bit-CDを持っていたりする
Re:Amigaといったら、やっぱりMegaDemo (スコア:1)
> IrelandのとあるB&B(日本で言う民宿かなあ)に泊まった時のことですが、そのB&Bは結構大きめな規模で、
> 各部屋にホテルで有りそうなサービスの紹介TVチャンネルがあって、この規模でこんなこともやっているのかと感心しながらReceptionに言ったら、カウンターの奥にAmigaを発見!
> ますます感心してしまいました。
昨年、新婚旅行で Australia (Sydney) のホテルに泊まったとき、各部屋にサービスの紹介 TV チャンネルがあったのですが、
あるとき Amiga のデスクトップ画面が出ていました。(どうやったらその画面が出たのか忘れました)
サービスの紹介 TV チャンネルも Amiga で制御していたのかどうかは不明ですが。
今あらためてそのときの証拠写真を見ると、Workbench1.3 とあります。