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おもちゃ

皮膚を焼けるほど強力なレーザービーム発生器、200ドルで発売中 121

ストーリー by hylom
ビームライフルとか作っちゃダメですよ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

人の皮膚を焼くほど強力な、レーザービーム発生器が発売されたそうだ(DailyTech本家/.)。

このレーザー発生器はカシオのGreen Slimプロジェクタのダイオードを利用して作られているとのこと。出力は1Wと一見小さいが、説明には「1Wのレーザーを過小評価することは非常に危険である」との文言が並んでおり、目に照射すれば恒久的に失明し、皮膚に照射すれば発火するとして、最大限の注意をもって使用するよう警告している。

まさに武器並みともいえるこの「Spyder III Pro Arctic Series」、保護眼鏡付きでたった200ドルで販売されているとのことだ。

*

このレーザー発生器「Spyder III Pro Arctic Series」は「世界中に配送可能」とのことで、日本でも入手可能の模様(ご購入は自己責任で!)。プロジェクタからレーザーダイオードを取り出す過程も紹介されているのだが、まさか一個一個プロジェクタからレーザーダイオードを取り出して作っているんじゃないよね……?

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  • クラス4(500mW以上)じゃん。こんなもん日本じゃ製造販売および輸入販売禁止だよ。
    個人輸入は・・・出来ちゃうんだろうな。

    直視したら一瞬でめくらになるレベル。こんなもん何に使うんだよ。

  • by nekurai (6253) on 2010年06月16日 19時32分 (#1781102) 日記

    出力は1Wと一見小さいが

    レーザー関係をやった事がある人なら一般に販売するレーザーで
    1W が小さいなんて冗談を言う人はまずいないと思いますが、
    一般の感覚だと小さいなんて思えるんでしょうかね。

    正直こんなモノを扱える部屋を用意するだけで大変だわ。
    # 保護、という意味でね。眼鏡だけで済むわけじゃないし。

    • by marute (13883) on 2010年06月16日 19時47分 (#1781113) 日記

      一般の感覚だと小さいなんて思えるんでしょうかね。

      単位のマジックでしょうね。
      栄養ドリンクの「タウリン1g」より「タウリン1000mg」のほうがなんか効きそうという。

      #伊集院光のネタで、「初めて体重100kg超えたとき同級生の女子に、『0.1tじゃん』いわれてショックだった」とかも。

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      • by khwarizmi (23623) on 2010年06月16日 21時09分 (#1781143)

        そういう問題ではない。光源としては1Wなんてそこらへんの電球よりも暗い(もし、緑だったら683lmでいいんだよね?60W電灯レベル)。レーザーであるということ、輝度が高いということが致命的に危険。

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        • by greentea (17971) on 2010年06月17日 2時20分 (#1781276) 日記

          電球のワットは、消費電力(光強度じゃなくて、光含め発生熱量)ですよ。
          電球は光だけじゃなくて、熱も含めて60Wなのに対し、レーザーは光だけで60W

          W/cm^2で表すと少しは分かりやすくなるのでしょうか。
          変換効率とかロスとかめんどくさいことは考えないことにして、電気も光も全部熱になるとしましょう。

          例えば、こちらの象印のホットプレート
          http://www.zojirushi.co.jp/syohin/kitchenware/EACB.html [zojirushi.co.jp]
          消費電力 1300W
          プレート寸法 43x31とありますので、
          1300/(43x31) = 0.975W/cm^2、大体1W/cm^2です。

          話題のレーザー、見てないのでビーム面積がどれくらいかは知りませんが、めんどくさいので1cm^2としてしまうと、1W/cm^2

          なので、1cm角のミニホットプレートを押し当てられる感じ、と言ったら分かりやすいのでしょうか。

          # つまりは、狭い範囲にエネルギーを集中させてる、それがあんまり拡散せずにまっすぐ飛んでいく、ということ。
          # ちょっとの火薬でも強い殺傷力を持つ拳銃と、似てるのかもね。

          --
          1を聞いて0を知れ!
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      • by koduckin (15749) on 2010年06月17日 9時51分 (#1781330)

        そういえば、カツ丼食おうとしたら「1メガカロリー食べるの?」と言われて躊躇したことがある。

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    • by Anonymous Coward on 2010年06月16日 21時27分 (#1781159)

      成人の摂取熱量を1日あたり2000kcalとすると、96.85Wですからね。まあ、全部消化できる人はいないから、100W電球ほど暑苦しい人はなかなかいませんけど、人間にとって数十ワットってのはかなり日常的な感覚にマッチする仕事率。電球や蛍光灯だって20~60Wが普通だし。

      だから、1Wの出力はほとんどの人にとってかなり少ない。レーザー業界がおかしいだけです。

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    • 気体レーザー発振器だと、そろそろ要200V電源で水冷になりそうな出力ですね。効率がよい半導体レーザーだと1Wでも空冷でいいのか。

      こんな手軽で危ないもの、国外でも販売してほしくないなあ。日本に入ってこないことを望みたいところです。

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    • レーザーモジュール全体の消費電力が1Wかも。

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    • レーザーは単純な出力だけで影響力(物質との相互作用)の大きさは決まらなくて、コヒーレント光の特性を利用して空間的にあるいは時間的にエネルギーを集中させやすいのが肝だったと思います。

      発信形態がCWかPulseかとか、個体のNd:YagとかならQ-Switchやジャイアントパルスとかでエネルギーのピーク値も変わりますね。
      そういやUVやTEA-CO2もピーク値がでかいパルス光が多かったと思う。
      確かTEA-CO2レーザーを使っていたとき、レンズや導波管で絞り込みすぎてエネルギー密度を上げると大気中で軽く爆発してました。

      水分に対して吸収効率が良い波長帯を使えば人体表面の破壊が容易だろうし、そうでなければある程度皮膚下から破壊もできる。
      UVなら皮膚表面の破壊には良いかも、皮膚癌発生率あがる効果もあったりして。
      ある色素を塗りつけた肌に、たぶん銅だったと思うけど金属蒸気レーザを当てると癌になるぞって助教授に脅されたこともあったけど本当かどうかは知らない。

      血管吻合やメス的な使い方も波長やCWかPulseの形態を使い分けて適材適所に利用しているはずです。

      #学生時代の知識なので今は違うかもしれませんし、そもそも記憶違いだったらごめんなさい(最近脳の劣化がひどすぎて)

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  • 個人輸入 (スコア:2, 興味深い)

    by haratake (365) on 2010年06月16日 19時10分 (#1781088)

    個人輸入は大丈夫みたいですね。

    これ [wikipedia.org]のせいで、常にボタンを押さなければ発光しないレザーポインターしか手に入らなく、地団太を踏んでました。

    • Re:個人輸入 (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2010年06月16日 20時10分 (#1781120)

      レーザーポインタ点けっ放しで客席に向けてジェスチャーを取り始めるバカ講演者は尽きないのだよ。
      押した状態じゃなければ点かないだけじゃまだ温い。
      押すのに相応の力が必要なようにするとか、そういう追加措置がほしいくらいだ。

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    • Re:個人輸入 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2010年06月16日 20時37分 (#1781128)
      その規制の適用前と適用後それぞれの製品持ってるんですが、どっちにしろ輪ゴム一本で点けっぱなしにできますよ。100円ライターの規制の連想で、もうちょっとスイッチに工夫が必要だと思います。
      余談。赤色と緑色のものを比較すると、緑色のものは周囲が十分に暗ければ”光線”がはっきりわかります。やはり肉眼の色感度は緑色について鋭い。赤色について、規制前後の製品を比較すると(公称は出力同じ)、規制後のは少々暗いようです。以上参考までに。
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  • by Disca (7279) on 2010年06月17日 0時30分 (#1781251) 日記

    20[J] の半導体レーザーなら、こちらでどうぞ。

    http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B0029YH1AC/ref=pd_ts_k_1?ie=U... [amazon.co.jp]

  • by Anonymous Coward on 2010年06月16日 21時12分 (#1781146)
    200mWの赤や緑は持ってるけど、よほど巨大なスクリーンでポインタとして使うなどでなければ、
    安価に通販出来る50mWの緑がお奨め。(危険性は理解して使って下さいよ、これに限りませんが)
    なにせ国内市販品は幾ら何でも出力が弱すぎて、高い&使えないコンボという残念な状況なので。
    赤で見やすいものとなると出力が高すぎて危ないです。
    緑は状況によって明るすぎてまぶしいので簡単な電圧制限スイッチを付けると便利ですね。

    で、1000mWですって?
    そりゃ無茶苦茶だ。少なくともレーザーポインタの範疇で利用できる機会はまず無い(笑)
    200mWでもきちんと焦点を絞れば髪の毛や黒の印字は焼き切れるのに。
    ちょっととんがったDIYホビー用でしょうね。何かを加工するとかそう言う。
    安全対策が面倒だけどプロッタに付けたら・・・とか夢が広がるステキ工具デバイスでしょうこれ。
    でもレーザーポインタな形状で売るんだろうなぁ。その点は大いに問題だわ。
    これの赤外線、紫外線版はもっと問題になるだろうねぇ。誰もが防レーザ眼鏡を付けて出歩く社会とか。
  • W数の感覚の違い (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年06月16日 21時32分 (#1781161)
    レーザー光は普通の散乱している光と性質が違い収束と指向性が非常に高められている為、「出力W数」という同じラインで比べると危険ですね。
    しかもこれはJIS C 6802のクラス分けによると4に当てはまり、「散乱された光を見ても危険なレーザー」です。
  • 電子工作で使う「はんだごて」って、数Wで(指先ぐらいの面積でも)余裕で火傷しますよね。
    レーザーは、CDのピットぐらい(理想的には波長程度)のスポットに絞れるので、
    エネルギー密度(温度)が桁違いに上げられます!!!
    しかも、飛び道具ですから、どうするの?って思ってしまう。
    とりあえず、ミノフスキー粒子で煙に巻こうと思っていますが。

  • 政界の関心は権力争いですので、こんな武器の規制法律が後手になって遅れますね。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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