実験マウスの「ファイト・クラブ」にみる「勝者効果」 32
ストーリー by soara
危害、破壊、石鹸。 部門より
危害、破壊、石鹸。 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
争いに勝つことによる「勝者効果(winner effect)」を実験マウスで調べたところ、特にホームグラウンドで勝つことによる「勝者効果」が高いことが分かったそうだ(DISCOVER、本家/.)。
動物は争いに直面すると、男性ホルモンの一種であるテストステロンのレベルが上昇し、争いによるリスクを負う覚悟やそれに向かうための自信を得るという。争いに勝った場合テストステロンのレベルはさらに上昇し、次に直面する争いに勝つ可能性が高くなるという。このような肯定的なフィードバックとテストステロンレベルの上昇のループを「勝者効果」と呼ぶそうだ。
実験でマウス同士を闘わせたところ、勝者では脳の攻撃を司る部分におけるホルモン発現の上昇がみられたとのこと。また、自分のテリトリーで勝利したマウスでは、報酬とモチベーションの調整を司る部分においてアンドロゲン感受性の上昇がみられた(アンドロゲンも男性ホルモンの一種)。さらに「ホーム」で勝利したマウスの方が、「アウエー」で勝利したマウスと比べ、その後に続いた闘いでより多くの勝利をあげたという。
この「勝者効果」は自然界では縄張り争いに役立つと考えられるが、人間にあてはめた場合はいいことばかりとは言えないそうだ。例えば証券トレーダーなどが「勝ち続ける」ことでテストステロンが上昇した場合、ある一線を超えると冷静な判断力に支障をきたすとも考えられるとのことだ。
男性ホルモンに対する、脳の感受性が高まる (スコア:4, 参考になる)
タレコミ、元記事で若干の混乱が見られるようです。
「男性ホルモン」とは、「アンドロゲン」の訳語で、これらは同じ意味です。そして、男性ホルモン作用を持つ代表的な物質が、主として精巣(睾丸)から分泌されるテストステロンです。脳はその影響を受ける側です。
つまり、脳内でアンドロゲンがたくさん分泌されたり、発現していたり、というような記述が元記事( DISCOVER 誌)からみられますが、これは間違いでしょう。元の論文(ProNAS誌)の実験で調べているのは、脳内のいろいろな場所での、男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター;男性ホルモンの作用を受ける側の細胞で発現していて、男性ホルモンと結合する物質)の発現量です。脳内のある場所で、男性ホルモン受容体が増えていたら、その場所での男性ホルモンに対する感受性が高まっている、より強く男性ホルモンの影響を受けうる、と判断しているわけです。
タレコミやDISCOVER 誌の記事にあるように、戦いに勝利すると男性ホルモンの分泌が高まる、という記述も、元論文にはありません。あくまでも脳の感受性が高まるという話だけです。どこか別のところからひっぱって来たのか、あるいは、実験を間違って解釈して付け加えたのか…
Re:男性ホルモンに対する、脳の感受性が高まる (スコア:1)
「争いに勝つと禿げる」
という奇妙な類推ができてしまいますね。
勝っても解剖される (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:勝っても解剖される (スコア:1)
つまり、真の勝者は生物学者である、と
Re: (スコア:0)
ふっ(Re:勝っても解剖される (スコア:1)
生物学者を暗黙のうちに男性と仮定するあたり、
ジェンダー的に偏った書き込みと言わざるを得ませんね。
// つまり、家庭でも勝者であり続けているかも知れないのですよ!
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
・尻にしかれるのはMにとってご褒美の場合も
如何に生きるかじゃない如何に死ぬかじゃ (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
主役の人はギリギリのところで助かりますが
敗者効果 (スコア:1)
勝者効果は実感したこと無いけど、敗者効果なら毎日のように実感してます。
屍体メモ [windy.cx]
アウエー (スコア:0)
アウェーをローマ字入力できなかった新聞記者が発明した表記だと思うのは考えすぎですか。
発音できなかったから (スコア:2)
「ウエート」「ウエーブ」「ウエスト」「ウエット」などの外来語は
いまでも辞書を引くと「ウェ」ではなくて「ウエ」で出ているし、
人々が話すのを聞いても1拍でなく2拍で発音してます。
「ウィ」や「ウォ」についても同様ですね。
この業界にいても、「ウィンドウズ」を5拍で発音する人なんて
ほとんど見たことがないですよ。
Re: (スコア:0)
> 「ウエート」「ウエーブ」「ウエスト」「ウエット」などの外来語は
> いまでも辞書を引くと「ウェ」ではなくて「ウエ」で出ているし、
> 人々が話すのを聞いても1拍でなく2拍で発音してます。
私は1拍で発音するけどなあ。そもそも「アウエー」に違和感を感じるのも自分が4拍では発音しないからだし。
> この業界にいても、「ウィンドウズ」を5拍で発音する人なんて
> ほとんど見たことがないですよ。
でもこれは確かに5拍では発音しないな。
Re: (スコア:0)
>この業界にいても、「ウィンドウズ」を5拍で発音する人なんて
>ほとんど見たことがないですよ。
日本人技術者ならともかく英語圏の技術者でもそうなのですか?
彼らと仕事の話してたら普通にWindowsと言ってるように聞こえてたけど。
#日本人限定の話題ですか、そうですか。
日本人限定 (スコア:2)
ただ、英語圏の人たちにカタカナ表記の外来語は鬼門のようで、
元の英単語がわからないカタカナ語を、苦労して日本人のように
1拍ずつ読もうとしているのを見かけます。
つまり、「ウィンドウズ」を見て「Windows」と2音節で発音する
英語圏の人は、「ウィンドウズ」を発音しているわけではなくて、
その文字列が「Windows」のことであると理解して、そっちを
発音しているだけなんでしょう。
Re: (スコア:0)
あるぇー?
Re: (スコア:0)
だもんで、ウィルスと書いたら2chの厨房に馬鹿にされた。
そういえば昔「ヴァイラス」って映画があった (スコア:0)
まあウィルスというのも英語の発音からは程遠いし、どちらがまともとも言えまい。
Re: (スコア:0)
アンチウイルスソフトのことをアンチヴァイラスソフトって言ってた人がいて笑いをこらえるのに苦労しました。なぜアンタイヴァイラスソフトじゃないのかと。
Re: (スコア:0)
3つ、言いたいことがあります。
Re: (スコア:0)
日本語は苦手なようですね。
Re:そういえば昔「ヴァイラス」って映画があった (スコア:1)
たぶんそこ笑うところ。
#古から伝わる「押すなよ」芸の一つだとおもわれ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
英語だけが外国語ではないですし、外来語には英語以外を由来としているものもありますよ。
たかだか一時間余りで蚊トンボを獅子に変化(かえ)る (スコア:0)
勝利とはそういうものだ
という某地上最強の生物氏の言葉が実証されたわけですね。
大物食いの場合は (スコア:0)
異種格闘や弱者が強者を食うジャイアントキリングだった場合は
効果は倍増でしょうか
マウスだけでなく (スコア:0)
覚悟はできているか?俺はできてる。 (スコア:0)
>動物は争いに直面すると、男性ホルモンの一種であるテストステロンのレベルが上昇し、争いによるリスクを負う覚悟やそれに向かうための自信を得るという。
わかったよ、プロシュート兄ィ!!
兄貴の覚悟が!「言葉」でなく「心」で理解できた!
証券トレーダーは例として適切なの? (スコア:0)
人間だって肉弾戦での闘いであれば、”一線を越えたために勝敗が逆転”などということは起きない。
勝敗のつけ方や勝負の質が全く異なる証券トレーダーを引き合いに出して”だから人間では”なんて言われても、全然説得力ないし、何が言いたいのかさえ不明だ。
ギャンブルで言うところの (スコア:0)
「ツキ」とか「流れ」ってのがこれによるものなんでしょうかね。