パスワードを忘れた? アカウント作成
286418 story
ビジネス

「寄付型」のビジネスモデルは定着するか? 66

ストーリー by hylom
金を出させるにはどうすれば良い? 部門より

cheez 曰く、

本家/.「Pay What You Want — a Sustainable Business Model?」より。

2010年は「支払う金額は自分で決める」方式の価格決定方式がメインストリーム入りした年と言えるのではないだろうか。

Humble Indie Bundlesでは好きな金額を寄付することでDRMフリーなインディーズゲーム5本をダウンロードできる形式を取っており、ゲームと音楽をバンドルしてダウンロードできるできるYAWMAでも同様の方式を採用している。また肺炎に掛かったPCゲーム開発者Robert Fearon氏は自分のゲームをドネーションウェアで販売し、治療費を集めた。

他にも、アップグレード時に資金難に対する寄付を募ったReddit、がん研究の資金集めとして曲をリリースしたIndie Music Cancer DriveのSongs for the Cure、価格を自分が決めてアルバムをダウンロードするMavaruなど、数多くの例を挙げることができる。

果たしてこの方式はメインストリームの持続可能なビジネスモデルとして定着することはあり得るのだろうか?それとも実験的な試みや小さな団体などに限定される方式だろうか?

日本ではオザケンこと小沢健二が「投げ銭方式」で「シッカショ節」をリリースしていた。

「フリー」ではなく、書い手が価格を決定するビジネスモデル。このストーリーが雑感などを含め様々な意見を交わす場になればと思う。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by hangaku (11364) on 2010年12月29日 22時43分 (#1881618)
    ・・・と言いながら神社やお寺でお賽銭を投げてるわけですよ。
    お賽銭の心理学、研究してみたらおもしろいかも。
    • by Anonymous Coward
      神頼みは寄付なのかなあ。依頼に対する報酬の先払いじゃないの?
      • お賽銭が報酬の先払いだとすると政治献金も賄賂ってことになりそうな気がするからあくまで寄付に違いない。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        神頼みは「依頼」じゃないし、賽銭は「報酬」じゃないです。賽銭投げて頼んだらかなえてくれる、そんな都合のいい神様なんていません。
        あれは神様に「誓い」をたてているのです。「私はこの一年こう過ごします、こうしてみせます。頑張るので神様、見守ってください」っていうね。

        #と勝手に考えている一般人ですが。
        #ここは神職についている方の意見を聞いてみたいところ。
        • 神頼みは「依頼」じゃないし、賽銭は「報酬」じゃないです。賽銭投げて頼んだらかなえてくれる、そんな都合のいい神様なんていません。

          個々の解釈次第という感じがします。そんなわけで素人考えを披露するなら、神頼みは依頼だと思いますし、賽銭は報酬だと思いますよ。賽銭投げたのに願いを叶えてくれない神様がいたらあっというまに信者を失うでしょう。やった人の脳内で因果関係が成立してればいいんです。

          「今年も豊作でありますように」「今度の狩りでは大きな獲物が見つかりますように」といった原始的な祈祷ベースで想像すると、ちゃんと結果を出せた神だけが現代まで生き残っているんじゃないかと。

          --
          LIVE-GON(リベゴン)
          親コメント
  • 寄付するまでが遠い (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年12月29日 23時31分 (#1881633)
    寄付してもいいかなぁと思うことはあるのですが
    ちょこちょこっとやって寄付できるわけでもないので
    いつも、寄付せずタダでつかうだけになっています。

    EdyとかVISATouchあたりで、簡単に寄付できるようになれば
    もっとやりやすいと思うんだけどなぁ。
    じぶん銀行あたりでそういう寄付受付サービスみたいなことしてくれないかな。
  • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 18時18分 (#1881518)
    数年前(けっこう昔)、某ツクールで作ったゲームをVector経由で公開したときに、第三者サイトから「ユーザーから寄付を受け付けるシステム作りをした当サイトにソフトを公開しませんか」的なメールをいただいたことがあります。
    (どこのサイトだったかは忘れました。そのメール確認しようにも今職場だし;)

    「寄付なんか来るわけない」と思ってたのが一つ、「寄付を受け付けたらユーザーの要望に応えなきゃならなくなる」のが一つ、「そのサイトがいまいち信用できなかった」のが一つで、結局そのサイトには登録しませんでした。

    同時期にソフトを公開してた人の中にはそのサイトに登録した人もいたようですが、あのサイトは結局どうなったのかなあ。
    • by Anonymous Coward

      寄付を受け付けたらユーザーの要望に応えなきゃならなくなる

      寄付はあくまでも寄付であって対価ではないので、要望に応える必要は無いと思うんですが、
      作り手側ですらこう思っているのですね…日本では流行らないわけだ。

      • by Anonymous Coward
        作り手側ですらそう思っているのを作り手側の問題かのように書かれる文化ですから。
  • ______________________________________
    |                               {:::}        __,,,,,、 ',::::ヽ.          |
    |                               }:::ノ ,,,==ェェ ゝ '彡o,ゝ= Y )        |
    | 以下                           ヽ::', "_ィ.o`>   `二´-`` ',ノ          |
    | ウィキペディア創設者                  ハ` 彡 ィ  ,   、    .|         |
    | ジミー・ウェールズからの                ヽ,   / _ ,r'ハ   .|          |
    | メッセージをお読みください                ヘ  イ:::::::::__,:_、::: }:::/         |
    |                                  ヽ::::(:ィ─=彡  ヾl::/|、         |
    |                                  ハ',::\:::::::"":: : ::/ ハ、.         |
    |                               ,,、-'´ |\`ヾ::::::::::::ィ  / | ``ヽ─-、.  |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    • by kasrapa (35967) on 2010年12月30日 14時28分 (#1881829)
      「どや顔」ってもともとは「得意げな顔」ぐらいの意味だったはずなのに、最近は何でもかんでも拡大解釈的に「どや顔」呼ばわりされててなんだかなあ、と感じてました。
      で、つらつら考えてみたんですが、結局、タレントでもないのに(ひっそりと目立たず働いてりゃあいいのに)わざわざ顔出し・名前出しで個人としての存在感を示してくるのが嫌なんだろうね。
      やはり日本人ならではの、きわめて伝統的な感性なんだろうな、などと思いつつ今年も暮れていきます。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      AA職人仕事速いなあ。
      • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 20時56分 (#1881585)
        仕事が早いから、AAが崩れてるのかぁ(違

        何とかちゃんねると違って、スラドじゃUAもfontも多種多様な物が使われている(と想像に難くない)のに環境依存のAA貼られてもね。

        私?比較的人数がいる(と勝手に思っている)CentOS5.5+FF+さざなみゴシック22pointで閲覧中

        #スルーすりゃいい話だが、忘れた頃にやってくる(ry
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      見にいかない自由があなたにはあると思うのですが。
  • by SIGLAL (37805) on 2010年12月29日 19時58分 (#1881554)

    2個買いとか3個買いとかならある…
    転売とかは抜きにして。
    マイナーな世界だといろいろ買い支えて…

    それ以外で、寄付できるものならしたいなぁと思ったことは何度かあるけど
    「寄付しやすい仕組みが整ってる」と「寄付したいと思う」
    が重なったことがないので、今のところその経験はないです。

    • by Anonymous Coward
      メジャーリリースの物に対してのお布施は中間搾取がひどいからなぁ
      インディーズならアーティスト自前サイトの自前通販とかライブでの手売りとかだと中間搾取ほとんど無いんだけど。
      究極型はアドバンス・メンバーシップ(レコーディング前から(レコーディング費用集める為に)予約開始、アルバム完成後配布)だと思うけど、
      全然広まらないな。
  • 寄付をするのに多額の手数料がかかる、
    さらに寄付をしても課税される、
    一箇所に寄付すると「うちもうちも」と乞食が群がってくる、
    そんな状態で誰が寄付なんてするのかと

    #せめて免税制度ぐらい整えてくれと
  • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 18時32分 (#1881525)

    ×書い手が価格を決定するビジネスモデル。
    ○買い手が価格を決定するビジネスモデル。

  • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 18時54分 (#1881531)

    ダウンロードできるできる~!!

  • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 19時09分 (#1881540)
    寄付の文化が幼すぎる。

    もちろん宗教的な価値観や税制の差もあるんだが、
    日本人って、寄付は「上から目線」でするものってイメージを持ちすぎてる。
    • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 20時26分 (#1881563)

      寄付ってっても喜捨もあるし、貧困層・清貧団体の相互扶助もあるから一概にはいえないけど,インド・中東(キリスト教含む)の宗教上の寄付って日本以上に上から目線ですよ。喜捨は持てるものから持たざるものへの「施し」であり、持てるものの徳と責任と解く。この背景には貧富の差の維持が前提にある。

      機能主義的には近代以前の社会資本の再分配機能であり、支配者階級の優越と被支配階級の懐柔による支配体制の再生産って側面が指摘できるよ。もちろん寄付行為自体を批判する気ははなはだ無い。

      親コメント
      • >日本以上に上から目線

        ということは日本は以下なわけですね。
        なんででしょうね。
        貧富の格差が少ないから?
        その理由は資源が少ないので大きな貧富の格差を維持できない、
        みたいな感じ?
        親コメント
        • >貧富の格差が少ないから?

          日本には本業の乞食がほとんどいないからではないかな?
          あちらでは、乞食に施しをしてやるといったレベルで見ているけど、
          日本では、そもそもいないので、お賽銭みたいなのと同一視している面があると思う。

          昭和40年代中頃くらいまで、「傷痍軍人さん」が上野あたりにはいたけど、
          それに対してお恵みする時では、参拝するかの様に拝んでいる方もいたし...

          軍神様とか、そのなり損ないという面で拝んでいたのかもしれないけどね。

          親コメント
          • 托鉢もなくなりましたしね。

            場所によりますが、寄付ってのは本来上から目線で構わない筈です。
            持てる者が持てない者に施すのは、上から目線そのものです。
            一億総中流なんていわれりゃそりゃ寄付も根付かないでしょう。
            まあ、どっちかといえば、お布施やお賽銭なんてのを「対価」と捉えるからおかしくなるのです。

            施しは、施したほうも施されたほうもそれをすぐ忘れるべきだ、なんて説法で聞いた時に感心した覚えがあります。

            取引ではなく何かを成す為の行いだと捉えれば、寄付に対して税制がとかインセンティブがなんて話にはならんはずです。
            日本でも母校にテントを寄付する、なんてのは結構行われてますから、やり方によるんでしょうな。
            「寄付なんてしたことない!」という人だって、古本を友達にあげたり、UnixのCDを電車に置き忘れたりしたことがあるはずです。自衛隊の基地祭とか、子ども会の夏祭りも、対価をとらずに相手に与える行為です。
            そういう行為も立派な施しのはずです。

            「施し」という言葉の響きや、「お礼にお返しする」「対価として払う」という発想そのものが、寄付という文化を根付かせるのを阻んでいるような気がしています。

            親コメント
            • >寄付ってのは本来上から目線で構わない筈です。

              というか、「今は」上だからという意識なんだと思う。

              >お布施やお賽銭なんてのを「対価」と捉えるからおかしくなるのです

              信じているとかあるかもしれないけど、対価でしか、人は払えない。
              施したから、将来、自分が施される側になって施す人がいるべきだとかね。
              なにも見返りがないと思われる状況で施しなんかできない。

              ほんとに瀕死の状況で他者に施せる?

              親コメント
              • なにも見返りがないと思われる状況で施しなんかできない。

                ほんとに瀕死の状況で他者に施せる?

                その辺はまんま宗教の話になるので難しいところです。
                が、日本でもなじみの深い大乗仏教では「利他行」という言葉で、他者の救済を優先したほうが良いといわれています。
                有名な「何も持たないウサギが、瀕死の修行僧の為に自らを焚き火の中に投じる」という話は、
                何ももたない者であっても施しはできるという形の寓話です。

                いつか施される側に回るかもしれないから施すというのは、時間がズレた取引になってしまうため、こいつから施されることは無いだろうという相手には施さないという結論になってしまいます。
                 # まあオフトピも良いとこで、宗教観と寄付とが密接に関連してる、という話なだけなわけですが……

                親コメント
        • by Anonymous Coward

          平等は説くがノブレス・オブリージュを説かない片手落ちのためじゃないかな?

    • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 21時51分 (#1881606)
      カンパウエアと呼ばれるのは昔からありますが、日本ではしんどいようですね。

      ずっと前、
      「DOGA」というCG作成ソフトが、X68Kではカンパウエアでやっていけていたのが、
      Windowsでカンパウエアだとちっとも寄付が集まらず、シェアウエアに転換した、
      という話を聞いたことがあります。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 20時40分 (#1881571)
    言い値で売れないような低質コンテンツ、良くいえばインディーズコンテンツの販売方式としてはアリだと思います。 とりあえず食えないと、そこから上に這い上がることも出来ませんからね。
    • by Anonymous Coward
      私が最初に見たのは これ [solfa.jp] でしたが、他作品に波及しないということは、ビジネスモデルとしては厳しいということなのでしょうね。
  • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 21時15分 (#1881596)
    私は携帯webは使わないけど、あんだけゲームとかはやってトラブル起こしたり、世界一の電子出版市場を持つくらいなんだから、寄付型モデルもありそうな気がする。なんといっても支払いがキャリア料金一括だから簡単なのが魅力的。金額は選択肢をいくつか用意しておく形になるのかな。

    とにかく支払いにどう進むかがポイントで、日本だと実質、携帯以外あまりいい手がない。実はコンビニで売ってるプリペイドカード便利そうだけど、なんかいいの出ませんかねえ。
    • by Anonymous Coward

      Suica 対応でタッチしたら 100 円引かれるような寄付金箱があったらあまり抵抗なく寄付できそうですが。
      いきなり大金を引きだされたらかなわんが。

      • by Anonymous Coward

        > いきなり大金を引きだされたらかなわんが。

        Suica対応のおみくじとかどうでしょう??
        タッチしてみるまでわからない。凶なら50円、大吉なら1000円とか。

        #どっちが不幸なんだか悩ましいですが。

  • by Anonymous Coward on 2010年12月29日 21時31分 (#1881601)
    Any6 [any6.jp]の事だなんて誰も言ってない。
  • by Anonymous Coward on 2010年12月30日 0時10分 (#1881643)
    寄付された分だけ他のものを割り引くだとか、そんなふうにしてくれる広告でもあれば。
  • by Anonymous Coward on 2010年12月30日 0時18分 (#1881646)

    ドラッカーの「非営利組織の経営」という本には、非営利団体がマーケティングをして成果をあげる話があって、もちろん寄付に関する工夫もあるのですが、これに相当するものを日本の非営利団体が持ってない(?)のが問題ではないかと。例のウィキメディアも、Fundraisingの予算が計上されている(つまり、彼らは寄付を集めるのに寄付金を使っているのです)のですが、そういう意識のある団体がどれくらいあるのか。

    また、「日本では神父は貧乏(のような雰囲気)でなければならない」という話を聞いたこともあり、金銭と非営利という二つの関係は、なかなか難しいようです。

    あと、寄付する方も、「そのお金は何に使うのか、内訳はどこで確認できるのか」ということをもっと積極的に尋ねても良いと思います。「寄付は投資」というのが、僕の持論です。

    まあ、欧、米では、「寄付は現代の免罪符」という考えも根底にあるようですが。

    • > また、「日本では神父は貧乏(のような雰囲気)でなければならない」という話を聞いたこともあり

      戦闘力さえ高ければ、有象無象をバッタバッタとやっつけて
      リッチにいけるのではないかと。
      日本ユニセフ協会との裁判に降伏しました [reset.jp]

      --
      ID投稿推奨、マイナスモデ反対、リメンバー・スルー力。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        これ、金があるとか関係ないんじゃない?

    • by Anonymous Coward

      ドラッカーの「非営利組織の経営」という本には、非営利団体がマーケティングをして成果をあげる話があって、もちろん寄付に関する工夫もあるのですが、これに相当するものを日本の非営利団体が持ってない(?)のが問題ではないかと。

      母校が高校野球で甲子園まで行くと在校生の家族どころか卒業生にまで寄付のお願いがいくようなんですが
      女子マネージャーがそんな本を読んだ日には卒業生一同戦々恐々ですね!

      #まだ母校が甲子園出場はしてないAC

      • by Anonymous Coward

        うまくやれば、各人の負担を減らして、一人当たりの金額ではなく、寄付してくれる人の人数を増やす方向で成功するかもしれませんよ。
        そういう工夫も必要だと思います。

        • by Anonymous Coward

          え,経営とかマーケティングとかの世界って「一人当たりの金額も寄付してくれる人の人数も増やす方向」を追求するんじゃないの?

          • by Anonymous Coward on 2010年12月30日 9時11分 (#1881722)

            少なくともこの場合、「一人当たりの金額を増やす」方向が適切とは思えません。関与する人数も少なく、一人当たりの資産額も大きくないからです。

            ...ということを検討するのがマーケティングなんじゃないでしょうか。

            親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年12月30日 10時00分 (#1881732)
    寄付金を納税額から差し引く事を認めると、

      「チリが積もれば(市場原理付きの)エンジェルファウンド」

    みたいになりませんか?

    もちろん、消費税免除で。

    # なんとか手当てやなんとか補助金より効果ありそうな経済対策になるような。
typodupeerror

コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

読み込み中...