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ゲーム

Microsoft Research、碁に取り組む 169

ストーリー by hylom
強さはいかほどなのだろう 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

Microsoft Researchが囲碁ゲームを開発、Xbox Live Arcadeでの配信を行ったそうだ(本家/.)。この囲碁ゲーム「The Path of Go」はMicrosoft Research Cambridgeで開発された「先進的な」人工知能を搭載しているという。

また、このAIはF#で実装されているそうだ。Microsoft Researchのページにてこの研究に関するQ&Aが掲載されているが、あくまで「遊びで作ったわけではなく、研究として作った」ものらしい。価格は400マイクロソフトポイント(約600円)。

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  • by Anonymous Coward on 2011年01月03日 11時03分 (#1882741)

    ゲームプログラミングの難易度において
     オセロ<< チェス < 将棋 <(越えられない壁)< 囲碁
    みたいな話は昔から言われてきたので、研究で囲碁プログラミングというのは
    そんなに違和感を感じません。

    チェスや将棋でも相当に強くなってきたので、次に囲碁の世界チャンピオンを
    目指すのは当然の流れだと思います。

    • by Anonymous Coward on 2011年01月03日 12時13分 (#1882757)

      ゲームプログラミングで囲碁が難しい理由として、次の二つが大きいと考えられています。

      ・盤面の大きさ
      ・評価関数の設定

      盤面の関しては見たまんまで、将棋が9×9に対して囲碁は19×19となっています。総当たりで解くには量子コンピュータの先のまだ先まで行っても可能かどうか分かりません。
      9路板ではそこそこ良い成績を収めているみたいですね。尤も、プロの方が9路の研究を真剣にやっていないというのもあるとは思われますが……

      評価関数というのが案外曲者です。
      将棋やチェスでは駒の価値を数値化するなど色々な評価方法が考えられますが、囲碁に関してはこれが非常に難しくなっています。
      そもそも人間からして「厚い/薄い」「味が良い/悪い」なんて考え方をしていますし、プロ同士の会話でもこういった「感覚」的な言葉がポンポン飛び出してきます。また、厚みと実利はトレードオフの関係でもあり、そういった「曖昧さ」をAIに解釈させるのは非常に困難な模様です。それを改善するために「モンテカルロ法」が採用されていますが、原理がランダムチョイスである以上、アマのレベルを抜け出すのは難しいのではないかなと思えます。

      最近だとコンシューマー最強の銀星囲碁がPS3で発売されましたが、まだまだ局地的に見て「トンデモ手」が現れるので、人間的な感覚を身につけるのは先の話に思えます。
      スパコンが現状プロに井目で良い勝負らしいので、定義上の「アマ初段」といった所でしょうか。碁会所基準ではアマ2~3段程度ではあるらしいのですが。

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      • by Anonymous Coward on 2011年01月03日 23時22分 (#1882940)

        ちなみにこの「トンデモ手」ですが、人間だったらヨセとして目数を計算できるところすら間違えたりすることが多々ありました。
        (最善手の隣に打ったりして、結果的に1目損したりする)
        どうもヨセも計算しきれていないような印象を受けます。銀星をKGSで見た印象ですが。

        パターンが少なく読み切れるはずの攻め合い/死活が実は弱い、という噂も実は正しかったりするんでしょうか。

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        • by pit (41489) on 2011年01月04日 1時35分 (#1883006)

          >どうもヨセも計算しきれていないような印象を受けます。

          それ、ありますね。先手×目と後手×目とか、見合いというか...そこらへんがおかしいのが結構ありますね。
          地を減らしてまでカス石を助けようとしたりといったことも結構ありますね。
          昔、囲碁でコンピュータといったら、寄せ名人とか目数計算に長けているとか、石田さんとかなんですけどね。
          実際は、違うというのが、面白いと思いましたよ。

          # アマチュア三段レベルかな?最近のは....

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    • by Anonymous Coward on 2011年01月03日 12時35分 (#1882761)
      単にガラパゴスチェス(©モチヲ)は無視して、世界で遊ばれてて日本人は韓国のチャンピオンにまったく歯がたたない囲碁がチェスの次だというだけでしょ。あから2010 vs. 女流王将なんて日本以外のどこで話題になりました?
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年01月03日 13時40分 (#1882782)

      全て研究が行われていたが、難しいものだけが残ったというのが一番しっくりきそうな気がします。
      パターンが限られるオセロが最初に解かれ、持ち駒のないチェスは世界のトッププロを超えるレベルまで到達しました。
      将棋は何とかプロと戦えるレベルまで来て、囲碁はまだまだ、という感じです。

      将棋はまだ中流以上のプロには敵わないレベルなので、これからも研究は続けられるでしょう。
      囲碁は……私たちが生きている間に人間を超えることができるでしょうか、ね。

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      • Re:The Final Frontier (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2011年01月03日 17時20分 (#1882837)

        >パターンが限られるオセロが最初に解かれ、持ち駒のないチェスは世界のトッププロを超えるレベルまで到達しました。

        オセロのAIは既に人間を大きく超えているでしょうが、ゲーム木の解析によって最善手が確定したとか、後手必勝(例えば)が証明されたとかいうような意味で「解かれて」いるわけではまだないです。
        又、人間のトップを倒した記念碑的なイベントとしてもチェスの「Deep Blue vs. カスパロフ」がオセロの「Logistello vs. 村上健」より先だったはずです。

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  • by LoadFF (27414) on 2011年01月03日 17時20分 (#1882839)
    ガラパゴスを『独自の進化を遂げた』と定義するなら、チェスもそうですよね?
    競技人口の多さという尺度なら、むしろチェスをスタンダードとでも呼べばよろしいかと。
    --
    如何なる内容であろうとACでの書き込みは一切無視します。
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