第3回将棋電王戦第3局で豊島七段がYSSを破り、プロ棋士側の連敗をストップ 71
勝利 部門より
豊島七段は1990年生まれの23歳で、関西若手四天王の1人とされる実力者。一方、YSSは世界コンピュータ将棋選手権の常連で、将棋電王トーナメント3位の実力ソフト。プロ棋士側の負け越しがかかった対局では、本番までに数百局の練習対局をしたという豊島七段がリードを奪い、その後もリードを広げて83手でYSSを破った。
豊島七段の勝利でプロ棋士側の1勝2敗。プロ棋士は昨年3月の第2回将棋電王戦第2局で佐藤慎一四段がponanzaに敗れて以来、引き分けを挟んで5連敗しており、1年ぶりの勝利となった。4月5日に神奈川の小田原城で行われる第4局では、森下卓九段とツツカナが対局する。