Intel、モバイルチップ事業とPC部門を統合へ 17
モバイルとPCの境目が消える 部門より
IntelがPC向けチップ事業とモバイル向けチップ事業を1部門に統合するという(Bloomberg、HOT HARDWARE、CNET、Slashdot)。
この組織再編は、CEOのBrian Krzanich氏が米国時間11月17日に従業員に宛てた電子メールの中で発表したもの。それによれば統合は2015年初めに実施される予定だという。統合後は現在PC Client Groupを統括しているKirk Skaugen氏が新部門を率いる予定。新部門は、モバイルデバイスで使われるプロセッサとモデムチップの販売も担うことになるという。
現在、Intelのモバイル部門については、タブレットの出荷台数については大幅に上昇しているものの、収益面では多額の損失につながっている。今回の措置は収益性の低いモバイル部門を保護することにつながる。Intelはデスクトップ市場においては圧倒的な存在感を誇っているものの、Intelの今後の財政にとって、ラップトップ、タブレットおよびスマートフォンにおける長期的な成功は必要不可欠であるといえる。