米政府のCTOはホワイトハウスからフロッピーディスクを無くせるか 37
フロッピーはあまり関係ない 部門より
ホワイトハウスで最高技術責任者を務めるMegan J. Smith氏は、MITの卒業生で元Googleの幹部という来歴を持つ。この役職は5年前にオバマ大統領によって作られた。彼女の仕事はホワイトハウスにシリコンバレーの感性を持ち込むことだ。しかし、いまだにフロッピーディスクを使っている政府の官僚機構に、Google Glassや無人運転車に関わった女性はカルチャーショックを受けているという(The New York Times、Slashdot)。
同氏の仕事内容は医療保険制度改革(いわゆるオバマケア)の悲惨なWebサイトの後始末やネット中立性規則採用といった政策重点課題をクリアするため、Googleの副社長であるVinton G. Cerf氏やWWWの発明者であるTim Berners-Lee氏といったIT業界の著名人と政府を繋ぐパイプ役が期待されているという。
しかし、政府のデジタルサービス改善は管理予算局によってイニシアチブを取られており、各キャビネット部門には独自のCIOがいる。そのため本家タレコミ人は、彼女のしているIT企業などの著名人との直接接触がホワイトハウスの意志決定に影響を与えることができるのか疑問視しているようだ。