火星探査機オポチュニティ、火星探査12年目に 12
もう少しで干支一周 部門より
NASAの火星探査機オポチュニティが2004年1月25日午前5時5分 (UTC)に火星のメリディアニ平原に着陸してから丸11年が経過した。同探査機の冒険は12年目に突入する(CNET)。
当初のミッションの予定は90日であったが、探査機はNASAの想定した耐用期間の10倍以上の時を経ても動き続けている。11年間でオポチュニティが移動した距離はおよそ42kmであり、地球外における探査機の最高走行距離記録を現在も塗り替え続けている。
もちろんこの11年が順風満帆だった訳はなく、砂丘に突っ込み動けなくなったりハードウェアに不具合が発生したりもしたが、その度に地上からの総力サポートによって問題を解決してきた。現在もメモリに障害を抱えているがプロジェクトチームはこれも乗り越えるべく力を注いでいるという。
NASAでは11周年を記念しオポチュニティが撮影した火星のパノラマ写真を公開している。