ウォズ、人工知能への懸念を語る 96
人とAIが戦う時代は来るのか 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
テスラモーターズ傘下のSolarCityは、独自の配電システム「GridLogic」の販売を開始すると発表した。このGridLogicは、リチウムイオン蓄電池と太陽電池パネルを組み合わせたもので、離島や僻地、軍事基地、または病院のような独立環境に向いているそうだ(COMPUTERWORLD、日経テクノロジー、Slashdot)。
独立型のマイクログリッドとして運用できるだけでなく、上位の電力網と連携させた運用もできる。既存の非常用の電源と太陽光発電システムの組み合わせに比べて、低コストで電力を供給できるという。
先日日本通信が発表したVAIO Phoneは端末スペック的には海外メーカーのものそのままであることが話題になったが、これについて日本通信の三田聖二社長がインタビューで答えている。これによると、VAIO Phoneの売り方は「ブランド力だけでユーザーから10万円近くとっている」と氏が言うiPhoneと同じで、VAIOのブランドで勝負するという方針らしい。
氏曰く、「初代iMacも中身はベーシックな安いコンピュータだった。(中略)結局は機能ではなく、ポジショニングで大成功した」「iPodも値段を高く設定して、洗練されたデザインで、ブランド戦略によってヒットした」とし、機能ではないところをアピールしたいという意向のようだ。価格についても、「5万1000円の価格も、ブランドとして決して恥ずかしい価格ではない。まともな価格だと思っている」だという。
3月24日、ドイツ・ジャーマンウイングスの旅客機がフランス南東部に墜落する事故が発生した。この事故では短時間で旅客機が急降下していたことが分かっていたが、新たに発見されたボイスレコーダーの解析によって、副操縦士が旅客機を意図的に降下、墜落させた可能性があることが分かったという(読売新聞)。
機長が何らかの理由でコックピットから一旦出て、戻ろうとした時に副操縦士は鍵を開けなかった。乗客が叫び声を上げたのは最後の瞬間で、それまで事態に気づいていなかった可能性もある。副操縦士はドイツ人で、テロリストの経歴はなく、テロと見なす根拠はないとのこと(時事通信)。
詳細は省くが、こうしたパイロットの意図的な異常行為による事故は決して特別に稀なことではないようだ。将来、旅客機のコックピットが無人化される理由の一つがこれ(ヒューマンファクター)であったとしても不思議ではないかもしれない。
日本情報経済社会推進協会などの調べによると、重視する経営課題として「情報セキュリティの強化」を挙げた企業が増えているそうだ(ZDNet Japan)。
最近ではベネッセの顧客情報流出事件が大きく話題になったが、このような内部犯行による情報漏洩や消失について懸念を持っている経営者が増えているようで、多くの企業が「内部犯行による重要情報の漏洩・消失」に対して「最優先で対応が求められている」「セキュリティ課題の中でも優先度が高い」と答えている。また、有効回答全体のうち5.2%(698社中36社)が過去1年間に「内部不正による個人情報の漏洩・逸失を経験した」と回答しているとのこと。
また、情報漏洩被害の軽減のためにクラウドを使うことが有用だと考えている企業も少なくないようだ。
とはいえ、やはり経営者がもっとも注目しているのは「業務プロセスの効率化」のようで、「情報セキュリティの強化」を重視する経営課題としてあげた企業が最も多いとのこと。
ユーザーからWindowsの改善要望フォーラムに挙げられていた提案のひとつ「 フォントレンダリングの改善」が、このほど実質的に却下された。
他のOSと比較してWindowsのClearTypeは文字の形を破壊してしまう。線幅は細く、読むのに難儀するほどガタガタの文字が出力される
との提案に対し、Microsoft側のフォーラム管理者は
貴重な意見をありがとう。現在のモダンシェルにClearTypeは使われておらずほぼ全てグレースケールベースのレンダリングだ。したがってこの問題はもはやWindows 8では発生していない。
と一方的な返答をし、提案に対し「COMPLETED」とマークしてしまった。
実際に描画されたUIを確認してみると、確かにサブピクセルレンダリングを使った従来のClearTypeはWindows 8ではあまり使われていないようだが、そのレンダリング結果はMacOSなどと比べると依然低品質なままであり、この一方的な「解決」には疑問が残る。件のフォーラムにおいても、納得できないユーザー達により「NOT COMPLETED!」が叫ばれる事態となっている。
既にWindows 10の話題も出ているが、ここでもフォントレンダリングについて大きな改善が見られたという話は残念ながら聞かれない。Microsoftはフォントレンダリングの改善を今後必要なしと判断してしまったのだろうか。
Googleがエボラ熱などの伝染病治療に特化したタブレットを開発したそうだ(GIGAZINE)。
タブレットは防水のXPeria Z2 Tabletで、外装にポリカーボネートを採用。塩素に浸して殺菌消毒が可能なことから、施設内外を移動させることができるとしている。また、このタブレットの作業に適したアプリのデータキットなどがオープンソースで公開されている。
セキュリティ対策目的などで物理的にネットワークが隔離されている環境は「エア・ギャップ環境」などと呼ばれるが、このような環境にあるPCに対し外部との通信を可能にする技術をイスラエルのベン・グリオン大学(BGU)の研究者らが開発したという(HELP NET SECURITY、Slashdot)。
この技術は「BitWhisper」と呼ばれており、熱放射と熱センサーを使用して通信を行うという。通信可能な距離は約15インチ(40cm)で、ソフトウェアで熱パターンを制御することでバイナリデータを温度信号に変換。隣接したPCが熱センサーを使用して環境温度を検出、データを復号するのだという。2台のPCがあり、1台のみがインターネットに接続されているような環境の場合、BitWhisperを使えばシステム制御用のパスワードを入手することもできるだろうとしている。
Twitterが3月25日、日本向けに用意されていた従来型携帯電話(いわゆるガラケー)向けサイトであるhttp://twtr.jp/を事実上廃止した。旧URLへのアクセスは、全世界向けに提供されているモバイル端末向けサイトmobile.twitter.comへリダイレクトされる。こちらのサービスはHTTPSを利用するが、SSLv3はサポートしない(Twitterの発表)。そのため、古いガラケーからTwitterを利用するにはyubitterなどのサードパーティのサービスを利用することになる。
これだけならよくある「POODLE対策で古いクライアントを見捨てました」という事例の一つに過ぎないが、Twitterが災害発生時の連絡手段となるなど公共性を増している中、「視覚障害者がtwitterにアクセスできなくなった」という問題提起が話題を集めている。
インターネットが社会インフラと化していくなか、ファームウェアを更新することができない端末を使い続ける必要があるユーザに、どのように救いの手を差し伸べなければならないのだろうか。どのように新しい端末に乗り換えてもらえばいいだろうか。
スマートフォンにも視覚障害者向けの支援機能は用意されているが(視覚障害者がスマートホンを使うためのノウハウ、Android携帯用・障害のある人に便利なアプリ一覧)、物理的なボタンが少ないスマートフォンへの乗り換えに不安や抵抗を感じる人も少なくないようだ。
Amazonが有料の容量無制限オンラインストレージサービスを開始するという。写真のみが無制限でそれ以外のデータは5GBまでのプランが年額11.99ドル、動画やPDF、文書ファイルなども無制限にアップロードできるプランが年額59.99ドルとのこと(TechCrunch、ITmedia)。なお、日本でもサービスを提供するかは不明。
後者のプランが「写真、ビデオ、文書、映画、音楽のファイル」を対象にしているのが気になるところだが、まあ多くのユーザーにとってこれで困ることはないだろう。あとは転送速度がどのくらいになるかがポイントだろうか。
身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人