英国、不況で街灯を消しても交通事故や犯罪は増加しないという結果に 53
細かい節約 部門より
現在不況下にあるイギリスでは地方自治体が資金繰りに苦労しているという。そんな中、街灯管理の権限を持つ150の地方自治体のうち約100が、資金節約のために街灯の明かりを暗く調光したり電源をOFFにしているという。英国にある街灯の約3分の1に当たる75万街灯は電源を切られていると調査結果もある。
こうした流れは、夜空を見たいという人と省エネ推進派には歓迎されているものの、自動車協会などはこれが原因で6人の死亡事故が発生したとして批判。国民的な議論にまで発展した。しかし、最新の研究結果によれば、交通事故の発生は街灯の明るさとは関係ないという結論になったそうだ。また、強盗や性的な暴行事件といった犯罪率の明確な増加もないことが分かったという(AstronomyMagazine、Slashdot)。