パスワードを忘れた? アカウント作成
12363769 story
交通

エアバス、音速の4倍で飛行可能なジェット・ロケット・ラムジェット航空機の特許を取得 40

ストーリー by hylom
未来っぽい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

エアバスが音速の4倍を超えるマッハ4.5(時速約5300km)での飛行を可能にする超音速航空機の特許を取得したそうだ(GIGAZINE動画)。

ジェット・ロケット・ラムジェットと3種類のエンジンを搭載して使い分けるというコンセプト。イメージ図によると、筒型の胴体の上に三角形をしたデルタウィングと垂直尾翼が載る構造で、デルタ翼の両端には回転式のフィンが装着されている。

機体下部のジェットエンジンを使って離陸、一定の高度に達するとロケットエンジンが点火され、一気に高高度まで上昇し、水平飛行に遷移した段階でラムジェットエンジンに点火する仕組みだという。3種類のエンジンを搭載すると重量的にどうなのってのと、エアバスってイギリス関係あったっけ、と思うような英国面の強い航空機になっている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 実現性 (スコア:4, 興味深い)

    by tori_sanpo (39645) on 2015年08月12日 13時39分 (#2863214) 日記

    JAXAが研究している複合サイクルエンジンとどっちが現実的なのだろう?
    こっちは既存技術の組み合わせでなんとかなりそうだけど無駄が多すぎ
    複合サイクルエンジンはこれよりは効率良いだろうけど、まだ実験レベル

    今年の調布は終わったけど、角田の一般公開は9/6です [fanfun.jaxa.jp]
    高温衝撃風洞や海底から引き上げたLE-7など面白いものが見られます

    • by jizou (5538) on 2015年08月12日 16時36分 (#2863335) 日記

      チューブ列車でマッハ2ぐらいだせれば、そっちのほうが実用的かもしれませんねぇ。
      真空にしなくても、少し減圧して速度が稼げるのなら、それでもいいかなぁ。

      景色も見えない弾道飛行になるのなら、高高度を飛んでも、地下を走っても同じかな?

      親コメント
  • > エアバスってイギリス関係あったっけ
    エアバスの旅客機の主翼は、すべてイギリスで設計されています。

  • by Anonymous Coward on 2015年08月12日 10時07分 (#2863071)

    パテント画像
    http://pdfpiw.uspto.gov/.piw?PageNum=0&docid=09079661&IDKey=83... [uspto.gov]

    どうやら座席があるのは機首からくびれ部分までのようで、
    ずんぐりした動体の大部分はロケット燃料タンクで占められている模様。

    コンコルドが運行を続けられなくなった最大の原因は運航コスト高だと思うけれど、これはそれどころの騒ぎじゃない気がするのだが・・・・

    • by Anonymous Coward

      胴体の括れから断面積が広がる所と、主翼前縁がある位置がほぼ同じ。←エリアルールに反するデザイン。

      # ターボ(ファン)ジェットで離陸出来るなら、ラムジェットに点火出来る速度まで加速出来るだろう。←ロケットエンジン不要。

      • by Anonymous Coward

        速度は稼げても、高度が稼げないかと。
        高々度ではターボジェットエンジンを稼働させるための空気が希薄です。
        戦闘機なら20000m辺りまで上がれるものもいますけれど、こいつの巡行高度は35000mですとか。

        • by Anonymous Coward

          高度10000m程度の水平飛行で、ラムジェット点火加速後上昇すれば良いじゃないか。

          何よりターボジェットが稼働しない空気の薄い高空で、ラムジェット超音速巡航が可能とする理屈が理解できない。
          もしかしてそのラムジェットはバサードラムジェットなのか。

          • by 90 (35300) on 2015年08月12日 19時00分 (#2863424) 日記

            スクラムジェットエンジンの作動域であればおかしな点はないな。X-51Aが高度35km、マッハ5程度で飛行できているし。

            過去の例を見ると、亜音速燃焼のラムジェットなら音速を超えた辺りで動作できても、超音速燃焼だとマッハ3か4くらいまでまず持っていかないと始動できてない。そして始動しても大きな加速ができていない。それを受けて、ロケットで加速してスクラムジェットで維持するという方向でこの特許ができたんじゃないかと思う。

            親コメント
      • by Anonymous Coward

        胴体の膨らみは翼の始まりより遅らせてるので特に断面積の不連続は感じいけどね

        ざっくり,普通の旅客航空機の胴体の半分(2/3?)を高速巡航の機材と燃料に充ててるんだね
        コンコルドより小型になってペイロード比が落ちてるとしか思えない
        運航費はトンでもなくなりそう,まあそれを許容できる客層のものなんだろうね

        しかし,ジェットエンジンのスラストアングルの俯角が怖いほど付いてる
        どんな姿勢で離着陸する積りだ?

    • by Anonymous Coward

      >ずんぐりした動体の大部分はロケット燃料タンクで占められている模様。
      >コンコルドが運行を続けられなくなった最大の原因は運航コスト高だと思うけれど、これはそれどころの騒ぎじゃない気がするのだが・・・・

      燃費の問題もあったろうけど、なにかと旧式になりすぎてた事も大きいんじゃね?
      その他にも色々。

  • by Anonymous Coward on 2015年08月12日 11時22分 (#2863108)

    特許権利が失効するまでに実用化できるのか?

  • by Anonymous Coward on 2015年08月12日 8時21分 (#2863007)

    ださっ

  • by Anonymous Coward on 2015年08月12日 10時13分 (#2863075)

    大丈夫なのかね。
    ロケットエンジンの点火に失敗、ラムジェットエンジンの点火に失敗とかですぐ降りてくるインシデントが頻発すると思うのだが。

    • by Anonymous Coward

      無事に降りてこられれば、まだ良いほうだと…

      • by Anonymous Coward

        第一のエンジンが航空機で実績のあるターボファンエンジンなので、取り敢えず降りてはこられそうですね。

        と思ったけど、例えばラムジェットエンジン起動中はターボファンエンジンは停止している(格納してある?)かもしれないので、
        その場合は結局は始動が必要になるのか。

        • どうせ超音速でターボファンを展開・始動すれば動圧で吹き飛ぶに決まっているから、スペースシャトルでいうところのRTLSかTALに近くなるんじゃないかな。速度が亜音速に落ちるまで、姿勢を保ちつつなるべく遠くまで滑空しながらどう着陸するか考えることになると思う。数百km程度は滑空できるかもしれない。

          ロケットエンジンの方は機軸に沿っているから、爆発せずに停止できるかどうか。ラムジェットエンジンは主翼端なので、片方が失火した後に即座に自動停止できるかどうか、が異常時に帰還できるかというところで問題になると思う。

          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2015年08月12日 10時18分 (#2863078)

    成田とホノルルが約6200kmだから、一時間半程度で着くならいけそう。
    問題は費用か。

    • ボーイング777の場合で巡航で0.8マッハくらい、航続1万1000キロ、燃料14万7000kgだそうですので、燃料1kgあたり0.08km=80m飛べるようです。リッターあたりならさらに0.8倍くらい、60mかな。
      Airbusのは4マッハとして速度は5倍に、運動エネルギーは25倍。そこまで速度あげるに必要な燃料エネルギーも25倍(しろうと考え)。ってことは60÷25= リッター2.4m
      航空料金が燃料代に比例するとすると、現在の料金の30倍くらいで済むかな。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        乗客は最大でも777の1/10くらいじゃないだろうか。
        そうなると料金はその試算からさらに1桁以上上がるね。

    • by Anonymous Coward

      成田までの時間がすごくかかって、空港の手続きに時間がかかって
      家を出て飛び立つまでに3時間くらいかかるから、台無しだぁ

      • by Anonymous Coward

        こんなもの、今ある空港の滑走路には(長さがたりないから)離着陸できないと思われ。
        そうでなくても、ロケット燃料抱えた飛行機に乗るなんて絶対に嫌だ。

        • by Anonymous Coward

          ロケット燃料とその酸化剤の積載量は片道分と思われるので、空港設備も増設しないと鉄砲玉になっちゃいます。

          #ああ、先頭に弾頭つけとけば片道でも良いのか。
          ##それヒドラジンロケットだけでよくね?

        • by Anonymous Coward
          ターボジェットとロケットとラムジェットで燃料変えるのだろうか?
          3種類にタンク分けるくらいなら全部ケロシン系ジェット燃料でいいんじゃねぇの
      • by Anonymous Coward

        単価の高いビジネスクラス専用機としてしか運用出来ないだろうから、観光需要がほとんど(つまりエコノミーで稼いでなんぼ)のハワイなんかには飛ばせないでしょう。日米間だとニューヨークとロサンゼルスが精々。

  • by Anonymous Coward on 2015年08月12日 10時43分 (#2863087)

    特に旅客機とは言ってないけど、そういうことですよね?

    で、旅客機としてはどう見ても機能盛りすぎ。
    てかこの仕様、「宇宙旅行体験ツアー一回数千万円」のソレじゃないですか。
    実用化したとして、やっぱ尋常な料金とは思えない。

    軍用としては複雑すぎてやっぱりダメだろうし・・・

  • by Anonymous Coward on 2015年08月12日 16時08分 (#2863324)

    コンコルドはマッハ2.04だったけど、これはマッハ4.5。
    戦闘機はマッハ3以上も作ったけど、結局他の性能重視でマッハ2程度に落ち着いた。
    マッハ5以上はスペースシャトルの再突入時に匹敵するらしい。

    • by Anonymous Coward

      燃費や機体コストがどうなることやら
      商売になりそうだとは思えないですね

    • by Anonymous Coward

      SR-71のマッハ3でも熱的にチタン合金の限界あたりじゃなかったっけ。

typodupeerror

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

読み込み中...