中国・天津港湾地区の化学物質保管施設で大規模な爆発、死傷者多数 119
何が起こった 部門より
8月12日午後11時34分(現地時間)、天津の港湾地区で数回の大爆発が生じた。1回目はTNT火薬3トン相当、マグニチュード2.3、32秒後に生じた2回目はTNT 21トン相当、マグニチュード2.9だったという(ジセダイ総研の記事)。
現場は(地図は読売新聞の記事参照)瑞海公司の倉庫(コンテナ置場?)で、炭化カルシウム(水を加えるとアセチレンガスが発生する)、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、メチルエチルケトンなど各種危険物質が集積されていたという(毎日新聞)。
火事の通報で消防が駆けつけ、消火作業が一段落したところで大爆発を起こしたようだ。「コンテナに放水して10分ほどしたら光りだし、2度爆発した」と生き残った消防隊員が証言している。死者56人、行方不明数十人ともいうが、被害の全容はよく分からないというのが正直なところ。
爆発で破壊された倉庫には毒性が非常に強いシアン化物が大量に保管されていたとこともあり、救助活動は困難を極めているという(AFP、TBS)。