VWの排ガス不正問題、ガソリン車にも波及? また他社でも問題が指摘される 50
広がる波紋 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
米電気自動車メーカーTeslaの自動運転システム「オートパイロット」が世界各国で認可され、高速道路での自動運転が可能になったそうだ(Autoblog)。
このシステムを使い、米国大陸横断を行ったドライバーもいるそうだ(Autoblogの別記事)。なお、完全な自律走行を提供するものではなく、「自動運転中に起きた衝突事故については、Teslaは一切責任を負わない」というものらしい(WIRED)。
ビットコインの総合情報サイト「Coindesk」のチャートによると、ビットコインの価格は2015年に入ってからの最高値を更新し、一時333.75ドルに到達していたようだ(The Bridge)。
ビットコインの値動きについては、2014年2月頃のマウントゴックス事件で一気に値崩れを起こし、その後400ドルから600ドルのあたりを行ったり来たりしつつ、2014年暮れから2015年に入ってからは200ドルから300ドルあたりで安定しつつある状況だった。Coindesk運営の大塚雄介氏によると、理由の特定は難しいものの、中国マネーの流入が大きく予想され、またそこにドル円の値動きが重なった可能性がある、ということだそうだ。
また、EUの最高裁でビットコインの非課税が望ましいとの判決が出たのも影響している可能性があるとしている。
マルウェアを自宅PCに保管していたほか、それをインターネットで販売していたとして札幌市在住の中学2年生(14歳)が不正指令電磁的記録保管容疑で逮捕された(朝日新聞)。
マルウェアの作成は、いわゆる「闇サイト」から入手したソフトを使って行われたものと見られる。容疑者は独学でプログラミングなどを学んでいた模様。
中学生がこういったものに興味を持つのは仕方が無いが、一般的な学校でマルウェア制作・所持の違法性やコンピュータセキュリティ関連法規について指導できる人材はほとんどいないだろう現状は残念である。
大手ゲームメーカーActivision Blizzardが、世界規模で人気のスマートフォンゲーム「キャンディークラッシュ」を開発したアイルランドのKing Digital Entertainmentを59億ドルで買収したと報じられている(4Gamer)。
「キャンディークラッシュ」は日本ではやや影が薄いが、2013年では全世界ゲームアプリダウンロード数1位となった人気アプリ。2014年には日本法人も設立していた。Activision BlizzardはCall of DutyシリーズやWarld of Warcraft、StarCraft、Diabloといった人気ゲームを開発しているが、スマートフォンゲームなどのライトユーザー向けゲーム分野についてはほとんど展開していなかった。
ドワンゴがディープラーニング技術を使って「ニコニコ静画」に投稿されたイラストの閲覧数やお気に入り数、付けられるだろうタグを事前予測する技術を公開した(ITmedia)。
これを応用することで、閲覧数やお気に入り数が増えるように画像を修正したり、画像内のどの部分が注目されているのか、といった情報を提示できる可能性があるという。
自動車部品大手タカタのエアバッグ不具合問題で、米高速道路交通安全局(NHTSA)がタカタに対し最大2億ドルの民事制裁金を科すそうだ(朝日新聞)。
米運輸当局による制裁金としては史上最高額で、ガス発生剤の素材に「硝酸アンモニウム」を使ったエアバッグ部品を2018年までに中止することも命じた。リコールについては、タカタや自動車メーカーに迅速化を要求した。
タカタは制裁金の内7千万ドルを現金で支払い、部品の使用中止等の対応を怠った場合追加で最大1億3千万ドルを支払う。タカタは、当局への報告を怠ったとの指摘も認めた。
また、ホンダは開発中の車でタカタ製エアバッグを採用せず、今後リコール対応以外では同社のエアバッグを使用しない可能性を示唆しているそうだ。
Arca Noaeという米企業がIBM OS/2の新しいネイティブビルドをリリースするためにIBMと契約を交わしました(Register、プレスリリース)。
Arca Noae曰く、「新OS/2ビルドであるBlue Lionはエミュレータやハイパーバイザを必要とせず実PCでベアメタルで動かせる」とのこと。今や28歳となるOS/2とそのアプリケーションは、今時のハードウェアを使っている場合仮想環境で実行するのが一般的ですが、「Blue Lion」は「仮想化の檻」から解放されて2016年第三四半期に世界に出荷される見込み。「その目標に向かって私たちは、人気の高い業界標準のハードウェア上で、かなりの量のテストを行う計画」だそうです。
Windowsに敗れパーソナルコンピュータのデスクトップの主流となれなかったOS/2ですが、1990年代の終わりまで開発は続けられていました(OS/2 Warp Server for e-businessの発表)。
先月開催されたWarpstock 2015(Warpstock 2015 ライブ配信)によりますと、IBMが2001年12月に出荷したWarp4.52コンビニエンスパッケージ2 with SMPがベースとなっているそうです。USB経由やネットワークインストールが可能となるため光学メディアは不要で、OS/2やeComStationの過去の資産を守れるとのこと。
現行のeComStation 2.xは動作するハードウェアをかなり選ぶため、Blue Lionによって動作するPCの幅が広がるのであれば歓迎したい。
東北大金属材料研究所の研究チームが、酢銀やガリウム合金などの液体金属流から電気エネルギーを取り出せることを発見した(河北新報、プレスリリース、Nature Physics掲載論文)。
金属の流れによって生まれる渦により電子が回転し、電力が生まれるという仕組みだそうだ。生まれる電力は流体速度に応じて変化するとのこと。実験では液体金属を直径0.4mmの管に流すことで、100ナノボルト程度の電圧を取り出すことに成功したという。微弱な電力で駆動するデバイスの電源や、流体速度の観測などの応用が期待できるという。
Windows 8.1がプリインストールされたPCの販売期限は2016年10月末までだそうだ(Windows lifecycle fact sheet、ITmedia)。
リテール版のWindows 8.1の出荷は2015年9月1日で既に終了済み。また、Windows 7 ProfessionalがプリインストールされたPCについても同じく2016年10月末で販売が終了する。ダウングレード権を行使して旧版のWindowsをインストール可能であれば問題ないが、面倒にはなる。
文部科学省・文化審議会著作権分科会の小委員会が、同人誌などの二次創作について著作権侵害の非親告罪化の対象外とする方針を固めたようだ(ITmedia)。
先日合意されたTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)では著作権侵害の非親告罪化が含まれていたが、これに対し権利者側からは慎重な意見が相次いだとのことで、「原作のまま複製」や「商業的規模で原著作物の収益性に重大な影響を与える場合」といったケースにのみ限定すべき、との声が出ていた。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds