日本漫画界のレジェンド、水木しげる先生(本名:武良茂)が、11月30日午前7時頃調布市内の病院で心不全のため逝去されました(産経新聞、GIGAZINE)。
少年期は画家志向だったが、戦後、紙芝居、貸本漫画を経て漫画家としてメジャーな人気を博するようになったのは40代。最後の作品はビッグコミックの連載「わたしの日々」で、2015年5月に終了。水木氏は戦後日本漫画界黎明期の生き証人という印象も強いが、証言は多く残されている。多数の作品や妖怪の世界観は、既に日本文化の一角を構成していると言っても過言ではないように思われる。
これのどこがアレゲなの? (スコア:5, おもしろおかしい)
「ゲゲゲ」でしょう。
てっきり、死なないと思ってました。 (スコア:3)
妖怪じゃなかったんですね。
最近、「ゲゲゲの家計簿」を読みました。
合掌。
Re:てっきり、死なないと思ってました。 (スコア:2)
「人」としては死んで、真に「妖怪」になったのかも。
守破離 (スコア:3)
池上遼一が、かつて水木しげるのアシスタントだったと知った時は、「へー」だったなあ。
Re:守破離 (スコア:2)
そこは「フハッ!」だろう.
Re:守破離 (スコア:1)
すごく関係ないけど、
タイトルが守護霊かと思った
妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:3, おもしろおかしい)
おじさん世代だと完全に水木しげるだけど、最近の子だと妖怪ウィッチになっちゃうのかな。
ウィッチの方は完全に子供向けでポケモン的系統と認識してるけど、やはり水木氏の方は、オドロオドロしさもあるちゃんとした妖怪なんだよね。
妖怪は怖いものじゃないと!
# 好きな妖怪はぬらりひょん。理由なし。
Re:妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:2)
>妖怪ウィッチ
ちょっと狩撫麻礼が混じってますな
Re:妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:1)
そのぶるぶるも東映サイトではなんだかほんわかしたものに…
Re:妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:2)
水木先生の定義では、魔女や魔法少女は「妖怪」に入るんだろうか??
Re:妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:1)
確か鬼太郎の妖怪大戦争で西欧妖怪軍団の一員として鼻が曲がった典型的な魔女が居たよなぁと思って検索 [bing.com]したら・・・なんか思ってたのと違うんですが。
Re:妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:1)
さらに魔法少女でも、人妻という可能性だってある。
Re:妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:1)
わたしは「ストライカーの飛翔」という曲で連想されるアニメを思い出しました。
Re:妖怪マンガ(アニメ)といえば (スコア:2)
そこで妖怪のせいにしないのがまだまだ甘いな。
#現代妖怪としてミスタイプさせる奴がいても不思議じゃないと思う
海外の反応 (スコア:3, 興味深い)
ANIME NEWS NETWORK [animenewsnetwork.com]もまぁ解る。
日本語版とは言え、スプートニク [sputniknews.com]が載せるのはスゲー違和感が・・・
好きで好きで (スコア:3)
大変感謝しています。
土葬にしてくれ (スコア:1)
目玉おやじが出てこれない。
調布? 三鷹? (スコア:1)
三鷹の杏林大学病院 (スコア:1)
共同通信 [47news.jp]によれば「東京都三鷹市の杏林大病院 [kyorin-u.ac.jp]で死去」だそうなので、三鷹市が正解。
ちなみにGIGAZINEのニュースソースであるTBSは「都内」に修正 [tbs.co.jp]している。
というか、スラドの編集者はニュースソースの孫引きしないで、1次情報源 [mizukipro.com]を載せるべきでしょ。
Re:三鷹の杏林大学病院 (スコア:1)
合掌 (スコア:1)
多分お仲間になられたのだと思いたし...ご冥福をお祈りします。
心不全じゃないよ、多臓器不全だよ。 (スコア:1)
今月11日に自宅で転倒して硬膜下出血の治療中だったのだが、多臓器不全を起こして亡くなった [47news.jp]とのこと。まぁ、今頃は妖怪とか幽霊を相手にして遊んでるんじゃないかねぇ・・・
Re:合掌 (スコア:2)
と、本人もおっしゃってた。
手塚も石ノ森も寝ない話をよくしていたけど、早死にしたって。
食べる方は、兄弟3人ともよく食べるみたいで、少し前のマンガでも今でも3人集まって何か食べながら長時間会話していたと。
Re:合掌 (スコア:1)
なにしろNHKの自宅からの生中継を昼寝で半分すっぽかすくらいの大物ですからねえ。
鬼太郎に楽しませてもらいました人間です。 (スコア:1)
Re:過言 (スコア:4, 参考になる)
いや、これは過言だろ。人気や影響はあったけど、日本文化の一角とか論外。日本文化は漫画とゲーム、みたいな認識ならそうなるかもしれんが。
水木の影響は、マンガとゲームにしか及んでいないわけじゃないよ。
一度『怪 [kadokawa.co.jp]』でも読んでみなよ。
難しければ、『豆腐小僧その他 [amazon.co.jp]』でもいい。
水木に影響を受けた京極夏彦が、『後巷説百物語 [amazon.co.jp]』で直木賞を取ったりもしている。
Re:過言 (スコア:1)
御大の場合は再版で手に入るものも多いんだから本人のもの読めばいいかと。
水木の影響を知るために、水木の作品を読め、と言うのも違う気がするけど。
京極の『豆腐小僧その他』を勧めたのは、実はこのジュブナイルは、実は妖怪論の本だとも言えるから。
当然、水木妖怪についても触れてるわけ。
Re:過言 (スコア:1)
作品読めば自分がいかに御大の影響下にある事が良くわかると思うけど。
それはそうだけど、元コメント [srad.jp]は水木のマンガ(とゲーム)への影響は認めてるわけ。
マンガ(とゲーム)以外を提示しないと反論にならない。
水木以外を提示することが反証としては直接的だね。
あるいは、マンガ(とゲーム)も日本文化の一角と主張するか。
水木作品を知るには、水木作品に直接触れろ、という話なら特に異論はありませんが。
私も別に、水木を知るのに京極を読め、と言っているわけではありません。
Re:過言 (スコア:1)
『のんのんばあとオレ』は、マンガとゲーム以外への水木の影響の、ごく遠い証拠にはなるだろうね。
『のんのんばあとオレ』は水木のマンガ以外の作品だけど、他にどう言う影響を及ぼしたか、いまいち解りにくい。
そんなごく遠い証拠で良ければ、水木のマンガ作品を勧めた方がマシ。
それよりは、京極の妖怪論を読んだ方が水木の影響が解りやすい。
それが明示的に書いてあるから。
そう言う比較の話なので、君がどうしても『のんのんばあとオレ』を勧めたければ勧めればいい。
個人的には理解不能だけど。
Re:過言 (スコア:1)
「のんのんばあとオレ」は水木御大の著した作品群のルーツの一つについて書かれている、かなり重要な作品なわけだが……
ここでの問題は、『のんのんばあとオレ』が、マンガとゲーム以外への水木の影響を示す証拠として適切か、ということです。
水木作品として重要かどうかは、問題にしていません。
Re:過言 (スコア:1)
京極による妖怪論(水木論)とか所詮は京極の影響下でしかないし。
それでも京極自身がが水木の影響を受けている直接的な証拠ですし、水木が京極以外へ、マンガ以外へ影響していることを、京極が自らの妖怪論の中で直接的に述べています。
マンガとゲーム以外への水木の影響を示す証拠として直接的なのは、明白です。
まあ、それでも『のんのんばあとオレ』を推したければ、推せばいいんじゃないですか?
完全に間違っているわけでもないので、見解の相違だと思いますよ。
学校の試験だと、ヒッカケ問題の「惜しいけど違う選択肢」みたいな感じにはなると思います。
どうぞご自由に。
わたしは、「より適切な選択肢」を選びますが。
Re:過言 (スコア:1)
しょせん京極の水木論は京極の影響下にある一面的なものの見方でしかないわな。
そんなものが証拠になるというのは京極信者の妄言でしかないというか……
京極信者(笑)。
そんなレッテル貼くらいしか反論が無くなりましたか?
私としては別に京極でなくとも、荒俣でも多田でも構わないんですよ。
だって、マンガとゲーム以外への水木の影響を示す証拠としては、水木作品を上げるより、水木の影響を受けた別の作家の作品を上げる方が直接的な証拠になりますから。
そうでない、と言うのなら、それで構いませんよ。
どうぞご自由に『のんのんばあとオレ』を推してください。
私は違うものを勧めますが。
Re:過言 (スコア:1)
証拠というなら本人の作品が一番直接的な影響元の証拠だわな。
問: 哲学者プラトンは、後世に大きな影響を残した。
その例として最も適切なものはどれか?
A. 孔子
B. ソクラテス
C. プラトン
D. アリストテレス
答: D
Aは、プラトン以前の人、Bはプラトンの師匠、Dはプラトンの弟子だね。
ここでCのプラトン自身を選ぶのは、AやBを選ぶよりはマシだけど、Dに比べれば適切ではない。
明日登校したら国語の先生に聞いてごらん。
社会の先生でもいいけど、「それは国語力の問題」って叱られるかもしれないので、強くお勧めはしない。
まぁ世の中には水木作品は読んだ事があるけど影響を受けた作家の作品なぞ見た事もなければ妖怪なぞという言葉も使った事がないというような人もいるかもしれない。そういう人には豆腐小僧でもいいかもしれんけど。
「水木作品を読んだことがあ」って、「妖怪なぞという言葉」を「使った事がない」ってのは、ごくレアケースだと思うが、そこを除けば、まさに#2925857 [srad.jp]のACはそんな人だね。
君はそんなことすら読めてなかったわけか。
君は文脈が読めてない人なんだね。
なるほどな。
Re:過言 (スコア:1)
ん、影響先がそれと意識されずに影響元より知られている場合に影響先を示すより影響元を示すほうが効果的って話なんだが
それにも増して、影響先に「影響されました」って書いてあるものを例示する方が直接的かつ効果的って話です。
それでもあなたが『のんのんばあとオレ』をゴリ推ししたいなら、どうぞご勝手に。
それも間違いではありませんよ。
ただ、迂遠過ぎて、件のAC [srad.jp]には理解してもらえない可能性が高いと私は考えますが。
この結論に何か不服があるんですか?
ちっとも解らないのですが。
水木の影響を語るのに、水木以外を挙げちゃダメだいっ! って言う水木原理主義者ですか?
そんな偏狭な考え方は、水木から最も遠いはずですが。
Re:過言 (スコア:1)
影響元の水木御大と直接的に接触を持っている京極あたりが影響受けましたとか書いてても割り引いて考えるべきだし
どう割り引くっていうの?
近くにいて、自ら影響を受けたと書いている人が、影響を受けてないって割り引くの?!
それは驚きだねえ。
どういう理屈なんだか。
ある意味直接的すぎて問題のある例だろうね。
どういう問題があるっていうの?!
近くにいた人が、影響を受けて(マンガ以外の)作品を書きました。
また、そのことを自ら述べています。
これのどこに問題が?
それと、『のんのんばあとオレ』だけを読んで、これが他の(マンガ以外の)作品にどう影響を与えたか、なんて、簡単には言えないんじゃないかね?
その実例を挙げて論証することができるのかもしれないが、件のAC [srad.jp]には無理なんじゃない?
# 多分、君にも論証できないと予想。
だいたい、君が文脈を理解せずにコメントしたことが間違い元だったわけで、そこを認めてリセットすればいいだけなんじゃないの?
君ねえ。
そんな偏狭な考えじゃ水木を理解してる様には到底見えないよ。
水木は手塚じゃないんだから。
Re:過言 (スコア:1)
あのな。
必要以上にしかつめらしい文章を書いても、何も誤魔化されないよ。
つまり水木御大と直接人間関係を持ち師匠と慕っているような京極あたりは正当な評価ができていない可能性は十二分にある。それが正当な評価であるかは自分で水木京極双方を含め多くの作品を読んで検証したり、他の論評を読んで検証せざるをえない。
で?
私自身が京極の文章を読んで、水木の影響を受けていると判断したし、他の意見も読んだ上で、推薦したわけだが、それでも何か文句があるの?
京極の妖怪論も、それなりに納得できるものだと判断して、推薦したんだけど、何か文句があるの?
文句があるなら、具体的に論理立てて反論してみれば?
# 君には無理と予想。
それと、『のんのんばあとオレ』だけを読んで、これが他の(マンガ以外の)作品にどう影響を与えたか、の実例を挙げた論証はどうしたの?
# 君には無理と予想。
どちらも、もしそんなことができるなら、『怪』に載せてもらえるかもしれないね。
# まあ無理だろうけど。
大水木に学んで、早くその偏狭さを改めた方がいいんじゃない?
Re:過言 (スコア:1)
それは自分自身に甘い君の評価(自分の推薦は正しい)を含んでいるから要検証、というわけだな。
で、検証した結果はどうしたの?
出せないの?
まあ、出せないよねえ。
出せるんだったら、とっくに出せてるはずだしねえ。
ちなみに、京極が水木に影響を受けているというのは、私だけの意見ではないよ。
京極自身も言っているし、他でも指摘されている。
君の単なる言い張りと、それらと、どちらが信頼されるか、って話だね
君の検証結果が出ない限り、君の不戦敗だし、出しても負ける確率が高いと予想している。
まあ、頑張りたまえ。
Re:過言 (スコア:1)
やはり創作物って二次創作になってから初めて文化物になるんだよね。
鬼太郎にしたって、紙芝居『ハカバキタロー』(原作:伊藤正美、作画:辰巳恵洋)の二次創作だしね。
しかし、単なる二次創作ではダメで、フォロワーが独自色を強く発揮して、広がっていかなければダメなんだよね。
著作権保護で潰されるようでは、所詮その程度のものとも言える。
実際、水木鬼太郎も『ハカバキタロー』のコピーではないし、水木妖怪の影響を受けた作品群も、水木妖怪のコピーではない。
もっとも、水木妖怪のすごいところは、著作権で保護されるようなものではない、ってところなのかもしれない。
水木妖怪は、ほとんどが水木の創作ではなく、誰かが著作権を持っているようなものではないから。
Re:過言 (スコア:3, 興味深い)
例えば「ぬりかべ」と聞いて、つぶらな瞳で手足の生えたこんにゃくを
イメージしたら、それは水木しげるの妖怪感に染まってる
それは水木しげるの創作デザインだから
伝承として残っているデザインは三ツ目の狛犬っぽいもの
TomOne
Re:過言 (スコア:2)
漫画とゲームの外で妖怪等の文化の継承物でありつつも
水木の影響下に無いと言える物を挙げた方がいいんじゃない?
Re:過言 (スコア:1)
旭日小綬章叙勲した方が日本文化の一角でないとしたら
日本文化ってなんだろう
Re:過言 (スコア:5, すばらしい洞察)
妖怪ってのは日本各地の民間伝承なわけで
伝統文化だと思いますよ。
それを漫画という親しみやすい形で全国に広めた。
日本文化以外の何物でもないと思います。
Re:過言 (スコア:3, 参考になる)
水木氏が絵を付けたことで姿が明確化した妖怪も少なくないと聞きました
Re:過言 (スコア:1)
世代によっては過言ではないだろう。
知っている妖怪は水木しげる経由で、水木しげるの妖怪が「日本の妖怪」のイメージである人は多いはず
Re:過言 (スコア:4, 興味深い)
自分の中では、小泉八雲と水木しげる。
と思うのは普通の事か。島根、鳥取という山陰の地域性と無縁じゃないんだろうな。どういう事なのか説明できないけど。
合掌
Re:過言 (スコア:4, 興味深い)
> 自分の中では、小泉八雲と水木しげる。
その二人に異論はありませんが、さらに柳田國男も入れるべきだと思います。
自分の認識では、
妖怪というのは「自然における、なんだかよくわからないもの」のこと。
「なんだかよくわからないもの」のままでは「なんだかよくわからない」こと自体が恐怖なので、
とにかく名前を付けていったのが「妖怪」という概念の発祥でしょう。
#たとえば、「カッパが尻子玉を抜く」というのは、水死体の肛門が開いちゃってることを説明づけるもの、って説。
で、それまで口伝でしか無かった「妖怪」というものを調べてまとめて明文化したのが小泉八雲や柳田國男で、さらに「妖怪」というものにビジュアルを与えたのが水木しげる。
それまでは妖怪のビジュアルイメージが統一されてなかったものが、水木しげるの絵によって「国民の統一的イメージ」となっていったと思います。
そういう流れを考えると、
「日本では何にでも神様がやどっていると考える」というのが日本の文化と言えるなら、
「日本ではなんだかよくわからないものに妖怪と名付けていった」というのも日本の文化と言えるんじゃないかと思います。
正福寺 (スコア:2)
向井理さん、つげ義春さん…悼む声続々 水木さん死去 [asahi.com]
我が意を得たり。文化は継承と創造。
水木しげるさんちの菩提寺、鳥取県境港市の正福寺 [shofukuji.info]に水木しげる記念碑というか、座像があるんですね。同寺の六道絵(地獄絵や極楽絵)が水木しげるの原点かもしれないとか。
Re:過言 (スコア:1)
お前がそう思うんなら(ry、だな。
#2925857が考える日本文化ってどんな感じのものなんだか?
Re:過言 (スコア:1)
貸本時代やマンガ黎明期を知らない若造ですね
Re:過言 (スコア:1)
だよね。この手の漫画やゲーム・アニメ等を認めない人でも、
浮世絵とかは文化と認めるんじゃないかと思う。
浮世絵が描かれた当時の立ち位置は、まさに現代でいう漫画やアニメなのにね。