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お金

東芝が国に123億円の支払いを求めた訴訟で、逆に12億円を東芝が支払えとの判決 58

ストーリー by headless
改造 部門より
usagito 曰く、

東京地裁は18日、「防衛省から契約を一方的に解除された」として、東芝が国に契約金123億円の支払いを求めていた裁判で、東芝の請求を棄却し、違約金として12億3,700万円を国へ支払うことを東芝に命じた(東芝のプレスリリース: PDF時事ドットコムの記事毎日新聞の記事日本経済新聞の記事)。

東芝は2008年、F-15戦闘機を偵察機に改造する「防衛省向け F-15用 偵察システム」を123億円で国から受注したが、開発が遅れたため2011年2月に防衛省が契約を解除したという。このシステムは機体下に偵察用の赤外線カメラやレーダーを付け、画像データを地上に送信して分析するもの。東京地裁ではシステムが必要な性能を満たしておらず、契約解除の責任は東芝にあると判断したとのことだ。

東芝では契約解除を不当として2011年7月に契約代金等約93億円の支払いを求めて東京地裁に提訴。2014年には約30億円の追加請求をしたという。一方、国は2012年に違約金約12億円の支払いを求めて反訴していたとのこと。東芝では損失を過年度において計上済みであり、2016年3月期の連結業績への影響はないとしている。

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  • by Anonymous Coward on 2016年03月19日 17時52分 (#2983644)

    この裁判、勝てるとは思っていなかったってことなのか?

    • by Anonymous Coward on 2016年03月19日 18時16分 (#2983652)

      そうなるよね・・・

      よくわからないけど、みなしで損失計上しておいたほうが
      当期の経理上都合がよくなる判断があったとか?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      まだまだ次のが来ますよ。WHの減損2000億円規模に司法省の訴追。

    • by Anonymous Coward

      そんなこたあない。
      裁判がどうなろうと、賠償金は賠償金。
      それとは別に、開発にかかって出た損失はなくならないので、計上する必要がある。
      賠償金で返す予定でも必要なこと。

      ただ負けた以上、賠償金がなくとも経営上問題ないと説明する必要がある。

      • by Anonymous Coward

        国に払う12億円の方の処理はどうなのよ。

        • 反訴があった時点で、自分の言い分の方が正しいと思ってても念のため引当金を計上しておくのは別におかしくない。

          --
          うじゃうじゃ
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            いや、おかしいんじゃね?

            • by Anonymous Coward

              引当金て、あるかどうかわかんない損害賠償のためにも計上するものなので、具体的な可能性があるものなら計上するっしょ。

              • by Anonymous Coward on 2016年03月20日 11時18分 (#2983847)

                そういうのは、最近シャープの身売りで話題になった偶発債務 [moneyforward.com]扱いじゃないのか?
                裁判の結果が出るまでは、金が出るのか入るのかわからない。
                で、それの引当金を計上していたということは、この裁判は負ける蓋然性が高いと見ていたということじゃね?

                偶発債務は、引当金として計上することも考えられるが、
                発生の可能性の低い偶発事象に係る費用又は損失については、
                引当金を計上することはできないことが明記されている(企業会計原則注解 18)。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                身売りでもしなきゃ公にせず済みそうなものと
                係争にまで発展した公の不安要素では話が全然ちがうでしょ。
                具体的に訴えられた以上は「発生の可能性の低い」「偶発事象」ではないし。

                どうしても「負ける気だった証拠」と決め付けたいなら、はぁそうですかねとしか言えませんけど。

              • by Anonymous Coward

                企業会計原則は企業が身売り寸前であろうがどうだろうが適用ルールが変わったりしませんよ。

                企業会計原則注解 18 [ron.gr.jp]
                将来の特定の費用又は損失であって、その発生が当期以前の事象に起因し、
                発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、
                当期の負担に属する金額を当期の費用又は損失として引当金に繰入れ、
                当該引当金の残高を貸借対照表の負債の部又は資産の部に記載するものとする。

                ということで、これに則るなら「発生の可能性が高い」と見たから計上した、
                以外の解釈のしようがないと思うのだが。

              • by Anonymous Coward

                全然偶発じゃないです。裁判である以上勝つか負けるかはわからない。
                なので負けた場合に備えて引当金を計上するのは会計の基本中の基本です。

                どんなに自分が有利だと思っていても裁判である以上は判決が出るまで(そして確定するまで)
                どう転ぶかはわからないのです。

              • by Anonymous Coward on 2016年03月20日 22時43分 (#2984059)

                偶発債務 [kotobank.jp]
                将来の状況変化によって発生するかもしれない債務のこと。
                肩代わりしなければならない恐れがある他社の借金や、
                裁判の結果によって求められる賠償金などがある

                親コメント
              • 「自分の言い分が正しいと思ってても」と書いて勝ち負けの見込みに触れなかったのは意図的だったりします(・∀・)
                まあ裁判の勝つ見込みなんて客観的評価は難しいのでよほど結果が明らかでなければ引当金をどれくらい積むかは裁量の範囲だと思いますが、12億(あるいはそれに近い額)も積んでたってことは分が悪いとは思ってたんでしょうね。

                --
                うじゃうじゃ
                親コメント
              • by Anonymous Coward

                > 判決は「東芝の装置は防衛省との間で合意していた性能を満たしておらず、防衛省は改めて協議する義務もなかった」と判断した。 [mainichi.jp]

                とある通り、双方で合意していたことに対し、合意の内容を達成できなかったけど
                それは防衛省側が悪いからという、逆切れ的な訴えだからなぁ。なら最初から合意するなよ、と。
                まあ無理筋。

                同意した通りの物が出来なくても、契約した開発費をフルでもらえると
                本気で思っていたなら真正のキチガイだが、東芝はそこまでではなかったということか。

                そもそも裁判を起こすなよとも思うが、大量の人と金が動いた結果がこうでは恰好がつかないから、
                メンツを守るために咬みついたふりぐらいはしておきたかったのかもしれない。

    • by Anonymous Coward

      なんでも結論から一本道に逆算して決め付ける短慮な悪癖を治しましょう

      • by Anonymous Coward

        じゃあ貴方の思慮深い考察をどうぞw

  • by Anonymous Coward on 2016年03月19日 21時48分 (#2983716)

    戦闘機の改造という表現はちょっと大げさ
    実際は(おそらく性能向上改修出来ない旧タイプの余剰化した)戦闘機を偵察機に転用するための、機外搭載偵察ポッドの開発
    偵察ポッドを搭載するには母機にもそれなりの改修が必要なので、書類の上では戦闘機の改造になるのだろうが

    この手の訴訟は、メーカーが防衛省に向かって「もろもろの事情で開発費高騰したからちゃんと費用払って」、防衛省がメーカーに向かって「事情は分かるが契約上そんなこと出来ないから、こっちを訴えてちょ」というパターンがあったりして、本当のところはどうなってるか外野にはわけが分からん

    • by Anonymous Coward on 2016年03月20日 2時39分 (#2983790)

      大体この案件FMSかブラックボックスで買えって言われてたのを国産にするって経緯だったのに、
      L-3社が米軍同等品を素直に出してくれるわけないでしょう。タレスから買うぞ、とか
      ろくに交渉もせずにモンキーモデルで開発していざ試験したらモンキーな性能なので
      そうなるのは当たり前といえば当たり前だ。

      偵察とかECMとかアビオニクスとか米国が同盟国に絶対に開示しない技術の極北で
      MHIやMelcoやNECや富士通やATLAは血を吐いて代替品を自主開発してきたって歴史があるのに
      のんきな開発やってるからそうなる。おかげでファントム爺さんの引退がまた伸びた。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        そういえば富士通の関連会社に、もろにその筋の富士通ディフェンスシステムエンジニアリングっていうのがあったな
        昔の事業場の前を通ったとき、あまりにストレートな社名を見てオオッと驚愕した記憶が........

      • 1飛行隊分をこいつで偵察機にして、IRAN時にJ-MSIP同等にするという
        防衛省の計画がポシャって15機分のPreMSIP機を将来捨てる羽目になった
        空自が血涙を流してる。たった12億で済んだのは温情だよ。
        ちなみに、代替機の計画はいまだもってない。F-35Aでもできない。偵察能力がRF-4の
        寿命にかかっている。F-XでF/A18ライノと同時にグロウラーを混ぜるのも駄目になった。

    • by Anonymous Coward

      「必要な性能を満たしておらず」というんだから、この件はできたけど開発費が高騰したから払ってほしい
      というものではないだろう。

      開発はそれになりに進んでいたようですが、2010/10の開発期限となり、 [matinoakari.net]
      開発品をテストすると「カメラが高温や低温の環境下で十分に作動しなかった」
      として納品不可に。東芝側は1年半の延長を求めましたが、防衛省は
      「外国製センサーの納期や性能から、期限を猶予しても性能を達成する見込みない」として延長を拒否。

      • by Anonymous Coward on 2016年03月20日 16時10分 (#2983907)

        「カメラが高温や低温の環境下で十分に作動しなかった」
        問題がこれだとすると、

        防衛「F-15で使うんだから低温環境や高温環境で使えなくていいわけ無いだろ」
        東芝「いやF-15で使うとは聞いたが、温度とか聞いてねえし」

        この程度のアホなやり取りがわりとある。

        親コメント
        • Re:改造? (スコア:2, 興味深い)

          by Anonymous Coward on 2016年03月20日 17時09分 (#2983932)

          東芝は「防衛省は装置の性能について過剰な要求をしており、 [mainichi.jp]
          技術上の問題点を協議して解決する義務があった」と主張したが、
          判決は「東芝の装置は防衛省との間で合意していた性能を満たしておらず、
          防衛省は改めて協議する義務もなかった」と判断した。

          というんだから、
          ・防衛省は最初からその性能を明示的に要求していた
          ・東芝はそれが容易には達成できない目標だということを理解もせずに安易に合意してしまった
          ・そして作り始めてから自分たちには解決不可能ということに気付いたが後の祭り
          という話だと思うが。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        キーデバイスとなるセンサーの性能が問題になっているように読めますが、
        そもそもそのセンサーは誰が選定したんだ?というところに尽きるような
        気がする。
        発注時にセンサー指定なのであれば防衛省の責任、センサー指定なしで
        受注者で選定なのなら東芝側の責任でしょ。
        ただ、三菱の指名停止が絡んでるようなので、三菱が選定していたものを
        やむを得ず東芝が開発受注・・・となると泥沼だあね。

        • by Anonymous Coward

          > 発注時にセンサー指定なのであれば防衛省の責任

          防衛省が使用部品を指定しているなら、防衛相自身が
          「外国製センサーの納期や性能から、期限を猶予しても性能を達成する見込みない」
          なんて言わないでしょ。
          要求性能を満たしていない部品を使うように指定するなんて、んなあほな。

  • by Anonymous Coward on 2016年03月19日 17時12分 (#2983632)

    いわゆる「チャレンジ」を要求していた経営陣の時代だ。
    営業が会社の技術力を無視した仕事を受注した結果かね。
    不正会計以外でも社内体制はボロボロだったんだろう。

    • by Anonymous Coward

      過去形の話?今はどうなの?

    • by Anonymous Coward

      分野が違うので関連はないと思うが

      政府関連システム受注の失敗といえば
      東芝ソリューションの特許庁の一件が思い出される。

      東芝なら大丈夫、役所の側にもそんな甘えがあったのではないか。

      • 特許庁の中止された基幹系システム開発プロジェクト、開発側が責任を取って約56億円を返還|スラド [srad.jp]

        予定価格の6割以下(99億2500万円)を提示した東芝ソリューションが落札した。ただし、このとき東芝ソリューションはすでに「技術点では最下位」という評価

        東芝に技術力はないけど、違約金の支払い能力はあるから大丈夫、役所の側にもそんな甘えが(違

        # 失った時間はプライスレス

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          とは言えクソなRFP出してる輩の
          >「技術点では最下位」という評価
          信じる奴居るのか?

          • by Anonymous Coward

            信じる。

          • by Anonymous Coward

            順位つけるのは出来るように思う。
            ただ、開発を担えるか否かの閾値を超えているか否かの判断は難しい。
            前者に関する評価なら信じていいんじゃない?

        • by Anonymous Coward

          そういえば、2chでこの件に今話題のショーン・Kが絡んでいたことを示唆するような投稿 [2ch.net]があって笑ってしまった。
          2chなんで、信憑性は便所の落書きレベルだが。
          システム構築に経営コンサルの出る幕などないだろうし、まあ眉唾。

      • by the.ACount (31144) on 2016年03月20日 13時34分 (#2983869)

        うちの会社では、技術のアヤシい東芝に金額だけで契約しそうになったので、防ぐために部内の力を結集したぜ。

        --
        the.ACount
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        そんなものないよ。
        特許庁のアレは二階案件だもの。

    • by Anonymous Coward

      東芝側は契約で合意していない性能要求があったから遅延や性能未達があったという主張のようです
      ただ、
      裁判所は契約時の技術的な条件を満たしてない
      という判断なので、東芝の主張は方便だった感じでしょうか

      • by Anonymous Coward on 2016年03月20日 0時45分 (#2983770)

        日経だと

        東芝側は「納入できなかったのは、契約で合意していない性能を要求した防衛省の責任で、契約の解除は不当だ」と主張していた。

        毎日だと

        東芝は「防衛省は装置の性能について過剰な要求をしており、技術上の問題点を協議して解決する義務があった」と主張したが、判決は「東芝の装置は防衛省との間で合意していた性能を満たしておらず、防衛省は改めて協議する義務もなかった」と判断した。

        記者の解釈によるものなのか2紙の文中だけで東芝の主張がぶれてるんですが、
        最終的には要求していた性能について合意していたかいないかという話で、
        何が決め手になって合意していた要求性能と判断されたのかが不明でなんとも言えないですね。
        (契約時の書類にはっきり書かれてるならここまで揉めないはずなので)

        時期的に東芝のイメージが最悪なので東芝が悪いという印象は拭えないものの、
        大雑把な要件定義で適当に発注してもシステムが出来上がる、
        要件は後から付け足しても問題無いと思ってる発注者も珍しくないので。(前者はベンダー側の責任も大きい)

        防衛関係は知らないけど、公共系は最近本当に多い。
        大体、システムのリプレースで完全に別システムになるのに
        (具体的な要件に入ってないのに)旧システムで出来たことは全部出来て当然と思ってるせい。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2016年03月19日 17時25分 (#2983636)

    独自の暦みたいでかっこいいですね。

  • by Anonymous Coward on 2016年03月19日 18時09分 (#2983649)

    > 東芝が国に123億円の支払いを求めた訴訟で、逆に12億円を東芝が支払えとの判決

    逆じゃないですよ。
    違約金なので。

    • Re:逆?? (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2016年03月19日 20時09分 (#2983678)

      逆じゃないですよ。
      12億円払うことになったのは国が起こした反訴の結果ですよ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        なぜ(#2983649) と同じこと言った?

  • by Anonymous Coward on 2016年03月19日 22時38分 (#2983728)
    防衛関連企業がお得意先の国を訴えるときって直接政治活動出来ない自衛隊のかわりに裁判所を通す形で国に損失補填して貰うってパターンが結構あったから、これもてっきりそれだと思ってた。
    • by Anonymous Coward

      「立ち合いは強くあたってあとは流れでお願いします」

  • by Anonymous Coward on 2016年03月20日 0時59分 (#2983774)

    この機会に撤退しよう。

    • by Anonymous Coward

      この程度で撤退ならあらゆるものから撤退ですね。

      • by Anonymous Coward

        そういうが、
        これから兵器輸出して外貨稼ぐぜ、って言ってるはしから、このザマじゃなあ。
        自衛隊に納めるものすら作れなくて、
        外国に売れるわけ無いだろ。

        • by Anonymous Coward

          住友重機「全くやな」

          • by Anonymous Coward on 2016年03月20日 21時05分 (#2984029)

            住友重機のミニミ、M2機関銃データ改竄不祥事は
            既に完成されていてサンプルも手元にあり、1933年より採用されているM2という他社製品のコピーを作成することに1984年の時点で失敗して、30年以上にわたり改善することもできず、データを改竄して誤魔化し続けていた。発覚後にも住友重機は代替品を製造することはできず、防衛庁は外国製を輸入することになった。
            ということで技術的に特に低レベルな不祥事ですね。おまけに性能を満たせなかったことを誤魔化して騙してやろうという悪意までも兼ね備えている。技術が低い上に不誠実なメーカーってどう扱えば上手くやれるのか分からない。

            親コメント
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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