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軍事

DARPA、電動プロペラ内蔵式次世代翼垂直離陸機の開発を開始 35

ストーリー by hylom
デザイン的には微妙な感じが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

米DARPA(国防高等研究計画局)が、翼内にプロペラを内蔵する新たな垂直離着陸機(VTOL)を開発することを明らかにした(軍事・ミリタリー速報GIGAZINE)。

VTOLといえばV22オスプレイが最近では知られているが、同様に翼を上に向けて離陸し、空中で一定速度まで加速したら翼を水平に戻して飛行するというスタイルとなっている。ちなみに小さい翼(カナード、前翼)があるほうが前面となる(エンテ型)。

なお、操縦席が見当たらないので多分無人機でしょう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 7時47分 (#2993314)

    カスピ海の怪物を思い出しました。
    これで巨大機なら宮崎某が喜びそうな感じですよね。

    • by Anonymous Coward

      翼にプロペラ内蔵というから、バリブルーン [google.com]とかバリドリーン [google.com]が思い浮かんだ。

      #しかし、内蔵してなかったし、翼かどうかすら怪しかった

      • by SteppingWind (2654) on 2016年04月07日 18時29分 (#2993736)

        マットアロー2号 [carview.co.jp]も設定では翼内ファンによるVTOL機能があるはずなんですが, 劇中では使われなかったですね.

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        覚えてる。
        ティルトローターじゃなく、垂直上昇用と推進用の両方エンジンがある、今思えば無駄なシステムでした。

      • by Anonymous Coward

        JAXA調布の一般公開で、翼内に垂直離陸用のプロペラを内蔵したタイプの試験機(と言っても全長300mm程度の大きさ)を展示していました。
        ある程度の大きさまでなら可変機構の方が離陸専用の推進器より邪魔になるみたいです。
        信頼性や安定性は比べるまでもないですし。

        #それは火星探査機用って噂もありましたけど。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 8時49分 (#2993342)

    全部か、壊れても数台が許容範囲で24個のプロペラを
    ちゃんと動くようにしないといけないだろうし
    整備士泣かせになりそう

    • by Anonymous Coward

      実用性は低いと思う。
      通常の飛行機と同様に燃料タンクは主翼の中に置くとして、重たいエンジンをこんなに搭載したら、主翼が重すぎるだろう。
      垂直離着陸に必要パワーを得るために数を並べたようだけど、重たい主翼を支えられる構造を胴体部分に作って、重たい主翼の向きを変えるエンジンを胴体上部に搭載するのだろうから胴体も重いし、バランスも悪い。燃費が悪すぎて遠くまで飛んでいけないし、速度も出ないんじゃないか。

      可動部分が増えるほど故障率は上昇するから部品交換してばかりになりそうなのは指摘の通り。

      • by Anonymous Coward

        >重たいエンジンをこんなに搭載したら、主翼が重すぎるだろう。

        これ、翼の部分にはエンジンありませんよ。エンジンは胴体内において、それで翼内のファンを駆動する形式。

      • by Anonymous Coward

        部品は使い捨てにしても良い。人は使い捨てにしてはいけない。
        日本という国は逆に考えがちなんですよね。昔から。

      • by Anonymous Coward

        そういう既存の発想に凝り固まっていないからニュースになっているんだけどね。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 9時06分 (#2993348)

    翼内にプロペラを内蔵したというのが今回のポイントなんだろうけど、
    翼内にプロペラを内蔵すると、なにがいいのでしょうか?
    ふつうの(VTOLではない)プロペラ機でも、翼内にプロペラを内蔵したものってあるの?

    # というか、これって複葉機の2枚の翼の間にプロペラを配置したとも言えるよね。

    • Re:メリットは? (スコア:3, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2016年04月07日 12時15分 (#2993434)

      ダクテッドファン [wikipedia.org]の一種ですね。
      ナセルによる整流効果で出力を一方向に取り出す事ができます。
      翼内に埋めてしまえば、それだけ空気抵抗を減らす事ができますが従来型のエンジン駆動だと
      大型のエンジンとプロペラでそれも難しい。
      無理するとこう [wikipedia.org]なります。

      ふつうの(VTOLではない)プロペラ機でも、翼内にプロペラを内蔵したものってあるの?

      こういうの [wikipedia.org]が該当するのかなあ。

      今時のプロペラ機は大概ターボプロップエンジンです。
      これはジェットエンジンの先にプロペラを付けて回しているような構造をしています。
      ジェットエンジンと違い、噴気そのものは推力としては使われません。

      一方、ジェット旅客機に使われる高バイパス比のターボファンエンジンだと、このプロペラを
      ファンブレード(駐機中にくるくる回ってるのが見られると思います。)としてナセル内に内蔵しており、
      エンジンからの噴気とともに推力とします。

      すなわち、「ジェットエンジンを翼に内蔵しているもの」であれば、構造的には
      それほど遠からず、という事になりますね。
      大抵は外付けのポッドになっていますけど。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        > 「ジェットエンジンを翼に内蔵しているもの」

        B-2のことか

        • by Anonymous Coward

          実はXVF-12辺りに近い感じも。
          エンジンは同体内で、翼内で推力を作って。
          あれ、同体内エンジンからの抽気で推力・揚力を得ようとして失敗している。
          それを翼内の推力最優先でデザインすれば、こうなるんじゃないかな。

    • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 11時37分 (#2993409)

      翼内はよくない、とも言ってない

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      主翼・前翼のほぼ全長に渡ってファンが内蔵されているという事は、BLC(境界層制御)も兼ねているでしょうから、STOL性も極めて良好でしょうから、デモビデオ程度の滑走路長があれば、実際にはSTOLで離着陸する筈。

      前後を勘違いさせる大きな原因は、垂直尾翼がない事によるが、主翼外端付近のファン数個の推力調整で方向制御を行う気なのでしょう。
      これは反応の鈍いターボファンジェットエンジン単体では困難で、タービンエレクトリックだから可能な、何気に新しい概念です。

      主動力源のガスタービン発電機は、機体後方上部にマウントされ、後方排気ですから、高温の排気ガスは滑走路に影響を与える事が少なく、ヘリコプターと同等程度に滑走路を選ばない(アスファルトやヘリコプター甲板装備船でも耐える)基本構造となっている。

      • 更に、左右主翼取り付け角度の独立制御でロール制御を行い、前翼取り付け角度の制御でピッチ制御を行う可能性も指摘しておく。
        メリットは構成部品数の極小化。
        デメリットとして主翼のヒンジ周りの強度がきついから、現実には補助翼や翼端部のファン仰角を可変制御を採用するかも。

        # 故障時のリスクはあるが、所詮無人機

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 9時26分 (#2993356)

    VTOLといえばV22オスプレイが最近では知られているが、同様に翼を上に向けて離陸し、空中で一定速度まで加速したら翼を水平に戻して飛行するというスタイルとなっている。

    オスプレイはティルトローターで、こちらはティルトウィング。
    同様じゃないと思います。

    • by Anonymous Coward

      「翼を上に向けて離陸し、空中で一定速度まで加速したら翼を水平に戻して飛行する」点が同様って話でしょ

      • by monyonyo (43060) on 2016年04月07日 9時50分 (#2993364)

        ティルトウィングは、
        「翼を上に向けて離陸し、空中で一定速度まで加速したら翼を水平に戻して飛行する」
        ですが、オスプレイはティルトローターなので、
        「翼は常に水平なままで、ローターのみを上に向けて離陸し、空中で一定速度まで加速したらローターを水平に戻して飛行する」
        です。

        親コメント
        • by monyonyo (43060) on 2016年04月07日 9時53分 (#2993365)

          念のためですが、「翼」は固定翼を指す趣旨と解しています。回転翼のことを指しているのであれば、ティルトローターもティルトウィングも確かに同様ですが、回転翼のことを略して翼とは普通はいわないので。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        こっちの構造だとオーギュメンター翼的な性格も得られそうにも思える。
        それってMV-22の問題点である重ペイロードの運用問題を解決できる可能性が有るって事だよね。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 9時49分 (#2993363)

    前と後ろを錯覚しがち。

    関連ストーリーにこれ追加希望
    古代生物「ハルキゲニア」、今まで尾と思われていたものが頭だったことが判明 [science.srad.jp]

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 9時55分 (#2993368)

    プロペラが箱に入っていることで流速が早くなると思うんだけどオスプレイのように後方の僚機を撃墜したりしないか?
    敵機ならそういう攻撃なんだとごまかせるだろうけど
    流速が早いと言っても上下に翼があるから揚力的にはどうなんだろう?
    あと何が何でも垂直離発着したいようだけど
    滑走路あるのに垂直である必要性があるの?
    どうせフル積載だと飛び上がれないとかいうオチじゃないのか?
    移動カタパルト開発したほうが早くないか?
    帰還時には軽くなってるだろうし
    飛び上がれればあとはなんとかと言うか
    場合によっては帰還は考えなくていいかもしれないし
    太平洋戦争末期には甲陽園にカタパルト設置して紫電改打ち出す計画があったんだよな
    沖縄の惨状が伝わると立ち消えになったらしいけど

    • by Anonymous Coward

      前線基地全てに滑走路があるわけじゃないので、垂直離陸は魅力なのでしょう。
      ドローンだと、飛行可能時間が短かいですし。

      小型のUAVなら、カタパルトで発射しスカイフックで回収する機体がありますね。
      機体名がわかりません・・・(Youtubeでみた)

      偵察する度に使い捨てするのはコストの面でも不利でしょう。
      敵に回収されても困りますし

    • by Anonymous Coward

      > フル積載だと飛び上がれない
      これね。オスプレイも輸送機なのに、垂直離陸したければ積載量が少なくなる欠点がある。
      どうしても垂直離陸したければヘリコプターがあるんだから、
      それを上回るだけメリットがなければ意味が無い。

      いざとなれば垂直離着陸も出来るけど、通常は固定翼機として滑走路を使う
      という運用が考えられるけど、それにしてもそこまでコストかけて作るべきものか。

      • by Anonymous Coward

        ヘリより巡航速度が速く航続距離があるのは大きなメリットですよ。
        満載で離陸する必要があるのは基地からで、この場合垂直離陸の必要性は低く
        燃料や積み荷が減った目的地では垂直離着陸できるのでメリットは大きいです。

    • by Anonymous Coward

      >あと何が何でも垂直離発着したいようだけど
      >滑走路あるのに垂直である必要性があるの?

      基本VTOL/STOLは発進は垂直でなく短距離離陸がメインじゃなかったかな。
      翼を水平にするとペラが地面に当たるような機体ならともかく、
      仰るとおり滑走路が使える場所で垂直離陸をするメリットはほとんど無い。
      しかし「滑走路が短くても離陸できるととても助かるケース」は結構あるので、
      STOL性を持たせる意味はけっこうあると思いますよ。

      そのためにこの形状がどうよ、というのは確かに不安がありますが、
      飛行機の革新的な形状なんてある意味「実際作って飛ばしてみるまで分からない」トコもあるので、金があるならやってみなー的な気持ちはあります。
      (整備性のトコはともかく)

      • by Anonymous Coward

        そこがオスプレイの問題なんだよね。
        垂直離着陸運用前提にするとペイロードが悲惨に。
        かといってSTOL運用は出来ないわけではないがやり辛い。

        >飛行機の革新的な形状なんてある意味「実際作って飛ばしてみるまで分からない」トコもあるので、金があるならやってみなー的な気持ちはあります。
        DARPAなんぞテキトーなコンテナやトラックにマルチコプター化キットみたいなので飛行のテストを成功させてますからね。
        制御的にはどうとでもやる自信はあるんだろう。
        整備性も所詮はプロペラ直結のモーターだけだから、全部合わせてもレシプロ機よりマシかもね。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 11時06分 (#2993399)

    実は有人で、パイロットは胴体内で腹這いになって操縦してるとか。
    そしてエルロン操作は腰の動きで

    …ってことはないよねえ。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 14時22分 (#2993544)

    YouTube投稿時のDARPAの題:VTOL X-Plane Phase 2 Concept Video
    軍事・ミリタリー速報の題:アメリカ軍が次期ティルトローター機「VTOL X-Plane Phase 2」の開発を開始か!
    GIGAZINEの題:「V-22オスプレイ」の進化版、電動プロペラを翼に内蔵する垂直離陸機の開発が開始へ

    タレコミの題:DARPAによる電動プロペラ内蔵式次世代翼垂直離陸(無人?)機開発開始のデモムービー

    採用時の題:DARPA、電動プロペラ内蔵式次世代翼垂直離陸機の開発を開始

  • by Anonymous Coward on 2016年04月07日 14時29分 (#2993548)

    周りの国は誰もそんな事言ってないのに、日本だけ非武装中立目指すのと一緒で、ほぼ害しか無いと思うんだけど。

    当初の目的はともかく、GPSみたいに民生部門に活用が広がるケースも多いんだし、ある程度まとまった予算を付けて、大きな開発をやるようにしないと、イノベーションも発生しにくいんじゃないかと。

    ちょっと前にUNITYの勉強会に参加した時、アメリカではUNITYで作られたシステムが防衛関係のトレーニングでも採用されているみたいな説明を受けた事があるけど、諸外国ではそういう感じなのに、日本だけ枷をはめているのはばかげているんじゃないですかね?

    • by Anonymous Coward

      日本だけ枷をはめさせ、日本だけ防衛関連開発を避けさせたい人には、意味もメリットもあるし、少しもばかげていません。

      # 内向きでなく、少しは世間(周りの国)に目を広げて下さい。見えてくる物がありますよ。

      • by Anonymous Coward

        周りの国は誰もそんな事言ってないのに

        追記:年中のべつ幕無く言ってますよ。ご存じありません?

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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