「がんは放置せよ」という理論は正しくない 102
ストーリー by hylom
なぜ医者嫌いは多いのか 部門より
なぜ医者嫌いは多いのか 部門より
insiderman 曰く、
昨今では「がんの手術は寿命を縮める」「抗がん剤は効かない」といった主張を行う理論があるそうだ(日経メディカル)。
問題として挙げられている「医者に殺されない47の心得」という書籍は140万部売れたそうで、この主張やこの書籍の著者の診断を受けてがんを放置し、病状が悪化するというケースも実際にあるという。
この書籍ではがん治療が否定されているいっぽう、「がんを放置しても治るとは書いていない」そうなのだが、そうは受け取らずに治療を否定する患者も多いようだ。
また、記事ではそれ以外でも「科学的エビデンスのない」にも関わらず大金が必要な免疫細胞治療についても批判が行われている。
小保方氏と似たようなジャンルの方という認識 (スコア:5, 参考になる)
近藤氏の主張については、
近藤誠氏による乳がんの生存曲線のインチキを解説してみる [hatena.ne.jp]
こちらの記事を読んで以来まったく論評に値しないものと考えるようになりました。
医療以前にサイエンスに携わる者としてやっちゃ駄目だと思うんですけれど。
Re: (スコア:0)
それ以前にも近藤誠批判はされていたから、すごく今更感がある。
でも未だに、この近藤他いろいろな「○○は危険」「医者はウソツキ」系のトンデモ本が、売れ筋上位に食い込んでレビューも高いって現実。
Re:小保方氏と似たようなジャンルの方という認識 (スコア:2, すばらしい洞察)
ガンはまだ治療出来るけど馬鹿は不治だから仕方がないね。
Re:小保方氏と似たようなジャンルの方という認識 (スコア:1)
近藤先生ががんになったらどうするでしょうか。 (スコア:2)
不謹慎ですが、興味があります。
1,100円の18%が印税とすると1冊200円ぐらい。この本から2億8000万円ぐらいの収入がありそうです。
書くだけならば違法でないので、やめられないでしょうね。
Re:近藤先生ががんになったらどうするでしょうか。 (スコア:1)
集団訴訟起こされたりして。
近藤誠は殺人鬼 (スコア:1)
彼に唆されて命を落とした患者は数知れない
警察は一刻も早くこいつを逮捕して死刑にせよ
Re: (スコア:0)
川島なお美も犠牲者だしなぁ。
彼女の件については、旦那さんが本気出してあれこれして欲しかったところなんだけど。
ジョブズもそうだよなあ (スコア:1)
膵臓に「神経内分泌腫瘍(*)」が発見されたのに手術や化学療法を拒否して絶対菜食主義やハリ治療・ハーブ療法・心霊治療に傾倒し腫瘍が大きくなるまで放置したスティーブ・ジョブズという例があるじゃないか
*膵臓がんと違って早期に手術すれば生存率は高い。膵臓がんは5年生存率5~10%
ジョブズは10カ月後に腫瘍が肥大化したので摘出手術を受けるもその後の抗がん剤治療も拒否、菜食主義による自然療法でさらに体力を低下させて結果的に転移・死亡。
科学的で合理的な判断力があったら手術を受けると思うのだが、なぜ判断を誤ったんだろうか。
Re:ジョブズもそうだよなあ (スコア:1)
ジョブズはジタバタした挙句「自然療法は効かねえ。あんなのインチキだ」と言い残して死んだわけだが、アップル信者の現実歪曲力はすごいとおもいます
エビデンスのない治療って可能なの? (スコア:0)
聞きかじりだが、ウチの病院は科学的エビデンスがなければ治療は行えないと聞いてる。
標準治療では対応できない部分については、都度倫理委員会がエビデンスも含めて審査して可否を出すようになってる、と。
Re:エビデンスのない治療って可能なの? (スコア:2)
Re: (スコア:0)
倫理委員会に諮らないといけない、という取り決めがない病院だったら自由じゃないの?
Re:エビデンスのない治療って可能なの? (スコア:1)
そもそも医療は全く科学的ではない。医療に科学的エビデンスを求めること自体ナンセンス。
その証拠に副作用報告制度は報告率が調査されていない。報告率は極めて低いはずです。
その報告をもとに医薬品の実績が積み重なります。有害な部分は殆ど考慮されないと言っても過言ではありません。
それは「科学的」とは違う観点の話だと思います。
単に「副作用」について言いたくない、議論したくない、という考え方があるだけではありませんか?モラルの問題かも知れません。
私自身は「医療は科学的ではない」というのなら
「同じ処置、同じ薬品を投与したにも関わらず、個体差によって結果に差が出る」事から
「普遍的な結果を得る事が出来ない」あたりかな、と思います。
放置するのも治療するのも患者の自由 (スコア:0)
医者は客観的な事実だけを述べたら、あとは
お客様がお決めになったことに黙って従え。
Re: (スコア:0)
医者が主観的主義主張を述べて、それでお客に判断させてるんだよ
Re: (スコア:0)
いや別にこの近藤とかいうのを擁護するつもりで書いたわけじゃない。
こいつもよくないし、長生きしたいわけじゃないかもしれない客に
長生きするための治療を薦める医者もよくない。
Re: (スコア:0)
お決めになったらあとは
「あの時よく説明してくれなかったから」
と後出しで文句を言わない覚悟をすることw
Re: (スコア:0)
言わないし言っても無駄だろ。
あとから文句言っても無駄ってのがわからないような馬鹿は
どうなろうと知ったこっちゃない。
貴方はそうでも (スコア:0)
世間では法的な揉め事をこじらせたり
結局かえって医療費を浪費するようなケースがいっぱいある訳だ
もちろん貴方の知ったことではないのは承知しているが
Re: (スコア:0)
この近藤というやつは「死ぬ奴は俺に従わないから死ぬのだ。それは俺を選ばないために死ぬと
いう選択をしたのだ」と言って客を脅して治療を拒否するように洗脳してるからあかんのだ。
同意の下で治療をするんだという原則を悪用して、治したいんだか今一つはっきりしない患者に
気持ちのいい楽観的な疑似科学を吹き込んで取り込んでいるんだよ。
Re: (スコア:0)
人間には信じたいことしか見えないし聞こえないからな
Re:放置するのも治療するのも患者の自由 (スコア:1)
>カリウム溶液は安楽死に使用されるクスリです
単体のカリウムは水に不溶だし、液相になっているほど温度が高かったら全然「安楽」じゃないだろう、とおもったが、塩化カリウムの水溶液か。
Re:放置するのも治療するのも患者の自由 (スコア:1)
ここでは「解ける」と表記するより「溶ける」または「溶解する」が好ましいのでは?
高校化学の授業の化学教室内で対処可能な質量に加減したLi, K, Na 各金属小片
をビーカーの水に突っ込む実験観察を教師がやってみせたおぼろげな記憶
⇒どれも激しく反応した。
// 片岡先生の化学Iだったと思う。
保存用の石油漬けをきちんと拭いていたかどうかはよく覚えていない。
なぜベストを尽くさないのか (スコア:0)
がんを放置しても治るとは書いてなくても、そう捉えさせるように誘導していたら一緒です。
手術はダメ、抗癌剤もダメ、でもやらないよりマシじゃないの?と思うのが普通だと思うんですが、ネイチャー系宗教みたいなもんですかね。
「医者を見たら死神と思え」という件の著者が原作をやっている漫画もありますが、評判はあまり・・・。
漫画的表現でだいぶ誇張されるのですが、それ抜きでもちょっと論理の飛躍を感じます。
#豊洲魚河岸三代目が始まるまでのつなぎだと思ってます。
Re: (スコア:0)
コスト感覚が欠けています
Re: (スコア:0)
この先生も欠けていますので大丈夫です。
Re: (スコア:0)
そもそも何をもってベストとするのか、という観点も欠けてるわな。
Re:なぜベストを尽くさないのか (スコア:1)
その場合はもちろん、きちんとインフォームド・コンセントを受けた上で、終末期ケアという選択肢はある。
近藤理論の問題は、切除や抗がん剤などで治る見込みが高い場合にも放置を勧めていること。
しかも、ただ放置するだけで緩和ケア無しとかじゃなかったかな。
Re: (スコア:0)
その「場合によっては」が抜け落ちたりミスリードを誘う構成だったりで問題
テレビなんかでも「芸能人○○のガンを摘出せずガンと共生する生活」みたいなタイトルを付けておきながら、実際は保険適応外の最先端ガン治療受けてたりするのはよくある
タイトルがスレ主の個人的意見 (スコア:0)
主観的すぎると思う。
坑がん剤は本当に効かないのか? (スコア:0)
坑がん剤治療は薬が効いて良くなるか・効かないか(死ぬか)のどちらかで、小康状態を保って延命する効果など無いと聞いたことがあるが.......
効かないなら別の治療方法を試せばよいわけで、治療を否定するのはなんとも
Re:坑がん剤は本当に効かないのか? (スコア:1)
その情報がいつの時点のものなのかも確認しないと
抗がん剤なんて進歩の早い分野で、10年もすると全く違うものも出てるっていうし、今のは昔と状況が全然違うってこともあるんだよね。
それなのに全く勉強せずに、昔の情報をもとに断定されても・・そりゃダメでしょうww
Re: (スコア:0)
無駄な延命治療はしないほうがいい。 これはお前らも言ってることだ。
この話はそうした末期の治療と、早期に発見したガンを薬で抑えるといった治療を、ごっちゃにしてないか。
早期がんの患者に、放置せよとはなんとも納得出来ないというか、患者もなんで納得するんだという。
Re:坑がん剤は本当に効かないのか? (スコア:1)
AnonymousCowardさんの事では?
ACで書き込みしていたら、十把一絡げにされても仕方ないかと。
がんの手術は寿命を縮めるのは患者の体力によるのでは (スコア:0)
がんの手術は寿命を縮めるのは患者の体力によるから老人だと、新陳代謝が遅くてガン進行も遅いのもあり、手術しないことがありますよね?
抗がん剤はがん細胞にだけダメージを与えるのならばいいけれど、そうでない抗がん剤の場合は身体もダメージを受けることがある。
だったらなにもしないほうがもしかして長生きできるんじゃね?ってことですよね?
Re:がんの手術は寿命を縮めるのは患者の体力によるのでは (スコア:5, 参考になる)
あなたの仰ってることは「そういうケースもある」という意味では全く間違っておりませんが、
くだんの医者は個別の「そういう議論をした方がいいケース」の議論にすら迷惑をかけているのが問題なのです。
過去のある時期、あるがんについてのある抗がん剤については、抗がん剤を使用することが必ずしも延命にもQOLにも効果的ではなかった。
それを指摘した医者が、なぜかどんどん他のものについても文句を言い始め、ついには
「あらゆるがんは放置すべきだ。なぜなら医者が発見できた時にはもう手遅れか、もしくは治療が不要なニセのがんだから」
という理論に堕ちてしまったのです。
自説に反するエビデンスが報告されても結果を曲げて解釈して自説を補強する材料にする体たらく。
だから「こういう解釈もアリだよね?」って段階をとうに過ぎてしまったお話なのです。
お前はもう死んでいる (スコア:0)
デリケートな問題だからと慎重に扱いすぎて結果として変なのに付け込まれる隙が生じているんだと思う。
騙されて不幸になっちゃうぐらいなら、もう、優しさは諦めてはっきりと言い切ってしまうしかない。
優しくすると道を誤る勢に対しては、「今のあなたの検査結果と似たような例で言うと、
放置した内の50%の人が3年以内に死んますね、5年以内で90%、10年で99%。
手術した方々で見ると、あなたぐらいの高齢の方だと体力が無くて90%程はすぐに死んじゃいますけど、
5%ぐらいは完治していて、残りは完治と言わないまでも寝たきりぐらいにまでは回復してますよ」とか
そういうデータをグラフでも出して無慈悲な現実を突きつけた方がまだマシ。
Re: (スコア:0)
無慈悲な現実を突きつけると死期が早まります。
遺族からすれば治療してもしなくても死ぬのだから余計なことに金を使わないほうが遺産が増えて良い。
Re: (スコア:0)
突き付けても、それを解釈する一貫した頭があるとは限らないんだよ。元々「薬はなんとなく体に悪いと思う」くらいの
頭しかない人間に、「がんはすべて放置すればよい」と「あなたのケースでは……」のどちらがすんなり入るかというと、
内容にかかわらず圧倒的に前者の方なわけだ。それで日和見的に薬を飲んでみたり拒否してみたりするんだよ。
治療を推進している医者も… (スコア:0)
ステージがある程度進んだ奴は戦わないという選択肢もあるというぐらいだしなあ…
Re:治療を推進している医者も… (スコア:1)
件の方は「すべてのがんと戦うな」と言っているので、
末期がんにたいするQoLと一緒にしちゃダメよ。
Re: (スコア:0)
その理屈なら、
薬を飲んで手術をしても悪化や、まして副作用や手術失敗など1例もあってはいけないことになる。
Re: (スコア:0)
比率が高かったら云々というような話はしてないので、あまりに飛躍が過ぎると思う。
Re: (スコア:0)
医者の判断か、患者の判断か、
によって違うでしょう。
前者の医者「冷静に言ってあなたの体力では薬飲んでももう余命は伸びないでしょう。どうしますか?」
後者の医者「薬なんて全く効果ないですよデータが証明しています。で、治療しますか?」
Re:癌を発明したのは医者 (スコア:1)
> 医学が発達してなかった昔は癌なんて病気はなかった
> 医者が患者の体をいじるようになってから生まれた病気
あーはいはい、全くその通りですね。江戸時代より前には癌という病気はほぼ認識されてませんでした。
平均寿命が50歳もなく、みんな癌になる前に結核とか別の病気で死んでたので。
さんざん言われていることですが、日本人の死因として癌が増えているのは、感染症とか胃潰瘍とか糖尿病とか高血圧による脳卒中とかが先に制御できるようになって人間の寿命が延び、癌以外で死ななくなってきたことが主因です。
現代医療を完全になくし、よほど幸運でない限り50歳までにコレラとかペストとか結核とかでだいたい死ぬような時代に戻したら、癌なんて問題じゃなくなるとは思います。
Re:癌を発明したのは医者 (スコア:1)
>平均寿命が50歳もなく、みんな癌になる前に結核とか別の病気で死んでたので。
乳幼児死亡率が高いと覿面に平均寿命は短くなるけど、江戸時代でも20歳の平均余命は60歳くらいまであったといかいう話もあるので、癌の人もいたでしょう。
認知度は低かったとは思いますが。
Re:癌を発明したのは医者 (スコア:2, すばらしい洞察)
江戸時代にも癌は認識されていましたし、
享保の改革で洋書の禁制が緩められた結果、国内に西洋医学が広まったのも、外科的手法でそれを治療するためです。
江戸時代に世界初の全身麻酔手術を行った、華岡青洲が行ったのも、乳癌の手術です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E5%B2%A1%E9%9D%92%E6%B4%B2 [wikipedia.org]
Re:癌を発明したのは医者 (スコア:1)
そういう言葉遊びに興じるのも結構ですが、
お願いですから検診はちゃんと受けてくださいね。
飲みに行って健康の話になると決まって
あなたとそっくりなことをうそぶく奴がいたんです。
頭が切れて話も上手い、楽しい男でした。
体調を崩してからも忙しいからとなかなか病院に行かなかったようです。
がんだとわかったときには既にステージ4で、手術はしなかったそうです。
若かった分進行も速かったと聞いています。
本人も後悔していましたが、ご両親が気の毒で見るに堪えませんでした。
同じようなことになる確率を少しでも下げられるように、
せめて毎年の検診だけでもきちんと受けましょう。
受ければそれでOK、というものでもありませんが、受けないよりはましです。
Re:最近の例だと (スコア:3, 興味深い)
川島なお美は、近藤誠に受診した時点で、「腫瘍径:2cm大」「腫瘍個数:単発 (1個だけ)」「転移:目に見えるリンパ節転移や遠隔転移を認めない」状態であったので、「手術によって3年生存率は80%以上、5年生存率は70%以上」だったそうだよ。近藤氏の意見 (オピニオン) に振り回された結果、「治るチャンスを逸してしまった」のではないか、と指摘されている。
http://masaruoba.hatenablog.com/entry/2015/10/22/163617 [hatenablog.com]