シベリアで炭疽病が発生し死者を出す。高温で永久凍土から溶けて菌が増殖? 26
太古の細菌が復活? 部門より
ロシアのシベリア西部ヤマロ・ネネツ自治管区で炭疽症の発生が相次いでいる(NHK、GIZMODO。
地元の行政府が1日に発表した内容によると、これまでに子ども4人を含む9人の感染が確認され、このうち12歳の男の子が死亡した。ほかにも炭疽菌が原因で家畜のトナカイが2300頭以上が大量死したと見られている。現地のメディアは、例年よりも高い気温の影響で永久凍土が溶け、70年以上前に埋められたトナカイの死骸から炭疽菌が増殖した可能性があると伝えている。
これほどの規模で炭疽の発生が相次いだのは1941年以来初めてだという。シベリアは平年の気温は10から15℃度ほどなのに対し、今年は38℃まで上がっている。これにより大規模な山火事や、地面にガスが充満してぶよぶよになるなどの現象が起こっているとのこと)。