パスワードを忘れた? アカウント作成
4934989 submission

雨粒を避けて照らすヘッドライト

タレコミ by eggy
eggy 曰く、
雨の日に車を運転する時はヘッドライトをつけて視界を良くするよう教習所で教えられたが、雨脚が強いと雨粒に反射した光が視界を遮ってしまうことがある。こうした問題を解決するヘッドライトを、カーネギーメロー大学のSrinivasa Narasimhan教授率いるグループが開発したとのこと(本家/.Technology Review記事より)。

同ヘッドライトのシステムは、デジタルプロジェクタで雨を数ミリ秒だけ照らし、プロジェクタの脇に取り付けられたカメラで雨の位置を捉え、そこへソフトウェアがその情報を元に雨粒が運転手の視界のどの辺りに落ちるのかを予測する。通常ならば雨粒を照らして反射を起こすのだが、このヘッドライトの場合、雨粒に当たりそうな光線を切り、雨粒のないところだけを照らすよう制御できるのだという。激しいの雨の場合でも、大気中の水の量はわずか2、3%であるため、雨をフィルターしたヘッドライトの場合でも、明るさはさほど変わらないとのこと。

現在はまだプロトタイプの段階にあり、光が雨粒を避ける的中率は、時速30キロで70%、時速100キロで15〜20%程度とのこと。だが同システムの活用が最も求められるのは、衝突事故の危険性の高い高速道路であるため、速い速度に対応できるよう精度をあげていく必要がある。

情報元へのリンク
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

物事のやり方は一つではない -- Perlな人

読み込み中...