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「えりも岬、GSゼロに」と読売新聞が誤報、ご当地ゆるキャラが火消しに 9

タレコミ by ex
ex 曰く、
読売新聞は4/3日付の記事で「えりも岬唯一のGS廃業」また、別の記事でも「えりも岬、GSゼロに…広尾の次は50キロ先」と報道。ネットでも多くの反響があったが、それに対してえりも岬のご当地ゆるキャラである「とよにんくん」が、Twitterで「ガソリンスタンドは襟裳岬から札幌方面は15km先に3軒・帯広方面は13km先に1軒あるばぶー」と反論、話題を呼んでいる。

これは以前スラドでも『改正消防法により過疎地からGSが消える「2月危機」』としてストーリーで取り上げられたとおり、ガソリンスタンドの地下タンクについて、主に設置から 40年を経過したものについての基準が厳しくなった事を受けて、不採算のガソリンスタンドの廃業が相次いでいる事によって、えりも岬地区のガソリンスタンドを受けて、読売が過疎地域におけるガソリンスタンドの消滅について危機を警鐘するための記事であったと思われるが、結果的には勇み足となったようだ。

えりも町商工会も公式ホームページで『最近の報道から「襟裳岬から50km圏はガソリンスタンドが無い」と誤った解釈をされている方がいるようです』とアピール。読売新聞が片方の記事で主張するようなえりも岬にはまったくGSが無い状況になったかのような印象は明らかに間違いであり、実際に読売がもう片方の記事で「ここから先にはガソリンスタンドがない」としている区間の始めから、同商工会の紹介している現在営業しているガソリンスタンドまでは道なりに30km程度である事から「広尾町を過ぎると約50キロほどGSがない事態」にもなってはおらず、これは明らかに読売新聞の誤報であったといえよう。

この件は話題が広がったのもネットであるが、それを「火消し」するのもネットで行われており、マスコミ等による誤報の被害に対して、その被害者が自ら能動的に反論できるようになった一例であるといえる。(スラドを含め、マスであるかどうかを問わず)報道には、一層の慎重さと、誤報に対する責任が求められていくのではないだろうか。

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