Kitune_Udonの日記: 理研が炎上商法に手を出したようです 2
理研が8月7日に発表したSTAP細胞問題にご関心を寄せられる方々へという声明がかなりイカしてる。
万が一にも消えたりしたら困るので、以下に全文を引用しておく。
STAP細胞問題にご関心を寄せられる方々へ
再生医学分野を世界的に先導してきた笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター副センター長の早すぎる死を防げなかったことは、痛恨の極みです。笹井副センター長に謹んで哀悼の意を表すとともに、ご家族に心からお悔やみ申し上げます。
今、大切なことは、この不幸がこれ以上周辺の関係者に影響を与えないことであると認識しております。波紋が社会的に大きく広がる中で、関係者の精神的負担に伴う不測の事態の惹起を防がねばなりません。3月以降、STAP論文の著者たちが、多方面から様々な批判にさらされ、甚だしい心労が重なったことを懸念し、メンタルケアなどに留意していたところですが、今回の事態に至ってしまったことは残念でなりません。
現在、当該論文著者のみならず、現場の研究者、特に若い研究者たち、技術者、事務職員ならびにその家族、友人たちの動揺と不安は深刻であり、非常に大きな心労を抱えている者もおります。理研は、今後もあらゆる方策で、こうした心身の負担軽減を講じていく所存ですので、皆様にも、ぜひこの状況をご理解とご協力いただきたくお願い申し上げます。
理研はSTAP研究論文にかかる問題の解明と、研究不正再発防止のための提言書等を踏まえた改革のためのアクションプランの策定に真摯に取り組んでおります。理研自らが、社会の要請に応えるべく、一刻も早く研究に専念できる環境を再生することが何よりも重要であると考えております。そのためにも、いましばらくの時間と静寂な環境を与えていただくことを切にお願い申し上げます。
この「チッうっせーな反省してまーす」と言わんばかりの声明をこの時期に出せるというのは、やはり理研というのは世の一般的な組織とは一線を画しているのだなぁと感じさせる。
ちなみに、「理研はSTAP研究論文にかかる問題の解明と、研究不正再発防止のための提言書等を踏まえた改革のためのアクションプランの策定に真摯に取り組んでおります。」とのことだが、研究不正再発防止のための改革委員会が最後に開かれたのは6月12日であり、そこから1ヶ月以上音沙汰がないあたり、さすがエリート様は燃料投下にも隙がない。
理研には最期までこのままの姿勢を貫いていただき、日本の理化学史に名を残して貰いたい。反面教師として。
別に「チッうっせーな反省してまーす」とは思わない (スコア:0)
不必要に死人を増やす必要はない。今はSTAP細胞が存在するか否かが一番重要。そのための研究予算も組まれてしまった事だし、
11月まではマッタリ待ってもいいだろう。
それに理研が組織ぐるみで偽装していた訳じゃない(と思われるし。だってこういう重大な理研の発見で再現できないことって今のところSTAP細胞以外聞かないでしょ。)。
調査委員会についてもだいたい手に入る資料では討論し尽くしただろうし。
一連の話で一番ひどかったのは「先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会」→早稲田大学の調査委員会が「内容の信憑性が低く、学位が授与されることは到底考えられない」としながらも、認められた不正は博士号を与えた判断に重大な影響を与えていないとして、「博士号取り消しに該当しない」
http://science.srad.jp/story/14/07/22/0551229/ [srad.jp]
# それに調査委員会のメンバーも学会&入試シーズンで忙しいだろうし(ぼそっ)
Re:別に「チッうっせーな反省してまーす」とは思わない (スコア:1)
死人を増やす必要がないのには同意するけれども。
世間の興味や科学的な意義はともかくとして、理研そのものの問題点を考えるなら、むしろSTAP細胞の有無こそ二の次でしょう。
理研の問題点は「20日程度の調査でねつ造と判断できるレベルの論文を発表した」ことなんで、例えばSTAP細胞があると実証できた所で「じゃあ再発防止策は要らないです」とはならないし、組織ぐるみの偽装でないからといって「小保方以外の理研の論文は信頼に足る」って事にもならない。
調査委員会が忙しいのはまあ仕方ないとしても、理研側の再発防止アクションは委員会からの報告を受け取ってから一ヶ月以上音沙汰も無い状態で「真摯に取り組んでいます」とか、阿呆としか言いようが無い。
今からでも調査委員会から指摘があった点を随時埋めていって、それこそ来年度の通常国会開催までに全部解決の目処を付けられんようだと、「理研って要らなくね?」って話をしなきゃならんと思うんだけど。