Mc.Nの日記: ブログ運営とアフィリエイト 11
2ちゃんネタは誰のもの? スレ紹介ブログの閉鎖相次ぐをメモ。
#スラド的には好物なはずなのだが何故か取り上げられないようだ。
今回の件はアフィリエイトで月300マソの売上げを自慢してしまった事に端を発しているものと考える。
月300円の収入であれば「能無しブロガー、更新乙。」で終わっていた可能性が高い。
要は嫉妬だ。
社会でも学校でもこの手の嫉妬は絶えない。
例えばテストで学年トップでも取った奴が「あんなのは偶然、偶然」とはぐらかし、良い成績を庶民の嫉妬から目を逸らす世渡り上手はよくある話だ。今回の件は「そんなの努力の結果じゃん。努力すればこの位可能だよ?」って不用意にも公言してしまったのが不味かったように思える。こうなると協調性が無いだの、奴は責められて当然だの嫉妬に火が付くと止まらない。勝ち組が目立つと些細な事まで嫉妬の対象になるのは最近のニュースを見ても明らかだろう。株に影響を与えているバーナンキ議長や福井総裁より、村上ファンドが話題に挙がる所を見ると日本の景気より村上氏個人への嫉妬が視聴者とテレビ局の「好物」になっているように思えてならない。
視聴者の見たい報道を、見やすいように加工しお茶の間に届けるのが報道の仕事だというのであれば、それは私が知っているジャーナリズムとは違う。「常に多数決が正しいのであれば政治家は要らない。もしそうなら家庭に○×ボタンを設置した方がはるかに安上がりだ」と言い放った米国の政治家の話と似た印象を受ける。
引用という面からしてみても他よりは悪質な部類にはならないだろう。引用元は明らかだし、主従の関係だって「アフィリエイトを主、2ちゃんのカキコを従」という傍から見れば随分手前勝手で不愉快な理屈も通らないわけでもなさそう。クレジットだってちゃんと「名無しさん」って書いてある。
むしろニュー速に見られるニュースサイトコピペの方が著作権面で問題が大きいように見える。引用元すら明らかにせず「某掲示板」などとはぐらかしつつ転載しまくる奴もいれば、祭りサイトと称し個人のブログをコピペするヲチ板もある。この場合、例え問題になったとしても決まって「末端信者の早まった行いで、当局には直接関わり無く遺憾」という対応になる。
それなんて鉄砲玉?
それなんて期待族?
一連の行動を組織立った行動と見ることは出来ないのかな。
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若干、話は逸れる。
確かに報道の事実については著作権は無い。それは明らかだ。コピペを見る限り、報道と記者の見解の切り分けが出来ていない場合が多く見られる。記者の見解は、報道の見方を示唆するものであり、その見方に対しては著作権が絡むと見るのが順当ではないかと考える。新聞記事は、報道と見解を織り交ぜているのでその分離が難しい。なので新聞記事を利用する場合、引用と言う手法が必要不可欠となる。記者の見解の無い、一次情報だけの記事は解釈が難しく他のニュースとの組み合わせ等は、その分野に詳しくない限り、思い浮かばないはずだ。そこに独創性が無いと結論付けるなら、記者は必要ない。機械的に一次情報を収集するロボットに任せればニホンジンの高い人件費を浮かせる事が出来るのではないか?
釣ると思ってた側が豪快に釣られたからかな (スコア:0)
ブログ連とやらが裏で結託してブームを作り出していたってのが
名無しさん達の琴線に触れたってのが結構大きいんじゃないでしょうかね?
Re:釣ると思ってた側が豪快に釣られたからかな (スコア:1)
取り敢えず問題があると考えるなら、名無しさん達による従来型の集団私刑(祭り?)による解決ではなく自分達でルール作りでもしたらどうかとは思う。自分らがタダで提供した情報なんだからそれを利用する奴らは全てタダに汁!って「それってなんて GPL?」とか思わないでもない。
搾取する側から搾取される側に回られたらこの様ですか?と。
Mc.N
Re:釣ると思ってた側が豪快に釣られたからかな (スコア:1)
2ちゃんねる [2ch.net]のトップに記されたルール
「2ちゃんねるのデータ自体を利用して対価を取る行為はご遠慮下さい。」
に触れるから鎮火しなかった、と見ています。
# 2chには「私怨乙」という自浄作用は存在する。。多分。
2chのログ転載(引用?)で、閲覧数という対価を得ている訳で。
閲覧数をアフィリエイトで現金化(そしてそれを公言)して目立ってしまった。
「ご相談頂けないと面倒なことになるかも」が、
祭りという形で発現した典型例に見えます。
ひろゆき氏の「2ちゃんになんらかの貢献をすればいいんじゃない」は
*相談* に乗るよ、の意志表示だったのでしょう。
転載ブログ閉鎖で、誰も幸せにならない結末は残念です。
Re:釣ると思ってた側が豪快に釣られたからかな (スコア:1)
上記の警告は、例えば2ちゃんのログを無断で販売したり書籍化するのを防ぐ意味での警告ではないかと思っています。
どうも「無断リンク禁止」にも似た流れを感じます。少なくとも法で認めれられている「引用」より上記の俺ルールを死守しなければならないとは思えません。
ルールを守って欲しいのであれば、自らルールを守る態度が必要でしょう。例えば「無断リンク禁止」「無断転載禁止」を謳ったサイトにリンクし祭りになり閉鎖になる、そういう流れをよく2ちゃんではよく見ます。未だにね。
自分達の俺ルールは守るべきで他人のサイトの俺ルールは興味無しでは、少なくとも私の心には響かない。 これは2ちゃん運営側が発動する権利であって参加者にはなんら関係の無い警告ですよね。アフィリエイトが問題であるならばまず運営側がアクションを起こす必要があるでしょう。
名無しの市民警察として匿名の絶対正義を振りかざす様は見ていられないですよ。まるで著作者ではないのに GPL 違反を口にする GPL 厨を見ているようで。 そうですね。
唯一、平和的解決が出来そうな流れだったのですが時期が遅かったのかもしれないですね。
Mc.N
Re:釣ると思ってた側が豪快に釣られたからかな (スコア:1)
いわゆる「転載ブログ」に関しては、元URLすら記さない
引用とは呼べないものが多数あったと記憶しています。
2ch運営側は「無断転載/盗用」と判断しているようです。
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1148932680 [2ch.net]
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1149067232 [2ch.net]
最終判断は裁判所に依らないとできませんが、私も2ch運営と同意見です。
無断転載という前提で見ているので「俺ルール従え」も至極当然。
私刑の是非に関してもいろいろと語りたいのですが、
「私刑」「祭」「匿名の絶対正義」辺りの定義から
始めないといけないので割愛します。
# 一応、私の立ち位置としては「私自身の美的感覚とは違う」
# 「法の範囲内での私刑は消極的賛同」といった具合。
Re:釣ると思ってた側が豪快に釣られたからかな (スコア:1)
確かに引用というルールを逸脱した page が結構あったのは気になっています。傍から見ている感じだと2ちゃん内外の気軽な転載癖が2ちゃんの外に出ても同じルールを適用してしまった、というのが不味かった対応のように見えます。
運営側の削除依頼については特に違和感は無いです。
今回は削除して仕切り直しした方が良さそうですね。
その上でルール作りを希望したい。
無断転載の多さからすれば2ちゃんの方がかなり多いしそろそろ問題視すべきでしょう。 集団的私刑ってのは歯止めが掛からないのが私には気がかりなんですよ。
一人一人は軽くケリを入れたつもりだけど 50 人が一斉にケリを入れれば致死に達する可能性が高いわけで。
Mc.N
Re:釣ると思ってた側が豪快に釣られたからかな (スコア:1)
上記の件は各自が持ち合わせている「常識」や「道徳」の違いで折り合いは付かないんじゃないかと考えています。なので多分、分かり合える部分は殆ど無く平行線を辿るという、不毛な状況に陥る可能性が高いのですが自分の中のモヤモヤを整理したい気もあります。
気が向いた時で構わないんで纏まったものが見れると嬉しいです。
書く意志があるなら私は何年でも待ちますよ (^^;。
Mc.N
私刑の是非 (スコア:1)
そんなに美味しいものじゃないので(w)概要だけ。
マイナスイメージバラまくのも制裁行為。
世間の行いの半分(ネガティブな側の全部)は私刑と見るべきだ。
# あの店不味いから二度と行かない == 一人で経済制裁
私刑がまとまった(まとめた?)のが「祭」。
私刑執行者ひとりひとりの判断には干渉のしようがない。
各自の常識/道徳に任せるしかない。
もちろん自由には責任がついてまわる。
執行者の示した大義名分が間違えていると(周りに)思われれば
自身が祭られる諸刃の剣。私刑執行側にはその覚悟を求めたい。
制裁行為も各自の判断次第(概してスレの誘導に従う輩が多いが)。
*執行者の権限* 内で行われる制裁には干渉しない。
不買だろうが、コメントスクラムであろうが、電話であろうが。
# 余談だが電波少年の末期、「♪鳩山くんちの由紀夫君」
# コーラス隊は質疑応答の時間に鳩山由紀夫の許可の上で歌った。
# 私刑執行者の権限内での出来事なので賛同する。
制裁の動機(根拠)に比べ、制裁行為が行き過ぎる場合もありうる。
自身の常識/道徳に鑑みて*行き過ぎ*との判断し、
執行者を諌める言動も執行者に対する制裁行為。いわば「私刑」。
ちなみに、間違いや行き過ぎの場合って俗に言う「いじめ」の構図。
執行者に対する私刑が働かなかった不幸な例。
アレゲな趣味を持つと、他人に寛容(無関心と言わないで)になる一例として記す。
付録
近い考えのコラムが有ったので紹介。
ブログで自滅する人々 [nikkeibp.co.jp]
4回目のページをメインに読むとよさげ。
Re:私刑の是非 (スコア:1)
となると私刑には3つのパターンがありそうですね。
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(1) 個人→個人
(2) 個人→集団
(3) 集団→個人
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(1)と(2)については個人的私刑とでも名づけましょうか。
(3)は集団的私刑。
個人的私刑は特に否定はしないです。個人の中で収まっている範囲なら、まあその人の自由なわけでその自由まで取り上げたいとは思わない。ただ、例えば個人的私刑のつもりで自分のブログに「○の店員、最悪ー」とか書けばそれは集団的私刑にもなり得る、と考えます。
「こんな仕様、私がお客さんだったら納得行かないですよ!」と品質に対して若干喧嘩腰で会話を進める事をよくやるんだけど、傍から見たら俺が上に対して私刑を執行しているように見えるのだろうか。 (3) のケースですよね。
各自の常識や道徳に委ねられるしかない、と言うのは余りにも脆弱のように思えてならないんですよ。更にその後の責任を果たしているケースを言うのを見たことがない。今回の件に限らず、結果として「祭」によって閉鎖せざるを得ない状況に追い込まれたブログに対して、相当の責任を果たしたというケースを私は見たことがない。機会損出に対して誰が責任を取ってくれたのだろうか。
働ける奴に対して、働けない一庶民を騙る奴らに足を引っ張られる様はどうも納得がいかない。
「♪鳩山くんちの由紀夫君」の方は主謀者が分かっているケースなのでそれなりのリスクと責任を背負ってのネタなので私としては違和感は無いです。仮に1庶民(名無しさん)の名の下に同じ事を企てるのであれば、それには反対したい。リスクと責任が希薄すぎる。
ということで一点、教えていただきたい。
(3)のケースで被害にあい、名無しさんがそれ相当の責任を負ったケースというのを知りたいです。
#もしかして仕組み上 Winny も (3) の一種かと思えてきた。
#「自分に優しく他人に無関心」という時代なんですかね。
Mc.N
Re:私刑の是非 (スコア:1)
> (3)のケースで被害にあい、名無しさんがそれ相当の責任を負ったケースはある?
質問を質問で返す野暮をお許しください。
「祭」の被害とは何でしょう?
「blogが閉鎖した」が例示されましたが、
アカウント停止の権限を持つのはblog主とごく僅かの関係者。
blog主の考えで閉鎖しておいて、
その責任を「名無しさん」に問うのは無理がある。
# しかも傍目には「逃亡」に見える!
これは私個人の判断です。
閉鎖の責任を問うべきだ、との声が高まれば動きになるのでしょうが、
そんな例は「ネトラン厨」として蔑まれる、程度しか知りません。
この蔑みが「それ相当の責任を負った」かの判断はお任せします。
度が過ぎて放火予告、警察の厄介になったなんて噂は聞いています。
特殊例だという気がしますが。
> 名無しさんによる「♪鳩山くんちの由紀夫君」は反対
古い話が通じて良かった(ぉ
Re:私刑の是非 (スコア:1)
私、開発者びいきなんです。
昔ほどじゃないけど作る人(開発者:この例ではブログ記載者)と使う人(利用者:この例ではブログ閲覧者)の比率って、今でも作る人が圧倒的に少ないです。私は作るのが大好きで作る仲間が増えることがとても嬉しく感じています。
モノ作りと言うのはそれなりの責任を負わされるのは仕方の無いことだし、モノ作り初めの頃はミスが多発するのは仕方の無いことです。だけど作り続けることによって大半は、上手になったり価値のあるものを提供出来るようになります。また若干の責任感はモノ作りの向上にとって必要とも考えています(ID で発言しているのも私なりの若干の責任感によるものと閲覧者へのサービスと言う面が大きいね)。
この小さなキッカケを摘む行為がどうしても許せない。お前らはモノを作ったことが無いのか?と。
無下に「祭」によって立ち上がれない程のダメージを負って二度と這い上がれなくなったケースを多々見られる。それでも少数の人は這い上がれることもいるけど、その人たちは無償で価値のあるものを公開してくれる可能性ってかなり少ないんじゃないかと考えています。這い上がれなかった人の中には、昔ヤラレた仕返しなのか「祭」に参加する人もいるでしょう。因果応報好きな国民性ですしね。
海外と比べ開発者(特にフリーソフトウェア系)が少ない原因の一端でもあるように思えます。
ただでさえ臆病な国民性です。臆病がゆえに大義名分を得ると随分横柄な態度になるのも特徴的です(例えばナンバープレートにつける赤外線防止板とか)。こんな国民性で、皆のためにモノを作るということは並ならぬ覚悟と責任を必要とします。この覚悟と責任がゆえに、匿名がもてはやされているのだと考えています。
村上の兄さんが「この国はチャレンジャーに対して厳しすぎやしませんか?」と言っとりましたが、実は私も同感。いずれ稼げない国になるのは仕方の無いことかな、とも。
まぁ国民全員が作った流れです。私はそれに従うだけですがね。
Mc.N